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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | フランス文学概論/French Literature(Introduction) |
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担当教員(所属)/Instructor | 越 森彦 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | フランス語フランス文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 木/THU 1 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
初めて読むフランス文学 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
16世紀から20世紀まで、フランス文学の代表的な作品を抜粋で読んでいきます。その際には,以下の3点に着目します。 1.作品が書かれた時の社会的・歴史的背景(どんな時代に書かれた作品なのか) 2.作者の思想(作品を通じて作者は何を伝えようとしているのか) 3.作品の文体的特徴(作者は文章を書くにあたってどのような工夫をしているか) 以上の3点について、考察に必要となる専門的な知見を身につけることを第一の達成目標とします。この授業を通じて、食わず嫌いはやめて、フランス文学のおもしろさに目覚めましょう。 第二の達成目標は、同じく以上の3点について、自分の考えをまとめられるようになることです。論理的なレポートの書き方を学びましょう。 |
授業概要 /Course description |
演習科目ですので、教師が一方的に話すだけの講演会のような講義はしません。授業では学生との対話を重視します。学んだ知識を活用して自分の意見・解釈を述べることが常に求められます。あてられなくても、積極的に発言しましょう。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:16世紀のフランス文学:ルネッサンスとユマニスム 作品研究:『ガルガンチュア』『エセー』(「子供たちの教育について」) 第2回:17世紀のフランス文学(1):古典主義 作品研究:『ラ・ロシュフコー箴言集』『ル・シッド』『アンドロマック』 第3回:17世紀のフランス文学(2):作品研究:『人間嫌い』『クレーヴの奥方』 第4回:18世紀のフランス文学(1):啓蒙主義 作品研究:『カンディード』 第5回:18世紀のフランス文学(2):作品研究:『マノン・レスコー』『告白』 第6回:レポートの書き方 第7回:19世紀のフランス文学(1):ロマン主義 作品研究:『アドルフ』『赤と黒』『レ・ミゼラブル』 第8回:19世紀のフランス文学(2):レアリスム 作品研究:『ゴリオ爺さん』『ボヴァリー夫人』 第9回:19世紀のフランス文学(3):自然主義 作品研究:『ベラミ』『ボヌール・デ・ダム百貨店』 第10回:20世紀のフランス文学(1):シュールレアリスム、不条理劇、ヌーヴォーロマン 第11回:20世紀のフランス文学(2):作品研究:『異邦人』『嘔吐』 第12回:フランス語の歴史(1)紀元前51年〜9世紀 第13回:フランス語の歴史(2)10世紀〜現代 第14回:期末試験 第15回:期末試験の解説とレポート講評 皆さんの興味関心と担当教員の専門領域に応じて、取り上げられる作品はクラスごとによって若干異なる場合があります。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・予習:次回に取り扱う作品の抜粋を読んで、おおよその内容を把握しておく。 ・授業中:しっかりノートを取り、解説された固有名詞やキーワードをよく復習しておく。 ・復習:授業で獲得した知識をもとにして作品を読み直し、気づいた点や疑問に思った点をまとめておく。 各授業における予習復習には4時間程度が必要です。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 鹿島茂『フランス文学は役に立つ!』NHK出版 2016. ISBN 4140351454 また、各担当教員の作成したハンドアウトを用います。 【参考書/Reference books】 初回の授業で「推薦図書リスト」をお配りします。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法/Evaluation】 レポート(50%)、学期末試験(50%) 【評価基準】 レポートは感想文ではなく、根拠によって裏打ちされた意見文であることが求められます。学期末試験では、文学史に関する基礎的知識の修得状況を問われます。 【課題に対するフィードバックの方法】 期末試験:最後の回で、正答率の低かった問題を中心に解説します。 レポート:最後の回で、添削したうえで返却します。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html