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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | イギリス文学講義B/Lecture on British Literature B |
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担当教員(所属)/Instructor | 土井 良子 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 金/FRI 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
『プライドと偏見』(Pride and Prejudice)を読む |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、小説の読解を通じて、作品の内容と共にイギリス社会や文化への理解を深めることを目的とします。読んでいくのは、十八世紀のイギリスが生んだ「世界で一番平凡な大作家」ジェイン・オースティン(Jane Austen, 1775-1817)の代表作『プライドと偏見』(Pride and Prejudice, 1813)です。 授業では作品の読解と解説を通して、文学的分析と同時に社会史・女性史の視点からも理解できるようになることを目指します。 |
授業概要 /Course description |
作品の抜粋を原文や参考翻訳で読んできていただき、授業では主題や人物描写、語りの技法を分析するとともに、背景となる社会事情や歴史について説明します。授業中の受講者からのコメントや質問に答える形で授業を進めることもあります。毎回、Review Quiz(リアクションペーパーのこともあり)で前回までの理解度を確かめます。 出版210年を迎えた今でも、映画化・TVドラマ化をはじめ数々の翻案・リメイク作品が作られ続け、しかもヒットするのはなぜなのか。楽しみながら本文を読み進め、その魅力の秘密を一緒に探っていきましょう。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 イントロダクション、オースティンとその時代(1) 第2回 オースティンとその時代(2)歴史的背景 第3回 オースティンとその時代(3) 社会風俗と出版文化 第4回 Pride and Prejudice (1) Ch. 1-5 第5回 Pride and Prejudice (2) Ch.6 -11 第6回 Pride and Prejudice (3)Ch.12 -18 第7回 Pride and Prejudice (4)Ch.19 -26 第8回 Pride and Prejudice (5)Ch.27 -33 第9回 Pride and Prejudice (6)Ch.34 -41 第10回 Pride and Prejudice (7)Ch.42 -49 第11回 Pride and Prejudice (8)Ch.50 -55 第12回 Pride and Prejudice (9)Ch.56 -61 第13回 Pride and Prejudice (10)テーマ別解説と批評(1)20世紀前半まで 第14回 Pride and Prejudice (11) テーマ別解説と批評(2)20世紀後半~ 第15回 テーマ別解説と批評(3)と全体のまとめ、レポートについて ※授業の進度により、毎回の範囲が変わる場合もあります。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定されます。 【授業外学修の内容】 (予習)配布されたプリントは事前に必ず読んでおくこと。原文の抜粋について、すべてを説明する時間を授業中に取ることは難しいため、全体を理解したうえで講義に臨んでください。また、全体のプロットを見失わないために、授業で取り上げなかった部分についてもできるだけ自分で読んでおいてください(翻訳参照可)。 (復習)授業の内容を踏まえてプリントを読みなおし、キーワードを確認すること。またそれについて自分が気づいたこと、疑問などをまとめて書き留めておいてください。 授業を欠席した場合も授業プリントを早めに入手し、次の授業までに自分で内容を把握しておいてください。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 教員作成資料(パワーポイント、プリント) 【参考書】 Jane Austen, Pride and Prejudice Penguin Classics, 2002. ジェイン・オースティン『高慢と偏見』(上)(下)、中野康司訳、ちくま文庫(新潮文庫、光文社古典新訳文庫版ほかでもOK) そのほかは授業中に紹介します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 レポート(60%)、確認小テストおよびリアクションペーパー(30%)、授業参加態度(10%) 【評価基準】 小テスト:授業をよく聞き、取り上げた重要事項やキーワードをしっかり理解できている。 レポ―ト:作品の内容に加え、近代イギリス社会の諸相や作品全体の重要事項、キーワードについて資料内容と説明をしっかり理解し、知識として定着させることができている。授業で学んだ知識に基づいて独自の考察と分析を行い、自分の論点を客観的に分かりやすく説明できている。 授業参加態度:きちんと予習をして授業に臨み、積極的に発言できている。 【フィードバックの方法】 授業内で、リアクションペーパーでの意見・質問について追加説明やコメントを返します。レポートにはチェックシートとコメントをつけて返却します。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html