![]() ![]() |
科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | アメリカ文化講義/Lecture on American Culture |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 箕輪 理美 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 4 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
アメリカ社会における様々な形の差別・ヘイトを考える |
---|---|
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、アメリカの社会や文化に関する文献を精読することで、アメリカについての理解を深めると同時に、学術的な文献を批判的に精査することを目的としている。今学期は、現代のアメリカ社会に存在する様々な差別やヘイトのあり方を学ぶとともに、その歴史的な文脈を考察する。 また、様々な人種・エスニシティ集団についてのプレゼンテーションを通じて、主体的に研究・調査を進め、論理的に議論をまとめる能力の向上も目指す。 |
授業概要 /Course description |
学期を通じて兼子歩、貴堂嘉之編著『「ヘイト」に抗するアメリカ史-マジョリティを問い直す』(2022年)をテキストとして輪読し、多文化・多民族社会であるアメリカの成り立ちや現在の諸問題について学ぶ。また、人種主義や警察による暴力、ジェントリフィケーションなど、現代のアメリカをとりまく課題を描いた映像作品を鑑賞し、ディスカッションを通して理解を深める。 さらに、受講生はアメリカ国内の特定の移民集団に関してその歴史や文化、抱えている社会問題などの調査を進め、学期末にプレゼンテーションを行うことが求められる。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:イントロダクション 第2回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』序 「ヘイト」の構造を歴史的に問い直すために 第3回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第1章 差別と「逆差別」は同じ差別なのか? 第4回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第2章 ともに生き延びるということ 第5回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第3章 黒人奴隷制の歴史を問い直す 第6回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第4章 負けた戦争の記憶 第7回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第5章 記憶の抑圧と歴史の書き換え 第8回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第6章 「ヘイト」の時代の「アメリカ・ファースト」 第9回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第7章 アジア系ヘイトの歴史と現在 第10回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第8章 刑罰国家化時代の移民行政 第11回:映画『ブラインドスポッティング』(前半) 第12回:映画『ブラインドスポッティング』(後半)、ディスカッション 第13回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第10章 クオータはなぜ嫌われるのか 第14回:『「ヘイト」に抗するアメリカ史』第11章 ミレニアルズとZ世代 第15回:期末プレゼンテーション |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
文献講読の授業回ではそれぞれ報告担当者が指定されるので、担当者は当日までにレジュメを用意し、授業内で発表を行う。また、受講生全員が教科書の該当部分を事前に読み、講読票に記入することが前提となる。 期末プレゼンテーションは、受講生の数により、個人による発表かグループによる発表かを決定する。 各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度を要する。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 兼子歩、貴堂嘉之編著『「ヘイト」に抗するアメリカ史-マジョリティを問い直す』彩流社、2022年。 【参考書】 授業内で適宜指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 以下の点を総合して評価する。 ・授業への参加態度:40% ・授業準備・講読票の記入:40% ・プレゼンテーション:20% 【評価基準】 1.授業内で扱われたアメリカの社会や文化に関する内容を正確に理解している 2.授業に積極的に参加し、自分の考えを論理的に展開することができる 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 毎回の授業で、報告担当者による発表内容やディスカッションでの発言に対して教員が口頭でコメントをする。 |
備考 /Notes |
この授業は、ディスカッション、プレゼンテーション、ICTを活用した双方向型授業を取り入れている。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html