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科目一覧へ戻る | 2023/03/18 現在 |
科目名/Course title | フランス語総合ⅡB(既習)/General French ⅡB |
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担当教員(所属)/Instructor | 越 森彦 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | フランス語フランス文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2023年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 木/THU 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 |
単位数/Credits | 4 |
副題 /SubTitle |
仏文精読ーより深く読むために |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
日本語に直訳しただけでは意味内容の分からない,あるいは,スマホの翻訳アプリでは絶対に訳せないような,難しい仏文を読むためには何が必要でしょうか.まず考えられるのは,基礎的な文法事項の徹底的な理解です.次に,語彙や成句の抱負な知識でしょう.しかし,いくら文法書と辞書を繙(ひもと)いてみても,分からないものはやはり分からない.何が欠けているのでしょうか.学習者向けに分かりやすく書かれたのではない,いわゆる「生の」フランス語を読み解くうえで,中級から上級へと向かいつつある学習者にもっとも不足しているもの.それは,フランス語独特の抽象的な表現が伝えようとしている意味内容を汲み取る力,要するに,深く読む力です.. 深く読む力を身につけるためには,精読の訓練が欠かせません.ざっと読んで大雑把な意味をつかんで満足するのではなく,一文一文,一語一語にまで目を光らせる読み方です. この授業では,精読に値する含蓄のある文章(文学作品,随筆,新聞記事,学術論文,哲学者によるコラムなど)の精読を通じて,知的な意味内容に富んだ文章を独力で読み解く力を養うことを目指します. なお,この授業は、ディプロマ・ポリシーの「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技能を身につけている」に対応しています. |
授業概要 /Course description |
フランス語総合ⅠAとフランス語総合ⅠBは事務的にはふたつの科目となっていますが,実質的には週2回の一科目です.したがって,以下のようになります. ・IAの続きをIBでやることもありますし,その逆もあります. ・試験は各学期に2回行います.これは,IAとIBの両方合わせて,各学期に2回という意味です.(IAで2回,IBで2回,計4回という意味ではありません.) ・IAとIBは同じ成績が付きます. |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
【前期】 第1回:第1課 第2回:第2課 第3回:第3課 第4回:第4課 第5回:第5課 第6回:第6課 第7回:中間試験 第8回:第7課 第9回:第8課 第10回:第9課 第11回:第10課 第12回:第11課 第13回:第12課 第14回:期末試験 第15回:まとめと復習 【後期】 第1回:Question du latin (Maupassant) No. 5〜9 第2回:Question du latin (Maupassant) No. 17〜27 第3回:Question du latin (Maupassant) No. 37〜43 第4回:Question du latin (Maupassant) No. 51〜59 第5回:Question du latin (Maupassant) No. 66〜75 第6回:Question du latin (Maupassant) No. 84〜92 第7回:Question du latin (Maupassant) No. 102〜111 第8回:Question du latin (Maupassant) No. 51〜111の復習 第9回:中間試験の解説 第10回:TCF対策 Compréhension écrite Niveau B2 第11回:TCF対策 Compréhension orale Niveau B2 第12回:新聞記事 第13回:雑誌記事 第14回:期末試験 第15回:期末試験の解説 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
少人数のクラスですので,毎回必ず,何回も当たります.分からない単語の意味を調べておくのは当然として,訳文を作っておくことが必要です.その際には,以下の点に注意してください.(詳しくは授業で説明します.) ・各単語の品詞は何か. ・従属節と句のまとまりはどうなっているか.(従属節は[ ]に,句は( )でくくるとよい.) ・修飾関係はどうなっているか. ・動詞の時制と法を確認する. ・代名詞の中身(指すモノや人)をハッキリさせる.(「それ・それら」で理解した気にならないこと.) 他にもありますが,授業でお話しします. 毎回の授業では、予習と復習に4時間程度が必要となります。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 『ヴレマン?文法を深めながら発見するフランス14章[第2版]』(Liliane Lattanzio 澤田直著)三修社 【参考書】 以下の参考書を手元に置き,不明点があってもなくても常に参照しましょう. 六鹿 豊『これならわかる フランス語文法―入門から上級まで』(NHK出版、2016) さらなる高みを目指す人には以下の参考書もお薦めします. 朝倉季雄 著,木下光一 校閲『新フランス文法事典』(白水社,2002) |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 平常点20パーセント,試験80パーセントずつ,合計が60パーセント以上を合格とします. 【評価基準】 毎回指名を受けて訳文を発表をすることになりますので、成績評価・単位認定においては試験だけでなく平常点も重視します。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 試験については,不正解の多かった問題を中心に解説します. 授業中では,皆さんにまず訳文を発表してもらい,それに対するフィードバックとして授業を展開していきます. |
備考 /Notes |
この授業では以下の要素を取り入れています。 【発表(プレゼンテーション)】 |