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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | フランス芸術文化研究A/French Art and Culture (Lecture) (A) |
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担当教員(所属)/Instructor | 土屋 雅子 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | フランス語フランス文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 火/TUE 4 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
フランス歌曲の魅力を探る |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、フランス歌曲を通してフランス文化について考える。 フランス歌曲とはどのようなものか。どのような作品があり、特色や魅力は何なのか。 代表的な作品を取り上げ、詩と音楽の関係、作品の作られた様々な背景などを具体的に考察し、理解を深めていくことを目的とする。 |
授業概要 /Course description |
フランス歌曲の成立からの流れを辿り、ロマン派、高踏派、象徴派の詩に付けられた作品、また、擬古典趣味、異国趣味、動物をテーマにした作品などを取り上げる。 それぞれの作品を鑑賞し、詩を読み、フランス語の響き、リズム、音色といった言葉の持つ音楽性と歌曲がどう結びついているかを探る。また、詩人、作曲家、時代背景、他の芸術作品との関わり、当時の文化的事象なども考察する。 同じ詩を複数の作曲家が取り上げた作品の比較研究や、同じ作品を違った演奏家で聴き比べる事や、皆で演奏を試みる事も取り入れ、様々な角度からフランス歌曲の理解を深め、魅力を探って行く。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第 1回:授業の進め方の説明、フランス歌曲の概要説明 第 2回:ゴーチエ詩 ベルリオーズ作曲「ヴィラネル」「未知なる島」等 第 3回:ユゴー詩 フォーレ作曲「蝶と花」等 第 4回:ルコント・ド・リル詩 フォーレ作曲「リディア」、 ショーソン作曲「蜂雀」 第 5回:シルヴェストル詩 フォーレ作曲「もっとも甘美な道」「秋」 「歌の妖精」 第 6回:ボードレール詩 デュパルク作曲「旅への誘い」、 フォーレ作曲「賛歌」、 ドビュッシー作曲「噴水」 第 7回:ヴェルレーヌ詩 フォーレ、アーン、セヴラック作曲 「屋根越しに見える空は」 第 8回:ヴェルレーヌ詩 フォーレ、ドビュッシー作曲「月の光」 第 9回:ヴェルレーヌ詩 フォーレ、ドビュッシー、アーン作曲 「マンドリン」「ひそやかに」 第10回:擬古典趣味の歌曲 ドビュッシー作曲『ビリティスの歌』 第11回:異国趣味の歌曲 ラヴェル作曲『シェエラザード』より アジア 第12回:動物をテーマにした歌曲 シャブリエ作曲「小さなあひるのヴィラネル」「太った七面鳥のバラード」 第13回:動物をテーマにした歌曲 プーランク作曲『動物詩集』 第14回:試験とまとめ 第15回:試験のフィードバックと総括 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
この授業は、授業時に配布する資料をもとに授業を進め、毎回の授業が次の授業へと関連するように組まれている。 ・(予習)次回に取り上げる作品の作曲家、詩人について調べて来ること。 ・(復習)授業後は取り上げた作品の詩を、詩のリズムが感じ取れるまで音読 すること。音源をCDやインターネットで聴き、詩と音楽の関係を 確認し、気づいた点や問いをまとめること。 各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定される。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 毎回の授業で資料を配布する。 【参考書】 『ラルース世界音楽事典』福武書店 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 試験(60%)、 毎授業内のリアクションペーパー + 授業への参加度(40%) 【評価基準】 試験:授業で扱った作品に関する問題に解答出来る。 リアクションペーパー:授業で学んだ事、理解した事、 自らの考えが記述されている。 授業への参加度:積極的に発言し、授業に参加している。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 各授業におけるリアクションペーパーに書かれた質問や意見については、 manabacourseを利用し、コメントを返す。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html