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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 異文化理解/Intercultural Understanding |
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担当教員(所属)/Instructor | 水越 あゆみ (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 月/MON 5 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
Disneyfying British and European Fairy Tales |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
(1) 20世紀アメリカのディズニー映画において、原作であるヨーロッパの文学作品がどのようにディズニー化(Disneyfy)されたか理解する。 (2) ある文化圏の産物が異なる文化圏へと移植された時、どのような変容が起こりうるのか理解する。 (3) 英語圏で生産された文化の産物(cultural products)をテーマに多様な文化的背景を持った人々とディスカッションすることを通じて、異文化を読解する能力(cultural literacy)を涵養する。 |
授業概要 /Course description |
アメリカ合衆国出身の映画制作者ウォルト・ディズニー(1901-1966)が手がけた映像作品には、イギリスの児童文学やヨーロッパのフェアリーテールを原作とするものが少なくない。本講義では、ディズニー映画版と原作とを比較し、映画版が原作からどのように変容しているか、その変容にはどのような歴史的・社会的・文化的意味があるか、詳細に検討する。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
※ 授業計画は変更される可能性があります。 第1回:イントロダクション:「ディズニー化」とは何か 第2回:第二波フェミニズムとディズニー・プリンセス批判 第3回:グリム童話版(1812-57)「白雪姫」:作品解釈と19世紀ドイツの歴史・社会・文化背景 第4回:ディズニー映画版(1937)『白雪姫』:作品解釈と20世紀アメリカの歴史・社会・文化背景 第5回:グリム童話版(1812-57)「いばら姫」:ユング心理学による作品解釈 第6回:ディズニー映画版『眠れる森の美女』(1959):作品解釈と20世紀アメリカの歴史・社会・文化背景 第7回:ディズニーのミソジニー:学科TA/交換留学生とのディスカッション 第8回:ルイス・キャロルによる原作『不思議の国のアリス』(1865):作品解釈と19世紀イギリスの歴史・社会・文化背景 第9回:ディズニー映画版『ふしぎの国のアリス』(1951):作品解釈と20世紀アメリカの歴史・社会・文化背景 第10回:不条理のディズニー化:学科TA/交換留学生とのディスカッション 第11回:パメラ・リンドン・トラヴァースによる原作『メアリー・ポピンズ』シリーズ(1934-1952):作品解釈と20世紀イギリスの歴史・社会・文化背景 第12回:ディズニー映画版『メリー・ポピンズ』(1964):作品解釈と20世紀アメリカの歴史・社会・文化背景 第13回:イギリス文化のディズニー化:学科TA/交換留学生とのディスカッション 第14回:まとめ及び期末試験 第15回:フィードバック |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
(1) 電子辞書の使用推奨。英和大辞典(『ジーニアス英和大辞典』『リーダース英和辞典』『ランダムハウス英和大辞典』等)を収録している電子辞書が望ましい。 (2) 授業外学習には、1週間につき4時間を要する。 【授業外学修の内容】授業内で指示した課題への取り組み。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 授業内で指示する。 【参考書】 授業内で指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業内課題(50%)、期末試験(50%) 【評価基準】 授業内容を正確に理解しているか、日本語による論述は論理的に明晰か、以上二点を評価基準とする。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 教員が添削し、コメントを添えて返却する。 |
備考 /Notes |
この授業には、【討議(ディスカッション、ディベート)】を取り入れている。 この授業は、【オープンな教育リソース】を取り入れている。(The British Library Online Exhibitions, The University of Florida Digital Collections, Project Gutenberg, 国立国会図書館国際子ども図書館、国立国会図書館デジタルコレクション等) この授業では、Google Classroomにおいて参考資料・参考ウェブサイトを提示し、【ICTを活用した自主学習支援】を行っている。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html