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科目一覧へ戻る | 2023/03/18 現在 |
科目名/Course title | コミュニケーション概論Ⅱ/Introduction to Communication Studies II |
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担当教員(所属)/Instructor | 坪井 睦子 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2023年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 金/FRI 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
「異」から考えるコミュニケーション |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
急速なグローバル化を背景に、言語、文化の壁や国境を越えて人々の行き交う時代を迎えています。私たちはさまざまなコミュニケーションの場で日々、「異なる」他者に遭遇し、自分とは異なる文化に向き合う時代を生きています。本授業は、「コミュニケーション概論I」で学んだコミュニケーション学を基盤とし、その一領域としての「異文化コミュニケーション学」の視点から、身近な異文化接触の実態、現象を考察し、今後の課題について展望することを目的とします。授業を通し、従来見過ごされがちであったグローバル社会における「異」なるものに焦点を当て、その差異を生み出す要因と背景を探り、これからの多文化共生時代におけるコミュニケーションの課題と可能性を展望します。 なお、この授業はディプロマ・ポリシーの中の「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技能を身につけている」に対応しています。 |
授業概要 /Course description |
授業では、まず身近な日常生活における「異」なるものに目を向け、そのような差異を生起させる社会、文化、歴史的な要因、背景について考え、授業計画に示すような多様な視点・切り口から実際のコミュニケ―ション出来事や事象について批判的に分析、考察を行います。このような活動を通して、多言語・多文化共生を目指す視点から、複雑化するグローバル社会におけるコミュニケーションの役割、課題、可能性について共に考えます。 尚、クラスの状況によって授業計画の一部が変更されることがあります。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:初回ガイダンス/コミュニケーションにおける「異」 第2回:他者との出あい 第3回:「ふさわしさ」をめぐるコミュニケーション 第4回:ことばというシンボル 第5回:ことばにできないメッセージ 第6回:グローバル化とメディア 第7回:コミュニケーションと記憶の継承 第8回:英語という言語選択 第9回:異文化交流の意味 第10回:多国籍チームにみる組織内コミュニケーション 第11回:スペクテーター・スポーツの異文化論 第12回:移民・難民問題から考える多文化社会 第13回:異文化コミュニケーションとしてのパブリック・スピーキング 第14回:見える/見えない境界線と越境・架橋 第15回:まとめ グローバル社会における多文化共生と異文化コミュニケーション |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
【予習】 各回、指定されたテクストの箇所や文献をよく読んで授業にのぞんでください。 【復習】 各回の授業内容について論点をまとめるとともに、自らの感想、意見、疑問点を整理しておくこと。 各授業における予習と復習に必要な時間は、平均で4時間程度を想定しています。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 池田理知子・塙幸枝(編著).『グローバル社会における異文化コミュニケーション:身近な「異」から考える』三修社,2019. 【参考書】 イングリッド・ピラー.『異文化コミュニケーションを問いなおす:ディスコース分析・社会言語学的視点からの考察』(高橋君江・渡辺幸倫・訳)創元社,2014. 小坂貴志.『改訂版 異文化コミュニケーションの A to Z―理論と実践の両面からわかる』研究社,2017. 他、随時授業時に提示します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業活動への主体的参加(30%)、授業ごとの課題(リアクションペーパー等)(30%)、期末レポート(40%) 全授業回数(15回)のうち5回以上(5回を含む)欠席していないこと、かつ期末レポートが期限までに提出されていることを成績評価の前提とします。欠席は減点とします。 【評価基準】 授業活動及び授業ごとの課題については、自ら主体的、積極的に取り組んでいるか、また自らの意見を述べる際には根拠を示し簡潔、明瞭に提示しているかどうかを重視します。 期末レポートについては、課題の趣旨、内容をよく理解し、求められる要件を満たした上で、論理的な記述を行っているかどうかを重視します。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 授業ごとの課題に対しては、授業時にクラス全体に対しフィードバックを行います。 期末レポートについては、別途授業時に提示します。 |
備考 /Notes |
この授業には次の要素を取り入れています。 【討議(ディスカッション、ディベート)】 【グループワーク】 |