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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title フランス生活文化研究G/French Life and Culture (Lecture) (G)
担当教員(所属)/Instructor 辻川 慶子 (文学部フランス語フランス文学科)
授業科目区分/Category フランス語フランス文学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 水/WED 5
対象所属/Eligible Faculty 文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
パリの誘惑、地方の魅惑——19世紀フランスを中心に
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 ノートル=ダム大聖堂、リュクサンブール公園、カルティエ・ラタン、パレ=ロワイヤル、シャンゼリゼ通りといった場所から、カフェ、レストラン、劇場、ファッション、インテリア、社交生活まで、パリの姿は様々な文学や絵画で描かれ、人々を惹きつけてきました。一方で、「レジャーの誕生」とともに、都会を離れ、地方の田園、海岸、温泉地に赴くことの魅惑も高まっていきます。「19世紀の首都」ともいわれるパリの魅力、フランスの地方色の魅力はどのように生まれたのでしょうか。パリと地方に人々は何を求め、どのようなまなざしを向けたのでしょうか。このゼミでは、パリそしてフランスの地方の姿を、19世紀の文学や芸術作品などを中心に辿っていきたいと思います。19世紀のパリおよび地方を描いた文学作品、雑誌、ガイドブック、絵画を中心に理解を深めていきたいと思います。
授業概要
/Course description
 授業では、19世紀フランスを中心とした基礎知識の講義を行いますが、毎回、関連資料の読解、特定テーマの調査などで、数名に発表をしていただきます。テーマによってグループワークやディスカッションを行なっていただきますので、事前に入念な予習をした上で授業にのぞんでください。年間を通して文献調査やレポート執筆の方法についても説明します。 
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:導入 パリの誘惑、地方の魅惑
第2回:パリ情景前史 :パリの歴史
第3回:歴史記念碑と文化遺産(1):ノートル=ダム大聖堂と建築保存の動き
第4回:歴史記念碑と文化遺産(2):ヴィクトル・ユゴーとヴィオレ・ル・デュック
第5回:歴史記念碑と文化遺産(3):記念碑博物館と歴史的記念物委員会 
第6回:歴史記念碑と文化遺産(4):歴史遺産と修復
第7回:まとめと復習、レポートの書き方
第8回:メディア革命とセレブの誕生(1):3つのメディア革命
第9回:メディア革命とセレブの誕生(2):メディア時代へ
第10回:メディア革命とセレブの誕生(3):セレブの誕生
第11回:万国博覧会と近代都市(1):19世紀、博覧会の時代
第12回:万国博覧会と近代都市(2):ロンドン万博、パリ万博
第13回:万国博覧会と近代都市(3):万国博覧会とジャポニズム
第14回:復習と確認
第15回:まとめと評価
なお、進度は履修者の関心や理解度によって変化することがあります。
準備学習・履修上の注意
/Notices
 授業では配布プリントを中心に進めます。毎回の授業の予習と振り返りを行なってください。授業において指示した課題を行なってください。

各回の授業外学習時間(予習・復習)には 4 時間程度かかると想定される 。
【授業外学修の内容】
毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
配布プリント

【参考書】
L.S. メルシエ『十八世紀パリ生活誌 タブロー・ド・パリ』 (原 宏編訳、岩波文庫、1989年、全2巻) 
山田登世子『メディア都市パリ』(ちくま学芸文庫、1995年)
石井洋二郎『異教の誘惑——旅するフランス作家たち』(東京大学出版会、2009年)
泉美知子『文化遺産としての中世——近代フランスの知・制度・感性に見る過去の保存』(三元社、2013年)
橋本周子『美食家の誕生——グリモと〈食〉のフランス革命』(名古屋大学出版会、2014年)
アントワーヌ・リルティ『セレブの誕生——「著名人」の出現と近代社会』(松村博史他訳、名古屋大学出版会、2018年)
その他は授業中に指示します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
口頭発表(20%)、平常点(30%)、期末レポート(50%)
授業への積極的参加、口頭発表、リアクションペーパーへの取り組み、期末レポートを見て総合的に評価します。 

【評価基準】
授業で扱ったテーマを理解し自分の意見を述べることができること
積極的に発言し、授業へ参加していること
毎回のリアクションペーパーで以上の点が確認できること
期末レポートの評価基準は授業中に指示します。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
授業中のコメント、manaba courseなどを用いたコメントで行います。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】
【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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