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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | フランス芸術文化研究E/French Art and Culture (Lecture) (E) |
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担当教員(所属)/Instructor | 永井 玉藻 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | フランス語フランス文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 木/THU 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、①バレエの発展の歴史的経緯や、フランスをはじめとする国々の社会・文化とバレエとの関わりを、具体例を挙げながら説明できるようになる、②代表的なバレエ作品について、作品の文化的・社会的背景についての理解や、見どころを踏まえながら詳述できること、の2点を目的としています。最終的な到達目標として、自力で一つの作品を、口頭説明あるいは記述形式で説明できるようになることを目指します。 |
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授業概要 /Course description |
バレエは舞台芸術の一つで、17世紀後半から、主にフランスを中心として大きく発展した舞踊ジャンルです。この授業では、バレエがイタリアで生まれ、フランスに輸入されて発展し、ロシアで「完成した」と言われるまでの経緯、そしてバレエ・リュスの登場を経て現代に至るまでの歴史と、バレエの発展の背景となった各国の文化的・社会的状況を概説します。代表的な作品については、視聴覚資料の鑑賞をし、与えられたテーマに関して履修者間でのディスカッションを行なってもらいます。また、作品解説を作成できるよう、段階を追って執筆の練習を行います。 なお、2025年度もバレエ公演の観劇(希望者のみ、鑑賞作品は未定)を予定しています。観劇の際はチケット購入が別途必要になりますので、留意してください。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
以下の授業計画は当初予定であり、履修者の状況などに応じて変更する可能性があります。 第1回:イントロダクション〜バレエとは? 第2回:ルネサンス期からルイ14世時代へ 第3回:王立音楽アカデミーの設立とその位置づけ 第4回:ロマンティック・バレエとパリ・オペラ座 第5回:チャイコフスキー作曲の3大バレエとプティパ① 第6回:チャイコフスキー作曲の3大バレエとプティパ② 第7回:バレエ・リュスの登場 第8回:アメリカとジョージ・バランシン 第9回:イギリスの振付家たち 第10回:ドラマティック・バレエ 第11回:日本におけるバレエ文化の発展 第12回:コンテンポラリー・ダンスの世界 第13回:作品解説の準備① 第14回:作品解説の準備② 第15回:試験と評価 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
バレエの経験や技術の知識があると理解の役に立ちますが、必須ではありません。むしろ、この授業を通してバレエと出会い、自ら実際に劇場に足を運んで、観劇するに至るのが望ましいです。そのためには、バレエがどのような踊りなのか、どのような歴史の中で作品が作られ、見どころはどのような点なのか、を積極的に知ろうとする姿勢があることが求められます。 また、バレエは人体の動きが大きく関わる芸術分野なので、授業で紹介する作品については、映像資料や動画配信サイトなどを活用するなどして、予習・復習に役立てることを勧めます。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間(作品視聴時間を含む)を想定しています。特に古典作品は上演時間が長いため(2時間半〜3時間)、計画的に動画視聴を行うことを勧めます。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 適宜資料を配布します。 【参考書】 鈴木晶『オペラ座の迷宮 パリ・オペラ座バレエの350年』(東京、新書館、2013年)、渡辺真弓『パリ・オペラ座へようこそ〜魅惑のバレエの世界〜』(東京、青林堂、2016年)、永井玉藻『バレエ伴奏者の歴史 19世紀パリ・オペラ座と現代、舞台裏で働く人々』(東京、音楽之友社、2023年)など、適宜授業内で紹介します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 期末試験(50%)、各回授業のリアクションペーパーなど提出物、および授業への参加度(50%)によって行い、総合評価70%以上で合格とする。 【評価基準】 提出物は、授業の感想ではなく、授業の内容を理解した上で自らの意見や考察内容を論理的に述べることが出来ているかどうか、を評価基準とする。授業への参加度については、受講態度や質問、グループワーク内での発言などによる積極性といった受講態度を評価基準とする。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 試験後には良かった点、改善の必要がある点の解説を行う。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 舞台芸術実践プログラム指定科目 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html