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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | フランス生活文化研究G/French Life and Culture (Lecture) (G) |
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担当教員(所属)/Instructor | 辻川 慶子 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | フランス語フランス文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 金/FRI 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
パリの誘惑、地方の魅惑——19世紀フランスを中心に |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
ノートル=ダム大聖堂、リュクサンブール公園、カルティエ・ラタン、パレ=ロワイヤル、シャンゼリゼ通りといった場所から、カフェ、レストラン、劇場、ファッション、インテリア、社交生活まで、パリの姿は様々な文学や絵画で描かれ、人々を惹きつけてきました。一方で、「レジャーの誕生」とともに、都会を離れ、地方の田園、海岸、温泉地に赴くことの魅惑も高まっていきます。「19世紀の首都」ともいわれるパリの魅力、フランスの地方色の魅力はどのように生まれたのでしょうか。パリと地方に人々は何を求め、どのようなまなざしを向けたのでしょうか。このゼミでは、パリそしてフランスの地方の姿を、19世紀の文学や芸術作品などを中心に辿っていきたいと思います。19世紀のパリおよび地方を描いた文学作品、雑誌、ガイドブック、絵画を中心に理解を深めていきたいと思います。 |
授業概要 /Course description |
授業では、19世紀フランスを中心とした基礎知識の講義を行いますが、毎回、関連資料の読解、特定テーマの調査などで、数名に発表をしていただきます。テーマによってグループワークやディスカッションを行なっていただきますので、事前に入念な予習をした上で授業にのぞんでください。年間を通して文献調査やレポート執筆の方法についても説明します。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:導入 パリの誘惑、地方の魅惑 第2回:パリ情景前史:パリの歴史、メルシエ『タブロー・ド・パリ』(1) 第3回:パリ情景前史:パリの歴史、メルシエ『タブロー・ド・パリ』(2) 第4回:レストランの誕生、美食家の誕生(1):カフェ、レストラン 第5回:レストランの誕生、美食家の誕生(2):グルマンディーズ 第6回:レストランの誕生、美食家の誕生(3):食と文化遺産 第7回:まとめと復習、レポートの書き方 第8回:鉄道の誕生、レジャーの誕生(1):旅行の歴史 第9回:鉄道の誕生、レジャーの誕生(2):鉄道とガイドブックの時代 第10回:鉄道の誕生、レジャーの誕生(3):温泉街、海辺、自然再訪 第11回:鉄道の誕生、レジャーの誕生(4):ツーリストの誕生 第12回:歴史記念碑と文化遺産(1):文化財保護制度の歴史 第13回:歴史記念碑と文化遺産(2):修復と保存 第14回:復習と確認 第15回:まとめと評価 なお、進度は履修者の関心や理解度によって変化することがあります。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
授業では配布プリントを中心に進めます。毎回の授業の予習と振り返りを行なってください。授業において指示した課題を行なってください。 各回の授業外学習時間(予習・復習)には 4 時間程度かかると想定されます。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行い、授業において指示した課題を行ってください。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 配布プリント 【参考書】 L.S. メルシエ『十八世紀パリ生活誌 タブロー・ド・パリ』 (原 宏編訳、岩波文庫、1989年、全2巻) 山田登世子『メディア都市パリ』(ちくま学芸文庫、1995年) 石井洋二郎『異教の誘惑——旅するフランス作家たち』(東京大学出版会、2009年) 泉美知子『文化遺産としての中世——近代フランスの知・制度・感性に見る過去の保存』(三元社、2013年) 橋本周子『美食家の誕生——グリモと〈食〉のフランス革命』(名古屋大学出版会、2014年) その他は授業中に指示します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 口頭発表(20%)、平常点(30%)、期末レポート(50%) 授業への積極的参加、口頭発表、リアクションペーパーへの取り組み、期末レポートを見て総合的に評価します。 【評価基準】 授業で扱ったテーマを理解し自分の意見を述べることができること 積極的に発言し、授業へ参加していること 毎回のリアクションペーパーで以上の点が確認できること 期末レポートの評価基準は授業中に指示します。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 授業中のコメント、manaba courseなどを用いたコメントで行います。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html