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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | ホスピタリティの英語Ⅱ/English for Hospitality Business Ⅱ |
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担当教員(所属)/Instructor | 遊佐 重樹 (基礎教育センター) , 恒川 久美 (全学基盤教育部門グローバル言語・文化教育センター) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 火/TUE 4 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
エアラインオペレーション |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
エアライン業界の特徴を踏まえ、オペレーション業務内容を理解したうえで、必要なビジネススキルを習得します。特に、英語力、異文化対応力、ホスピタリティの精神、コミュニケーション能力向上に主眼を置いて、現場で活かせ、社会に貢献する能力を身に着けるための実践的講義を行います。 |
授業概要 /Course description |
講義用の事前配布資料を開示します。 英語のテキストとして『 Hospitality English 』を使用します。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:オリエンテーション 講義計画・進め方、各回の概要、評価方法、受講ルール グローバルビジネスにおける英語習得の意義、社会におけるエアライン業界の役割について説明する。 第2回:エアラインビジネスの事業特性 航空産業の特徴(設備投資、商品の特徴、労働集約型産業など)を他の産業と比較しながら客観的に紹介する。 第3回:エアラインのオペレーションと運航を支える人材: 運航を担う6種の業務 エアラインの中でも特に飛行機に直接かかわりのあるオペレーション部門を支える職務6種類を紹介し、オペレーションが成り立つ仕組みを解説する。 第4回:ホスピタリティとは ホスピタリティ業界のみならず、今あらゆる業界でホスピタリティに焦点が当たっている背景を分析し、今後目指すホスピタリティのあり方を考える。 第5回:LCCビジネス エアラインビジネスを更に掘り下げ、FSC(Full Service Carrier)とLCC(Low Cost Carrier)それぞれの特徴を紹介する。併せて日本における初のLCCであるPeachの設立経緯と独自性について解説する。 第6回:エアラインのオペレーションと運航を支える業務: 空港及び機内業務 オペレーション担当部署の空港やラウンジ、飛行機周辺で業務を行うグラウンドスタッフ、グラウンドハンドリングスタッフおよび航空機内で業務を行う客室乗務員について更に詳しく業務内容を紹介する。 第7回:中間試験とまとめ 講義内容から出題。小論文にて学びを表現する。 第8回:『Hospitality English』 Unit 3 International Flight Check-in 国際線のチェックインの自動化を含めた変遷、今後の空港業務に求められる内容について議論を行う。またチェックイン時に使用する英単語、英語表現、敬語表現を紹介する。 第9回:『Hospitality English』 Unit 4 Airport Lounge Service 旅客が空港でくつろげるラウンジについて学ぶ。旅程など様々な情報を求められる専門のラウンジ係員の適切な回答と表現を紹介する。 第10回:『Hospitality English』 Unit 6 Baggage Issues 最も制限が厳しく、旅客が理解しにくい専門分野となる手荷物に関する情報を理解すると同時に、適切で丁寧な英語での表現を紹介する。 第11回:『Hospitality English』 Unit 7 Welcome Aboard 機内に入った旅客の印象を左右する歓迎の表現を日本語と英語両方で紹介し、グローバルビジネスの世界で通用するおもてなしに触れる。 第12回:『Hospitality English』 Unit 8 Before Takeoff エアラインにとって最も大切な安全に関して、旅客の心に寄り添い、積極的な協力と理解を得られるような日本語英語の表現を紹介する。 第13回:『Hospitality English』 Unit 9 In-flight Service 限られた設備で、空間および食材を生かした食事と飲み物の提供を、最大限喜ばれるよう、その方法と表現を紹介する。 第14回:『Hospitality English』 Unit 11 Passenger Care 旅客の様々な事情やニーズを察知する思いやりや共感の気持ち、誰もが快適に感じられる空間づくりのための日本語英語表現を紹介する。 第15回:定期試験とまとめ 講義後の小テストをもとに、学んだことを小論文で表現する。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
各授業における予習復習時間数の平均は4時間程度を想定。 ・(予習)次回の講義資料に目を通し、概略を理解しておいてください。 テキスト内会話の内容を日本語で理解し、英単語を読めるように準備してください。 ・(復習)講義の内容を再確認して、次回の講義で疑問点を明らかにしてください。 英語のテキストをよどみなく読んで、身につける努力をしてください。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 ANA総合研究所 『Hospitality English』 HALICO株式会社, 2020. ISBN 978-4-909730-32-9 【参考書】 ANA総合研究所 『航空産業入門』 東洋経済新報社 ANA総合研究所 『エアライン オペレーション入門』 イカロス出版株式会社 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 中間試験20%、期末試験40%、授業貢献度(グループワーク、課題を含む)30%、小テスト10% 【評価基準】 授業貢献度:グループワークや講師の質問に対して積極的に発言し、授業へ参画している。 課題:次の講義内容を理解し、疑問点を明らかにしている。 試験:授業で学んだ問題に解答できる。 【課題・試験に対するフィードバックの方法】 2回目以降、毎授業の冒頭に前回の課題の答え合わせと解説を行う。 中間試験:採点後返却し、解答の解説を行う。 期末試験:採点後 manaba を利用し、解答の解説を行う。 |
備考 /Notes |
第1回目のオリエンテーションでプログラム担当教員の遊佐が、ANA総合研究所の恒川久美氏を紹介し、それ以降は恒川久美氏が授業を担当します。 この授業は航空会社の客室乗務員として、実務経験のある教員(恒川久美氏)による授業であり、国内線・国際線における接遇現場での経験を生かして実践的授業を行うものです。 全産業の中の航空業界に親しみ、理解を深めることで、大学卒業後のキャリアの一つとして捉えられる環境を創ります。航空産業のビジネス、ホスピタリティ、サービスを背景にしながら、一般的な英語力に加え、より丁寧な英語表現の習得を目指します。相手の心に寄り添い、共感することで相互満足を得られる真のホスピタリティを学び、社会に貢献できる人材となることを目標とします。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html