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科目一覧へ戻る | 2022/09/16 現在 |
科目名/Course title | 専門演習C/Reading French Texts (C) |
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担当教員(所属)/Instructor | 白井 恵一 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | フランス語フランス文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2022年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 木/THU 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 4 |
副題 /SubTitle |
19世紀フランスの小説家たち |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
・原書購読を通してフランス語のテクストの読解力を身につける。 ・19世紀の代表的な小説作品の講読を通して、文学の読み方を身につける。 ・フランス近代、特に19世紀の文学と文化の基本を理解する。 ・文学と文化について、自分の考えをまとめて説明することができる。 ・19世紀のフランス社会と文学の関係について知る。 〇この授業は、ディプロマ・ポリシーの「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技能を身につける」と「専攻する言語や文学、文化に関して、特定の問題を掘り下げ、自ら調査研究して考えをまとめることができる」に対応しています。 |
授業概要 /Course description |
フランスが近代社会へと変貌する19世紀、新しい人間と世界の表現形式が生まれてゆきます。19世世紀の主要な小説家をピックアップして、その生のテクストに触れることによって、19世紀文学やその背景となる社会と文化の全体像を大きく捉え、また「感じ取る」ことを目標にします。併せて、受講者が日常言語とは異なったレベルのフランス語テクストを、的確な日本語に翻訳する訓練を繰り返すことによって読解力の向上を目指します。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:ガイダンス(授業の内容と進め方などについて) 第2回:19世紀フランスの社会と文化についての概説 第3回:19世紀初頭の散文作品概説 第4回:ロマン主義の理論家たち 第5回:「私を語る」作家たち1:コンスタン、セナンクールの作品 第6回:「私を語る」作家たち2:シャトーブリアンの生涯と作品 第7回:シャトーブリアン作品読解 第8回:「私を語る」作家たち3:ミュッセの生涯と作品 第9回:歴史と小説 第10回:ユゴー、ヴィニーの作品 第11回:メリメ、デュマの作品 第12回:女性と小説 第13回:スタール、サンドの作品 第14回:レアリスムへ 第15回:まとめと展望 第16回:後期授業ガイダンス 第17回:19世紀後半のフランス社会 第18回:ロマン主義からレアリスムへ(概説) 第19回:スタンダールの生涯と作品 第20回:スタンダール作品読解 第21回:バルザックの生涯と作品 第22回:バルザック作品読解 第23回:フロベールの生涯と作品 第24回:フロベール作品読解 第25回:ゾラの生涯と作品 第26回:ゾラ作品読解 第27回:反転したレアリスム~幻想の系譜 第28回:ネルヴァルの生涯と作品 第29回:ネルヴァル作品読解 第30回:まとめと展望 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
毎回の授業で数名の受講生にテクストの翻訳を担当してもらい、教員および受講者同士の質疑応答をした後、教員の解説を加えるという形式になります。担当者が予め指示された箇所を適切な日本語にしておくことはもちろんですが、担当者以外の受講生も該当箇所を事前にしっかり読み、わからない単語は辞書を調べ、文脈が取れるようにしておいてください。 訳文や解釈を提出することを求めることがあります。 また授業後には十分な復習をして、知識の定着を図ってください。その成果が期末レポートに反映することになります。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 使用するテクストはプリントにして配布します。 【参考書】 必要な参考書は授業進行に応じて適宜指示します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 学期末の筆記試験は行いません。 成績評価は2~3回に1回程度提出された課題を総合的に評価して行います。 ただし学期最終授業の課題として「授業のまとめ」レポートを提出してもらいます。これを評価の20%とします。 【評価基準】 課題・レポートの評価は、伝達力のある和訳、作品の特徴をとらえた簡潔なまとめの達成度、論理構成、表現力、情報の正確さと密度・充足度の達成状況で評価します。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 毎回解説を掲示するほか、質問にはメール等で随時対応します。 |
備考 /Notes |
【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |