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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | アメリカ文学講義C/Lecture on American Novels C |
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担当教員(所属)/Instructor | 木原 健次 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 火/TUE 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
トルーマン・カポーティの作品を読む |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
トルーマン・カポーティの中編小説Breakfast at Tiffany’s (1958)を読む。到達目標は、1)洗練された英語表現で書かれた小説を原著で鑑賞することのできる英語力を身につけ、2)カポーティを鑑賞する上で重要な冷戦期の時代背景やジェンダー・セクシュアリティのテーマへの理解を深め、3)自分の読みや考え、解釈を効果的に発表する技術を身につけることである。 |
授業概要 /Course description |
毎週予習としてBreakfast at Tiffany’sの課題範囲を読み、Google Classroomのクイズに回答した上で授業に臨む。第11回までは小説を精読し、合わせてアメリカの社会的・文化的背景についても学ぶ。第12回以降は小説を論じた学術論文を読み、論文の書き方や分析の仕方についても学ぶ。毎回の授業後のリアクションペーパーの提出あり。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回: ガイダンス 第2回: 短編小説「クリスマスの思い出」を読む/クイズ#1 第3回: Breakfast at Tiffany’sを読む pp.3-13 (語りの現在〜Hollyの登場シーン) / クイズ#2 第4回: Breakfast at Tiffany’sを読む pp.13-25 (Hollyの価値観と語り手の価値観) /クイズ#3 第5回: Breakfast at Tiffany’sを読む pp.25-34 (Hollyのホームパーティー) /クイズ#4 第6回: Breakfast at Tiffany’sを読む pp.34-46 (小説のタイトルシーン)/クイズ#5 第7回: Breakfast at Tiffany’sを読む pp.46-56 (クリスマスプレゼントと大げんか)/クイズ#6 第8回: Breakfast at Tiffany’sを読む pp.56-66 (Hollyの過去)/クイズ#7 第9回: Breakfast at Tiffany’sを読む pp.66-79 (Hollyの"honesty") /クイズ#8 第10回: Breakfast at Tiffany’sを読む (Hollyのプライド) pp.79-92 /クイズ#9 第11回: Breakfast at Tiffany’sを読む pp.92-98 (エンディング) /クイズ#10 第12回: Breakfast at Tiffany’sに関する論文を読む (作者について)/ クイズ#11 第13回: Breakfast at Tiffany’sに関する論文を読む (ジェンダー・セクシュアリティと語り手)/クイズ#12 第14回: Breakfast at Tiffany’sに関する論文を読む (映画版との比較分析)/クイズ#13 第15回: 学期のまとめ/期末レポート提出締切日 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・(予習)該当範囲を読み、クイズに回答した上で授業に臨む。 ・(復習)授業の内容を振り返って、リアクションペーパーを提出する。 ・各授業における予習復習時間の平均は4時間を想定している。 ・予習は日本語を参照しながら行ってかまわないが、授業内では原書だけを用いる。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 Truman Capote, Breakfast at Tiffany’s (ISBN: 978-0241951453) 適宜資料を配布する。 【参考書】 稲澤秀夫『トルーマン・カポーティ研究』(南雲堂、1970年) 越智博美『カポーティ』(勉誠出版、2005年) ジェロルド・クラーク『カポーティ』中野圭二訳(文芸春秋社、1999年) |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 クイズ(40%)、リアクションペーパー(20%)、期末レポート(40%)の合計の60%以上を単位取得の条件とする。 【評価基準】 クイズ:授業内容で扱った内容について回答できる。 リアクションペーパー:授業内容の理解の正確性、分析の鋭さ 期末レポート:日本語による論述の明晰性、授業で扱った小説や論文の理解度 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 毎週リアクションペーパーへのフィードバックを行う。 期末レポートについては、着想がユニークだったものの抜粋などをまとめたフィードバックを作成し、Google Classroomで配布する。 |
備考 /Notes |
この授業では以下の要素を取り入れている。 【討議(ディスカッション、ディベート)】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html