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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 3年セミナーⅡ/Junior Seminar II
担当教員(所属)/Instructor 土井 良子 (文学部英語英文学科)
授業科目区分/Category 英語英文学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 火/TUE 2
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
紅茶から読み解くイギリス文学・文化
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
この授業では、イギリスの伝統文化の代名詞ともいえるtea drinkingの習慣を取り上げます。前期に学んだ歴史的変遷や社会的変化をふまえて、様々な文学、映像、絵画に登場するお茶が何を表し、作品にどのような意味を与えているか考察します。
授業での発表や討論を通じて、作品の内容だけでなく、背景にある文化的・社会的事情への理解を深め、4年次の卒業論文執筆に必要な作品分析の方法や視点の習得をめざします。

授業概要
/Course description
後期は19世紀以降のイギリスを代表する小説家による長編作品や、『アリス』や『ハリー・ポッター』等の児童文学、ミステリー、SFや映像作品の中のお茶の場面を取り上げる予定です。作品全体の文脈をまず理解したうえで、個々の作品の中で紅茶がどのような役割や意味を帯びているか読み解きます。
それぞれ担当者を決め、その発表をもとに読んでいきます。本文を読むだけでなく文化的・社会的背景なども調べて、作品への理解を深めましょう。時代の雰囲気をつかむため、映像や当時の絵画、写真など、大英図書館やナショナルギャラリー等イギリスの博物館や図書館のオンライン上の資料も活用します。
 最後は一つの作品を選び、自由にテーマを決めてレポートを作成し、4年次の論文作成に備えます。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回 レポート返却・総評、後期イントロダクション
第2回 Jane Austen(1):Northanger Abbey, Sense and Sensibility
第3回 Jane Austen (2): Pride and Prejudice, Emma
第4回 ヴィクトリア朝イントロダクション、 Charles Dickens
第5回  Emily Bronte
第6回  George Eliot
第7回 Elizabeth Gaskell
第8回  Lewis Carroll
第9回 Oscar Wilde
第10回 20世紀イントロダクション、H.G. Wells
第11回 E. M. Forster
第12回 T. S. Eliot、レポートについて
第13回 Agatha Christie
第14回 J. K. Rowling
第15回 レポート概要発表とまとめ
※授業の進度は変わることがあります。
準備学習・履修上の注意
/Notices
それぞれのテキストは短いですが、作品全体の内容をしっかり把握したうえで読み解いてみる必要があります。
各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定されます。 
【授業外学修の内容】
・(予習)授業では参加者の発表を基にして読み進み、気づいたことについて話し合っていくので授業前にテキストをよく読んで意味を理解し、自分の意見を準備しておくことが必要です。セミナーですので、(発表の担当でない時も)全員が参加者として本気で取り組んでいただきたいと思います。
・(復習)授業で取り上げた部分を読み返し、さらに自分のコメントや注目点を書き留めておきます。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
配布プリント

【参考書】
授業中に紹介します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
発表(40%)レポート(30%)  授業参加度(30%)
【評価基準】
1. レポート:事前に配布するチェックシートに基づいて、論理的に自分の主張を組み立て、説得力を持って記述できているかについて評価しします。
2. 発表:発表の事前準備とレジュメの内容、質疑での応答、
3.授業参加度: 他の受講生の発表、課題へのコメントや授業内ディスカッションでの積極性と発言内容
を基準として評価します。

【課題に対するフィードバックの方法】
各自にチェックシートとコメントをつけて返却します。そのうえで全体講評で注意すべき点について改めて確認し、次回のレポートでの改善へとつなげていきます。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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