シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Course title フランス芸術文化演習ⅠB/French Art and Culture ⅠB
担当教員(所属)/Instructor 佐藤 恵美子 (文学部フランス語フランス文学科)
授業科目区分/Category フランス語フランス文学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2025年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 木/THU 2
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
フランス映画入門
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
フランスの社会と文化において、映画は重要な芸術ジャンルとして位置づけられています。フランスの人たちは、映画の発明者であるリュミエール兄弟がリヨン出身であることから、フランスこそ映画発祥の地であると自負しています。また、話題の新作や問題作が封切られると、きまって人々の共通の話題になります。つまり、映画は社会的コミュニケーションのツールとしても機能しています。
この授業では、フランス映画についての全般的な基礎知識を学びながら教養を深め、同時に映画の見方を探っていきます。その上で、わたしたちはなぜ映画を観るのか、映画とは何なのかについて理解を深めることを目指します。


授業概要
/Course description
フランス映画についての基礎知識と、その芸術性や社会性についての理解

前期では、フランス映画史を概観して基本的な知識を修得します。後期はテーマ毎に様々な切り口から、映画の社会的側面について考えてみましょう。学生の皆さんの要望に応えて、テーマを追加することもできます。授業では、なるべく画像や映像を採り入れて具体的に解説していきます。


授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第 1回:ガイダンス(授業の概要、注意事項など)、小アンケート(動機や関心事)
第 2回:フランス映画の魅力と楽しさ
第 3回:映画の黎明期( リュミエール兄弟 )、映画産業としての確立
第 4回:フランス映画の黄金期 : ルネ・クレール監督『巴里の屋根の下』
第 5回:フランス映画の成立についてのまとめ
第 6回:ドイツ占領下の最高傑作 : 『天井桟敷の人々』
第 7回:ドイツ占領下の最高傑作 : 『天井桟敷の人々』( つづき )
第 8回:フランス映画の安定期とヌーヴェル・ヴァーグ前夜
第 9回:ヌーヴェル・ヴァーグ以前についてのまとめ
第10回:映画的革命ヌーヴェル・ヴァーグ① : ゴダール監督『勝手にしやがれ』
第11回:映画的革命ヌーヴェル・ヴァーグ② : ジャック・ドゥミ監督『シェルブールの雨傘』
第12回:ヌーヴェル・ヴァーグについてのまとめ
第13回:ヌーヴェル・ヴァーグ以降の映画的潮流
第14回:フランス映画の現在
第15回:前期のおさらいと総括
準備学習・履修上の注意
/Notices
【 授業外学修の内容 】
毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。

【予習】
次回のテーマについて、自分が何を知りたいのか、あるいは何を理解したいのか問題点を整理して授業に臨むこと。予備知識を得るために下調べを課題に出すことがある。

【復習】
講義内容を確認して、新たに発見したこと、気づいた点や疑問点など自分の考えをまとめておくこと。リアクションペーパーとして提出が求められることがある。

各授業における予習・復習時間数の平均は4時間程度を想定。
教科書・参考書等
/Textbooks
テーマに応じて適宜配布し、参考書を紹介する。


成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
平常点( 授業への参加・貢献、提出課題 )40%、学期末レポート60%を目安として総合的に評価する。

【評価基準】
平常点は、授業への積極的な参加( 発言や質問、要望・提案など )や講義内容の理解度で評価される。また、提出課題で自らの見解が述べられている点も重視される。学期末レポートは、課題に対する適切なテーマの設定、論理的構成力と調査能力、記述・表現の適切さ、持論の展開における独創性を評価基準とする。

【課題( 試験やレポート )に対するフィードバックの方法】
授業において全般的な講評を行い、場合によっては内容を発展させる。またmanabacourse を利用して、レポートにコメントを返すこともある。
備考
/Notes
上の授業計画は予定であり、必要に応じて変更する場合がある。
後期科目「フランス芸術文化演習ⅡB」とセットで履修することが望ましい。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

科目一覧へ戻る