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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 3年セミナーⅠ/Third Year Seminar Ⅰ |
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担当教員(所属)/Instructor | 土井 良子 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 火/TUE 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
紅茶から読み解くイギリス文学・文化 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
「イギリスといえば紅茶」というイメージをお持ちの方は多いことでしょう。2022年6月に公開されたエリザベス女王在位70周年(プラチナ・ジュビリ―)の記念動画でも、クマのパディントンと女王(当時)が一緒にティータイムを楽しんでいました。 このセミナーでは、そんなイギリスの伝統文化の代名詞ともいえるtea drinkingの習慣を取り上げます。最初に英国紅茶の特長や歴史について学びます。そしてイギリス国民に紅茶が広まった18世紀から現代までの社会的変化をふまえて、様々な文学、映像、絵画に登場するお茶が何を表し、作品にどのような意味を与えているか考察します。 授業での発表や討論、レポート作成を通じて、小説の内容や背景にある文化的・社会的事情への理解を深めると共に、4年次の卒業論文執筆に必要な作品分析、資料検索や文献調査の方法を習得することをめざします。 |
授業概要 /Course description |
前期はまず、ロンドン大学の教授によるイギリスにおける紅茶の歴史の解説などを参考に、イギリス文化において紅茶がどのように受け入れられてきたかを歴史的にたどります。 その後、20世紀初めに書かれた短編小説を取り上げる予定です。個々の作品の中で紅茶がどのような役割や意味を帯びているか読み解きます。作品をいくつかのセクションに分けてそれぞれ担当者を決め、その発表をもとに読んでいきます。その際、これからの研究に必要な作品分析の手法も学びます。同時に文化的・社会的背景への理解を深めるため、参考映像や当時の絵画、写真など、大英図書館やイギリスのナショナルギャラリー等のオンライン上の資料も活用します。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 イントロダクション 第2回 イギリスにおける紅茶の歴史(1) 第3回 イギリス近代における紅茶の歴史(2) 第4回 ヴィクトリア朝~現代のイギリスの社会と文化について 第5回 絵画に描かれたお茶(近代~ヴィクトリア朝) 第6回 Mansfield, "A Cup of Tea" ①内容把握:前半 第7回 Mansfield, "A Cup of Tea"②内容把握:後半 第8回 Mansfield, "A Cup of Tea"③内容分析 第9回 Mansfield, "A Cup of Tea"④文学的分析 第10回 Mansfield, "A Cup of Tea"⑤討論、ミニ・レポートについて 第11回 Saki, "Tea" ①内容把握 第12回 Saki, "Tea" ②内容把握、発表 第13回 Saki, "Tea" ③内容把握、発表(読了) 第14回 Saki, "Tea" ④作品分析と討論 第15回 まとめとレポートについて ※授業の進度は変わることがあります。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
それぞれのテキストは短いですが、じっくり読み解いてみましょう。 各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定されます。 【授業外学修の内容】 ・(予習)授業では参加者の発表を基にして読み進み、気づいたことについて話し合っていくので授業前にテキストをよく読んで意味を理解し、自分の意見を準備しておくことが必要です。セミナーですので、(発表の担当でない時も)全員が参加者として本気で取り組んでいただきたいと思います。 ・(復習)レポートの準備として授業で取り上げた部分を読み返し、気づいた点や注目点を書き留めておきます。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 配布プリント、資料 【参考書】 授業中に紹介します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 発表(40%)レポート(30%) 授業参加度(30%) 【評価基準】 1.レポート:事前に配布するチェックシートに基づいて、論理的に自分の主張を組み立て、説得力を持って記述できているかについて評価しします。 2.発表:発表の事前準備とレジュメの内容、質疑での応答、 3.授業参加度: 他の受講生の発表、課題へのコメントや授業内ディスカッションでの積極性と発言内容 を基準として評価します。 【ミニレポート、レポートに対するフィードバックの方法】 各自にチェックシートとコメントをつけて返却します。そのうえで全体講評で注意すべき点について改めて確認し、次回のレポートでの改善へとつなげていきます。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html