科目名／Course title	仏語科教育法ⅠＢ／Teaching Methodology: French Ⅰ(B)
担当教員（所属）／Instructor	大塚　陽子 (文学部フランス語フランス文学科)
授業科目区分／Category	フランス語フランス文学科専門科目
授業形態／Type of class	演習
開講期／Semester	2025年度／Academic Year 　後期／AUTUMN
開講曜限／Class period	火/TUE　3
対象所属／Eligible Faculty
対象学年／Eligible grade	3年 , 4年
単位数／Credits	2

副題 ／SubTitle	中等教育におけるフランス語教育：授業活動の計画と実践
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	具体的な授業場面を想定した授業設計と模擬授業の実施をとおし、フランス語教員として不可欠な資質と能力の向上を目指します。
授業概要 ／Course description	仏語科教育法ⅠＡで得た知識をもとに授業プランを立て、プランを踏まえた模擬授業を行います。また、指導する上で教師が必要とするフランス語の知識（発音・文法・語彙等）やフランス語圏文化・社会に関する知識のブラッシュアップを図ります。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第1回 : 評価の意味と方法  第2回 : 学習指導案の作成と注意点 第3回 : 授業の進め方 (1)：コミュニケーション重視の授業　　　　 第4回 : 授業の進め方 (2)：文法理解のための授業　 第5回 : 授業の進め方 (3)：他領域とつながる授業 第6回 : 授業内活動：アクティビティーとタスク 第7回 : 学習目的に合わせた練習問題や資料の作成 第8回 : 模擬授業 (1)：発音指導・聞き取り指導 第9回 : 授業改善のための分析 (1) 発音・聞き取り 第10回 : 模擬授業 (2)：文法の指導と課題作成 第11回 : 授業改善のための分析 (2) 文法 第12回 : 模擬授業 (3)：コミュニケーション活動の指導 第13回 : 授業改善のための分析 (3) コミュニケーション 第14回 : フランス語実力テスト 第15回：実力テストのフィードバックと総括
準備学習・履修上の注意 ／Notices	フランス語を教えるために必要な力を育むために、ほぼ毎回、フランス語の表現や文法についての反転授業を取り入れます。 各授業における予習復習時間数の平均は4時間程度かかると想定されます。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 フランス語の教員になるためには、高いフランス語能力を有していなければなりません。フランス語能力を高めるための自主学習を積極的に行うことが求められます。 なお、本授業の単位を取得するためには、授業内で実施するフランス語実力テストで合格点を取得する、あるいは実用フランス語検定2級以上またはヨーロッパ言語共通参照枠B1以上のフランス語能力（証明書の提示が必須）を有することが必須となります。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】 文部科学省『中学校学習指導要領解説外国語編』平成29年告示版  文部科学省『高等学校学習指導要領解説外国語編・英語編』平成30年告示版 武井由紀他『フランス語の学習指針　日本の中等教育におけるフランス語教育のために』2019  (以上はインターネット上で閲覧・ダウンロード可、入手方法は授業内で指示) 【参考書】 中村啓祐、長谷川富子『フランス語をどのように教えるか』駿河台出版社、1995  吉島茂、大橋理枝『外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠』朝日出版社、2014 六鹿豊『これならわかるフランス語文法　入門から上級まで』NHK出版、2016 菊地歌子『フランス語発音トレーニング［増補新版］白水社、2019
成績評価の方法 ／Evaluation	課題（授業指導案作成、教材作成）［20％］、模擬授業［30％］、ならびにフランス語実力テスト［50％］で評価する。なお、本年度中に外部テストにより資格（CEFR B1以上）を取得をした場合はそれも考慮する。 【評価基準】 課題：授業で扱った内容を理解し、それらについてよく考察した上で、実現可能な授業指導案や教材を作成しているか 模擬授業：授業指導案に基づいた授業を的確に行うことができるか フランス語実力テスト：実用フランス語検定２級以上またはヨーロッパ共通参照枠B1以上のフランス語能力、またはそれと同等と見なされる能力を有するか 【課題（試験やレポート）に対するフィードバックの方法】 課題・模擬授業・試験には口頭で、またはmanaba course経由でコメント等を返します。
備考 ／Notes	・この授業は、課題解決型学習、ディスカッション、グループワーク、プレゼンテーション、反転授業、実技を取り入れています。 ・この授業はICTを活用した双方向型授業（タブレット端末を使用しオンラインによる資料作成等）を取り入れています。 ・この授業は高等学校における講師（フランス語）としての実務経験のある教員による授業であり、実際の教育現場における教育指導経験を生かして実践的授業を行うものです。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html