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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2022/03/14 現在

科目名/Course title フランス文化研究F/French Culture (F) (Research)
担当教員(所属)/Instructor 佐藤 恵美子 (文学部フランス語フランス文学科)
授業科目区分/Category フランス語フランス文学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2022年度/Academic Year  通年/ONE-YEAR
開講曜限/Class period 木/THU 4
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 4
副題
/SubTitle
フランスの生活文化と社会
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
この授業では、フランスの生活文化をテーマとして取り上げます。生のフランス生活における風俗習慣を学びながら、フランス人気質や文化・社会の特質に対する理解を深めましょう。さらに、その根底にあるフランス的思考様式や価値観がどのようなものであるか、それを自ら探る思考力を養い、自分の言葉で説明できることを目指します。

この授業は、ディプロマ・ポリシーの「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技能を身につけている」と「専攻する言語や文学、文化について、特定の問題を掘り下げ、自ら調査、研究して考えをまとめることができる」に対応しています。
授業概要
/Course description
フランスの生活全般についての知識と、文化や社会情勢の理解

まず文化の違いについて問題意識を喚起した上で、フランスの日常生活や文化における特徴について、日仏の相違や対比を交えながら講義を行います。学生の皆さんが特に関心を寄せる題材であれば、さらに発展させることもあります。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第 1回:ガイダンス(授業の概要、注意事項など)、小アンケート(動機や関心事)
第 2回:文化の違いとは何か① : コロナ禍で激変 ?「マスク着用」をめぐって
第 3回:文化の違いとは何か② : 「土足か素足か、それが問題だ」
第 4回:文化の違いとは何か③ : 「ヌードルハラスメント」には勝てない
第 5回:カルチャーショックについてのまとめ
第 6回:生活環境の違い① : 大気と水質
第 7回:生活環境の違い② : 気候と服装、四季の変化
第 8回:フランス人気質とつき合い方
第 9回:フランス流マナーと礼儀作法
第10回:環境的要因と対人意識についてのまとめ
第11回:フランスの年中行事① : ( ノエルと復活祭 )
第12回:フランスの年中行事② : ( Soldesと金銭感覚、バカンスの過ごし方 )
第13回:フランスの映画文化① : 社会における映画の在り方、作品鑑賞
第14回:フランスの映画文化② : 作品鑑賞( 続き )、解説とディスカッション
第15回:前期のおさらいと総括
第16回:ガイダンス : 授業計画と目標
第17回:フランスの現在① : フランスの恋愛事情
第18回:フランスの現在② : 婚姻関係( 事実婚、PACS、同性婚、離婚 )
第19回:フランスの現在③ : 家族観、これからの家族像( 養子縁組、再婚家庭 )
第20回:個人主義と連帯意識について( まとめ )
第21回:フランスの現在④ : ジェンダー問題( 性、女性蔑視、♯Me Too運動 )
第22回:合理主義、抑圧からの解放について( まとめ )
第23回:フランスの現状① : 社会問題( 移民問題と人種差別 )
第24回:フランスの現状② : 経済問題( 失業率と格差、「黄色いベスト運動」)
第25回:人権と普遍的価値「自由、平等、友愛」について( まとめ )
第26回:フランスの食文化① : フランスの代表的料理、定番メニュー
第27回:フランスの食文化② : フランス人の食習慣とマナー
第28回:フランスの食文化③ : 年中行事と食べ物
第29回:フランスの食文化④ : 地方の郷土料理と名産
第30回:フランスの食文化について( まとめ )
準備学習・履修上の注意
/Notices
【 授業外学修の内容 】
毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。

【予習】
次回のテーマについて、自分が何を知りたいのか、あるいは何を理解したいのか問題点を整理して授業に臨むこと。予備知識を得るために下調べを課題に出すことがある。

【復習】
講義内容を確認して、新たに発見したこと、気づいた点や疑問点など自分の考えをまとめておくこと。リアクションペーパーとして提出が求められることがある。

各授業における予習・復習時間数の平均は1時間程度を想定。
教科書・参考書等
/Textbooks
教科書は指定せず、テーマに応じて参考となる資料を適宜配布し、参考書を紹介する。


成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
平常点( 授業への参加・貢献、提出課題 )40%、学期末レポート60%を目安として総合的に評価する。

【評価基準】
平常点は、授業への積極的な参加(発言や質問、要望・提案など)や講義内容の理解度で評価される。また、提出課題で自らの見解が述べられている点も重視される。学期末レポートは、課題テーマについての論理的構成力と調査能力、記述・表現の適切さ、持論の展開における独創性を評価基準とする。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
manabacourse を利用して、レポート、リアクションペーパーにコメントを返す。
備考
/Notes
上の授業計画は予定であり、必要に応じて変更する場合もある。

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