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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | フランス文学歴史研究G/French Literature and History (Lecture) (G) |
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担当教員(所属)/Instructor | 千々岩 靖子 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | フランス語フランス文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 月/MON 5 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
カミュ「客」を読む |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
仏領アルジェリア出身の作家アルベール・カミュ(1914-1960)の短編「客」を読むこと通じて、執筆背景となるアルジェリア独立戦争についての知見を獲得するとともに、文学テクストの解釈の仕方を学ぶことを目的とします。 |
授業概要 /Course description |
1957年に出版されたアルベール・カミュの短編集『追放と王国』に収録されている短編「客」を読みます。テキストは基本的に翻訳(カミュ『転落・追放と王国』大久保敏彦・窪田啓作訳、新潮文庫)を使いますが、適時原文も参照します。全体を網羅的に読みつつ、特に重要な場面をいくつかピックアップして、精読・分析します。この小説は執筆当時のアルジェリア戦争におけるカミュの苦しい立場を反映しています。それらを考慮に入れながら、テキストを深く読み解いていきます。また、この短編はバンド・デシネ化(ジャック・フェランデス『客』青柳悦子訳、彩流社)および映画化(『涙するまで、生きる』)されています。これらを比較することで、アダプテーションの問題についても考えてみる予定です。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:ガイダンス 第2回:アルジェリア・フランス領アルジェリアの歴史 第3回:カミュとアルジェリア戦争(1) 第4回:カミュとアルジェリア戦争(2) 第5回:「客」を読む 第6回:「客」を読む 第7回:「客」を読む 第8回:「客」を読む 第9回:「客」を読む 第10回:「客」を読む 第11回:「客」を読む 第12回:「客」を読む 第13回:「客」を読む 第14回:「客」を読む 第15回:まとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
この授業を履修する人は、事前に文庫(カミュ『転落・追放と王国』大久保敏彦・窪田啓作訳、新潮文庫)を手に入れ、「客」を読んでおくことが望ましい。 各回の授業外学習時間(予習・復習)には 4 時間程度かかると想定される 。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業で指示された課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 カミュ『転落・追放と王国』大久保敏彦・窪田啓作訳、新潮文庫 ジャック・フェランデス『客』青柳悦子訳、彩流社 【参考書】 授業内で紹介します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業への参加度・授業内課題(60%) レポートまたは授業内発表(40%) 【評価基準】 授業への参加度は、授業中に積極的に自分の考えを発言しているかどうか、授業で指示された課題をしっかり行なっているかどうか、予習を行っているかどうかを評価基準とします。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 授業にて行う。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html