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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 英日翻訳演習Ⅱ/E/J Translation II |
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担当教員(所属)/Instructor | 神戸 万知 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 金/FRI 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
英語圏の児童文学を翻訳する |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
翻訳という作業を通して、原文の意図をしっかり理解しつつ、読み手に伝わる日本語に置き換える力を養うことを目標とします。 |
授業概要 /Course description |
これまで学校でやってきた「英文和訳」は、主に自分の理解度を確認するためだったのではないでしょうか。しかし、翻訳は読者のためにあります。どの対象読者に対しても、分かりやすく親切な訳文を書くことが理想とされます。 英語圏の児童文学を日本の子どもに届けるとき、ただ英文和訳しただけでは、子どもが読む「物語の文章」になりません。大人であれば、多少読みづらい文章でも我慢して内容を読みとろうとしてくれるかもしれませんが、子どもは、おもしろくなければすぐに本を投げだしてしまいます。そもそも子どもは、日本人作家の書いた作品と、翻訳された海外の物語を区別しません。そこで、どのような工夫が必要なのかを、具体例を挙げて解説していきます。 この授業で扱う作品は、前期から引き続き児童文学ですが、前期とは違う作品を訳してもらいます。絵本からヤングアダルト、ファンタジーからリアリズムまで、対象学年とジャンルをできるだけ幅広く取りあげます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:ガイダンス「再び、翻訳とはなにか」、授業内容と注意点について 第2回:翻訳演習 小学校低学年向け作品(ファンタジー)1 文体を考える 第3回:翻訳演習 小学校低学年向け作品(ファンタジー)2 キャラクター設定 第4回:翻訳演習 小学校低学年向け作品(ファンタジー)3 物語の流れを作る 第5回:翻訳演習 ヤングアダルト向け作品(リアリズム)1 文体を考える 第6回:翻訳演習 ヤングアダルト向け作品(リアリズム)2 キャラクター設定 第7回:翻訳演習 ヤングアダルト向け作品(リアリズム)3 語り手を考える 第8回:翻訳演習 ヤングアダルト向け作品(リアリズム)4 物語の流れを作る 第9回:翻訳演習 小学校中学年向け作品(昔ばなし)1 文体を考える 第10回:翻訳演習 小学校中学年向け作品(昔ばなし)2 キャラクター設定 第11回:翻訳演習 小学校中学年向け作品(昔ばなし)3 語り手を考える 第12回:翻訳演習 小学校中学年向け作品(昔ばなし)4 物語の流れを作る 第13回:翻訳演習 絵本作品1 文体を考える 第14回:翻訳演習 絵本作品2 語り手を考える 第15回:翻訳演習 絵本作品3 物語の流れを作る、レポート提出。 進捗状況に応じて、取りあげる作品・回数を調整することがあります。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
すべて演習形式でおこないます。予習として、毎回、翻訳の課題を出します。期日の授業開始前に教卓に提出してください。自分で訳してみないと翻訳の難しさは実感できませんので、必ずやってきましょう。わけが分からない場合でも、とりあえず日本語に移しかえる努力が大事です。復習としては、授業での注意事項を思い起こし、次の課題に反映するようにしてください。 各回の授業外学習時間には4時間程度かかると想定されます。 辞書は毎回必ず持参し、疑問や確認事項があればすぐに各自で調べるようにしましょう。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 授業内にて適宜指示します。 【参考書】 適宜紹介・配布します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 課題(70%——各回5%×14回)、期末課題(30%)で評価します。総合評価60%以上で合格とします。各週の課題提出期限に遅れた場合、期限日の翌週までは提出を受けつけます。課題提出なしで授業に参加し、後から課題を提出した場合、課題の評価上限は期限内提出の1/2(各回2.5%)とします。 【評価基準】 毎回の課題は、提出することが評価基準です。訳文の出来不出来は問いません。期末レポートは、翻訳した上で、自らの分析・考察がきちんと記述されている点を評価基準とします。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 授業内で解説をする。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html