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科目一覧へ戻る | 2023/03/18 現在 |
科目名/Course title | 3年セミナーⅡ/Junior Seminar Ⅱ |
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担当教員(所属)/Instructor | 木原 健次 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2023年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 金/FRI 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
20世紀アメリカの文化と社会 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
到達目標は以下の4点。 1)アメリカの文学・文化作品を社会・経済・歴史背景への深い理解に基づいて解釈する力を養うこと 2)広大かつ多様なアメリカを文化表象の点から表情豊かに把握すること 3)私たちが生きる21世紀の「いま」を多角的な視点から「読む」技術を身につけること 4)自分の考えを明晰に発表し、効果的なディスカッションをする力を育むこと この授業は以下のディプロマ・ポリシーに対応している。 〔2022年度以前入学者〕 専攻する言語や文学、文化について、特定の問題を掘り下げ、自ら調査、研究して考えをまとめることができる。 |
授業概要 /Course description |
20世紀〜現代アメリカの文学・文化・歴史を、ジェンダー・階級・人種の視点に力点を置いて学ぶ。前期で学んできたアメリカ文化・文学の分析手法や歴史背景の知識を活かしながら、後期では「実践編」として、Jesmyn Wardの小説Sing, Unburied, Sing (2017)を読みます。小説を読み終えたら、先行研究を読み、どのようにこのテクストが解釈し得るのかについてさらに理解を深めるとともに、論文やレポートの書き方についても学んでいきます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回: ガイダンス:セミナーの概要の説明 第2回: 作者Jesmyn Wardについて 第3回: Sing, Unburied, Sing Ch.1 (pp. 1-30) 第4回: Sing, Unburied, Sing Ch.2 (pp. 31-57) 第5回: Sing, Unburied, Sing Ch.3 (pp. 59-89) 第6回: Sing, Unburied, Sing Chs.4 & 5 (pp. 91-131) 第7回: Sing, Unburied, Sing Chs.6 & 7 (pp. 133-167) 第8回: Sing, Unburied, Sing Chs. 8 & 9 (pp. 169-191) 第9回: Sing, Unburied, Sing Chs. 10 (pp. 193-217) 第10回: Sing, Unburied, Sing Chs. 11, 12 & 13 (pp. 219-257) 第11回: Sing, Unburied, Sing Chs. 14 & 15 (pp. 259-285) 第12回: Sing, Unburied, Singに関する論文を読む1(BLMとの関連から) 第13回: Sing, Unburied, Singに関する論文を読む2(フォークナーとの関連から) 第14回: Sing, Unburied, Singに関する論文を読む3(モリスンとの関連から) 第15回: 学期のまとめ/期末レポート提出 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
ゼミの主役は学生です。ゼミ生は全員が一人一回ずつディスカッション・リーダーの役割を果たし、文献の解題、論点の提示、司会を担当します。ディスカッション・リーダー以外のゼミ生も、毎回必ず課題文献をしっかりと読み、講読表を記入して授業に備えてきてください。 授業外学習(予習・復習)には、1週間につき1時間を要します。毎週指定された範囲を予習し、講読表を提出した上でゼミに臨んでください。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 Jesmyn Ward, Sing, Unburied, Sing (Scribner. ISBN:978-1501126079) 【参考書】 授業内で適宜紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 1. 授業への積極的な参加(予習と講読表)・・・50% 2. ディスカッション・リーダーおよびプレゼン原稿・・・20% 3. 期末レポート・・・30% 【評価基準】 授業で読むテクストの内容を正確に理解しているか、講読表・プレゼン原稿・期末レポートにおける日本語による論述は論理的に明晰か、独自の視点から分析が行えているか、以上三点を評価基準とします。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 着眼点が優れている講読表の紹介を毎回行います。 プレゼン原稿にはコメントをつけて返却します。 |
備考 /Notes |
・この授業では発表(プレゼンテーション)と討論(ディスカッション)を取り入れています。 ・前期水曜5限「アメリカ文学史I」や後期水曜5限「英語圏文学」もこの授業と関係の深い内容を扱うので、できれば合わせて履修するのが望ましい。 |