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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/18 現在

科目名/Course title 専門ゼミ/Seminar (third and fourth years)
担当教員(所属)/Instructor 越 森彦 (文学部フランス語フランス文学科)
授業科目区分/Category フランス語フランス文学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2023年度/Academic Year  通年/ONE-YEAR
開講曜限/Class period 火/TUE 3
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 4
副題
/SubTitle
レトリックー言葉による説得の技術でフランス文学を学ぶ
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
このゼミは、以下のことを達成目標に掲げています。
1.自らテーマを発見し、自ら問いを立て、自ら答えを出せるようになる。つまり、自分の頭で考え、自分の意見を持てるようになる。
2.自分の意見を他者と共有する言語技術(レトリック)を身につける。
以上の目標を達成する手段として、文学研究ほど優れたもの、おもしろいものはありません。まずは、自分の研究対象となる文学作品と見つけることから始めましょう。

なお、この授業は、ディプロマ・ポリシーの「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技能を身につけている」、「専攻する言語や文学、文化について、特定の問題を掘り下げて、自ら調査、研究して考えをまとめることができる」、「異文化と自文化とを見渡す豊かな教養をもとに、多様な人々と協同し、対話する能力を身につけている」に対応しています。
授業概要
/Course description
以下の点を授業の基本原則としています。
・皆さんは、研究対象となるフランス文学作品を自分で選びます。
・研究発表では、以下の点について自分の意見を述べます。
(1)作家は作品を通じてどのようなメッセージを読者に伝えようとしているか。
(2)そのメッセージを伝えるために、作家はどのような言葉の工夫(レトリック)を用いているか。
最初に、誰かが自分の研究について発表をします。(15分以内)
その後、グループごとに分かれて発表についてディスカッションをし、次に、質疑応答を行います。(合わせて30分程度)
・後期はディベートを行います。モーパッサンの短編小説を課題作品とする予定です。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:ガイダンス:ゼミの目的と進め方について。ゼミ生の自己紹介。レトリックについての説明。
第2回:越による研究発表のデモンストレーション
第3回:研究発表の準備(1)研究作品の確定
第4回:研究発表の準備(2)プロットの作成
第5回:研究発表の準備(3)研究テーマの発見
第6回:研究発表の準備(4)問いの設定
第7回:研究発表の準備(5)根拠の確定
第8回:研究発表の準備(6)発表資料・レポートの体裁 (Wordの使い方)
第9回〜第15回:4年生の研究発表

後期
第1回〜第6回:3年生の研究発表
第7回:ディベートについての説明
第8回〜第12回:グループに分かれてディベートの準備*
第13回〜第15回:ディベート

*ディベートの準備の際には、毎回ワークシートが配布されます。
準備学習・履修上の注意
/Notices
予習:資料をあらかじめ読み、疑問点を明らかにしておきましょう。また、「〜とはなにか」「〜とは誰で何をした人か」「〜が〜なのはなぜか」などの質問を宿題として出された場合は事前に調べておくこと。
復習:ノートをよく読み返し、授業で習った用語の名称と意味を覚えておくこと。また、復習の結果、理解していない点が判明したり疑問点が生じた場合は、次回のゼミで必ず質問すること。
各ゼミにおける予習復習の合計時間は4時間程の予定です。

なお、フランス語の勉強のためにも、発表の配布資料に文学作品を引用する際には、日本語訳だけでなくフランス語の原文も載せることが望ましいです。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
プリント教材を配布します。
【参考書】
ガイダンスで参考図書リストを配布します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
発表/ディベートの準備 20%
発表後の質疑応答/ディベートのフィードバックへの貢献 20%
研究発表/ディベート 30%
レポート 30%
卒業論文履修者は、卒業論文を提出しなかった場合には「専門ゼミ」が不合格となります。

【評価基準】
発表とレポート:自分の意見を説得的に展開しているか。適切な表現を使っているか。
ディベート:議論に貢献しているか。他者の意見を批判的に検討しているか。

【課題(レポート)へのフィードバックの方法】
レポートは添削したうえで返却します。
備考
/Notes
このゼミでは以下の要素を取り入れています。

【討議(ディスカッション,ディベート】
【グループワーク】
【発表(プレゼンテーション)】

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