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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Course title 自己表現の技術と知識/Techniques & Knowledge of Self-Expression
担当教員(所属)/Instructor 乾 喜一郎 (全学基盤教育部門グローバル言語・文化教育センター)
授業科目区分/Category 英語英文学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2025年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 金/FRI 4
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
<この授業では、キャリア専門誌の編集長として、長年にわたり多数・多様なキャリアヒストリーを編集してきた実務経験を活かし、実践的な授業を行います>
変化が激しく、また異文化への対応が必要となるグローバルビジネスにおいて、ひとりの個として自己を表現することは非常に重要です。しかし残念ながら、日本のビジネスパーソンには、自己表現に対する苦手意識を持っている人が多いのも事実。能力や才能という言葉が言い訳として使われることもある。…いいえ、それは苦手なのではなく、圧倒的にトレーニングの経験が足りていないだけ。苦手と考えるから機会を避ける、避けるから技術や知識が身につかない…。悪循環です。
この授業では、その悪循環を断ち切り、今後も成長を続けていくための基盤づくりを目指します。
自己表現には様々な手法がありますが、ここでは特に「書くこと」に焦点をあて、実践的なトレーニングを行います。
授業概要
/Course description
【グローバルビジネスプログラム(GBP)科目】
【グローバルビジネスプログラム(GBP)受講生以外も履修可能です】
◆ビジネスの現場においては「コミュニケーション能力」が重視されますが、ではそのコミュニケーション能力はどう向上させればよいのでしょうか?明確に示されることはありません。というのもこの「能力」とは、「知識」と「技術」を持っていることを説明する言葉にすぎないからです。自己表現についても同様です。
そう、「知識」と「技術」であれば、自らの意志で身につけることが可能。
◆そこでこの授業では、「自らの経験を振り返り、物語として短い作品を書く」トレーニングを、4回にわたり実施します。
それぞれ、有用な理論・知識について講義を行ったうえで、個人ワーク、ペアワークを実施。その結果をもとに初稿を作成し、受講者同士で読み合ったうえで推敲、作品を仕上げる、というフローを重ねていきます。
◆講義では、自己表現に関して有効なさまざまな理論について、ビジネスの現場、出版の現場での具体的なエピソードを通じて解説します。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
授業は全4クール(各クールは3~4回で構成)に分けて実施します
◆第1クール(第1回~第3回)
第1回:オリエンテーション 自己表現の重要性と「物語力」
第2回:レクチャー、インタビューワーク、課題1「初稿作成」の提示
<課題1初稿作成>
第3回:初稿の共有、レクチャー 推敲について1
<課題1提出>
◆第2クール(第4~7回)
第4回:レクチャー アイデンティティの多元性とネットワーク
第5回:課題1についての講評、佳作の共有、課題2ワークのための準備
第6回:レクチャー、インタビューワーク、課題2「初稿作成」の提示
<課題2初稿作成>
第7回:課題2初稿の共有、レクチャー 推敲について2
<課題2提出>
◆第3クール(第8~11回)
第8回:レクチャー 個人の問題と社会の問題
第9回:課題2についての講評、佳作の共有、課題3ワークのための準備
第10回:レクチャー、インタビューワーク、課題3「初稿作成」の提示
<課題3初稿作成>
第11回:課題3初稿の共有、レクチャー ビジネスにおけるビジョン
<課題3提出>
◆第4クール(第12~15回)
第12回:レクチャー V字回復の物語
第13回:課題3についての講評、佳作の共有、課題4ワークのための準備
第14回:レクチャー、インタビューワーク、次回までの課題「初稿作成」の提示
<課題4初稿作成>
第15回:課題4初稿の共有、レクチャー 学び続けるモチベーション
<課題4提出>
※授業は講義、個人ワーク、ディスカッション、ワークショップを組み合わせて行います。各回における比重は、その日程のテーマに合わせて異なります。
※各回の内容については、それまでの内容や進度をもとに適宜変更することがあります。
準備学習・履修上の注意
/Notices
・授業では各人が能動的に参加する活動を実施します。社会に出てからの活動と同様、それぞれが能動的に参加するかどうかで、皆が獲得できる学びは大きく異なります。積極的な参加を求めます。
・授業の最大の素材となるのは、あなた自身がこれまで重ねてきた経験です。日常での自分の心の動きや考え、他者についての注意深い観察・振り返りを重視します。
【授業外学修の内容】
授業において指示した課題を行うこと、毎回の授業の振り返りを行い次の授業に備えること。
各回の授業外学習時間(予習・復習)には平均4時間程度の所要を想定しています。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
パワーポイントによる映写資料を使用。その他、必要に応じてワークシートを配布
【参考書】
授業でその都度紹介
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
課題(全4回)、および各授業のあとで提出してもらうリフレクションペーパー、中間課題および最終課題の評価を加算し、総合評価を行います。
※提出された課題、およびリフレクションペーパーに書かれた内容や質問は、授業の材料とすることがあります。 
リフレクションペーパー:50%
課題:50%

【評価基準】
以下の総合評価による
・各回のリフレクションペーパー:授業で扱ったテーマを理解し自分がどのように受け止めたかを記述しているか
・課題:授業で扱ったテーマを理解し、持論を展開しているか/出題内容を理解し論理的に記述しているか
【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
manabacourseにて実施
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】
・スライド映写をベースとした講義と、個人ワーク、2~5名での対話・グループワークを組み合わせて実施します。
・授業終了に際し、リフレクションペーパー記入のための時間をとります。
・その他、授業の進め方については、第一回授業において説明します。
・上記は現時点での予定です。状況に応じ変更の可能性があります。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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