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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 言語習得論Ⅰ/Language Acquisition Ⅰ |
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担当教員(所属)/Instructor | 倉住 修 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 火/TUE 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
母語習得を中心に |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この科目では、子どもが母語を習得するプロセス(過程)を理解することを第一の目標としている。耳にした言語情報を真似して取り入れるという機械的な習得の捉え方から、心理的、社会的な面まで考慮した幅広い言語発達の見方を学んでいく。さらに言語習得の観点から子どもの発達をどのように見守り、支えていけるかを考え、実際に子どもに触れる機会があったときに学んだことを活用できるように確固たる知識を身につけることを目指す。 |
授業概要 /Course description |
授業は、各週のトピックについての解説と授業内課題やその週に学んだことについて書いてまとめる作業を1つのユニットとして進める。毎回言語習得に関する理論や事例を学び、課題は原則的に授業内でGoogle formに回答する形式となる。自分の考えをまとめて書く作業は授業後のreaction paperという形をとる。これについてはGoogle formを活用したり、用紙に手書きで書くものもある。 講義内容は、前半が異なる母語習得のプロセスの見方を、心理学の理論の歴史的発展を追いながら見ていくものである。子どもの心的な発達に注目するだけでなく、子どもを支える周囲の年長者たちの関わりについても考えていく。後半は、第二言語習得が母語習得とどのように関連しているかを学ぶ。特にバイリンガリズムを中心に言語と認知能力の発達についてどのような研究がなされてきたのかを概観し、それらを基にバイリンガル教育、早期外国語教育をどのように捉えるかを考えていく。 さらに、講義を通じて学んだことが現実の教育現場や政策にどのように活かされているのかを知るための課題に取り組む予定である。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:コースオリエンテーション 第2回:人間のことばと動物のコミュニケーション 第3回:行動主義的な言語習得の捉え方 第4回:認知主義的な言語習得の捉え方 第5回:言語発達の段階 第6回:対話の役割 第7回:ピアジェとビゴツキー 第8回:母語習得に関するまとめとディスカッション 第9回:第二言語習得研究の発展 第10回:バイリンガルの言語と認知の発達 第11回:バイリンガル教育と政策 第12回:外国語教育法 第13回:理解度チェックテスト 第14回:チェックテストの振り返り 第15回:まとめとディスカッション(子どもの言語発達をどう見守るべきか?) |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
各週の講義に対するreaction paperを提出しなければならないことに注意する。提出がない場合、その週の課題点は0となり、最終成績に直接影響するからである。 理解度チェックテストは、それまでの授業内容がどれだけ理解できたのかを測るためのものであるが、期末テストではない。成績に占める割合も大きなものではない。 授業外学習時間(復習、調べ)には4時間程度を要すると想定している。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】指定ナシ 【参考書】適宜資料を配付または配信する |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 毎回の課題(50%)、中間の意見交換(30%)、チェックテスト(20%) 各回の授業で与えられた課題を完成させ、第8回と第15回に授業内でディスカッションやテストを行う。 【評価基準】 課題:授業で扱ったテーマを理解し、真摯に取り組んでいる ディスカッション:習ったことを元に課題設定をし、解決策を提示できる テスト:授業で扱ったテーマに関する問題に解答できる 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 各週の課題については学生の回答の中から疑問や質問に答えるとともに、授業内容を掘り下げる回答について紹介しより考えを深める作業を行う。チェックテストについては回答へのフィードバックを第14週で与える。 |
備考 /Notes |
この授業は、小学校外国語(英語)及び外国語活動の授業を行うための基礎となる専門的知識を身につけるために構成されたものでもある。 この授業は、討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている この授業は、グループワークを取り入れている この授業は、ICTを活用した授業を取り入れている |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html