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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title フランス社会文化演習ⅡA/French Society and Culture ⅡA
担当教員(所属)/Instructor 白井 恵一 (文学部フランス語フランス文学科)
授業科目区分/Category フランス語フランス文学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 木/THU 3
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
文学で読む19世紀前半のフランス~ロマン主義からレアリスムへ
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
・原書購読を通してフランス語の文学的テクストの読解力を身につける。
・19世紀前半の代表的な作品の講読を通して、文学の読み方を身につける。
・フランス近代、特に19世紀前半の文学と文化の基本を理解する。
・文学と文化について、自分の考えをまとめて説明することができる。
・19世紀前半のフランス社会と文学の関係について知る。
授業概要
/Course description
フランスが近代社会へと変貌する19世紀、様々な流派やジャンルが次々に表れるなかで、それぞれの代表的作家たちの作品を、年代順に読むことによって、19世紀文学やその背景となる社会と文化の全体像を大きく捉えることを目標にします。また併せて、受講者が日常言語とは異なったレベルのフランス語テクストを、的確な日本語に翻訳する訓練を繰り返すことによって読解力の向上を目指します。講義形式は最小限に抑え、生のテクストに触れることを中心にします。時代的にはロマン主義からレアリスムへの移行期を対象にします。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:ガイダンス(授業の内容と進め方などについて)
第2回:19世紀フランスの社会と文化の変貌(政治・経済・社会)
第3回:19世紀フランスの社会と文化の変貌(文化)
第4回:ロマン主義からレアリスムへ
第5回:スタンダール生涯と作品
第6回:スタンダール作品読解1
第7回:スタンダール作品読解2
第8回:バルザックの生涯と作品
第9回:バルザック作品読解(1)前期
第10回:バルザック作品読解(2)後期
第11回:ミュッセの生涯と作品
第12回:ミュッセ作品読解
第13回:文学と社会
第14回:現代社会と19世紀フランス
第15回:まとめと展望
準備学習・履修上の注意
/Notices
毎回の授業で数名の受講生にテクストの翻訳を担当してもらい、教員および受講者同士の質疑応答をした後、教員の解説を加えるという形式になります。担当者が予め指示された箇所を適切な日本語にしておくことはもちろんですが、担当者以外の受講生も該当箇所を事前にしっかり読み、わからない単語は辞書を調べ、文脈が取れるようにしておいてください。
訳文や解釈を提出することを求めることがあります。
また授業後には十分な復習をして、知識の定着を図ってください。その成果が期末レポートに反映することになります。
本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。
【授業外学修の内容】
毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
使用するテクストはプリントにして配布します。


【参考書】
必要な参考書は授業進行に応じて適宜教室で指示します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
学期末の筆記試験は行いません。
成績評価は2~3週に1回程度提出された課題を総合的に評価して行います。
ただし学期最終授業の課題として「授業のまとめ」レポートを提出してもらいます。これを評価の20%とします。

【評価基準】
課題・レポートの評価は、伝達力のある和訳、作品の特徴をとらえた簡潔なまとめの達成度、論理構成、表現力、情報の正確さと密度・充足度の達成状況で評価します。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
毎回解説を掲示するほか、質問にはメール等で随時対応します。
備考
/Notes
【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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