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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/18 現在

科目名/Course title グローカル文化研究A/Glocal Studies A
担当教員(所属)/Instructor 神戸 万知 (文学部英語英文学科)
授業科目区分/Category 英語英文学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2023年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 金/FRI 3
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
児童文学の翻訳
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
主に英語圏の児童文学の翻訳を通して、グローバルな文化を日本にローカライズする過程を把握し、英語圏の児童文学と日本文化への理解を深めることを目的とします。
この授業はディプロマ・ポリシー中の「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技術を身につけている」に対応しています。
授業概要
/Course description
英語圏の児童文学を日本の子どもに届けるとき、そのまま訳しては受け入れづらいことがたくさんあります。どのような工夫が必要なのかを、具体例を挙げて解説していきます。また、英語圏の児童文学作品を数多く映画化しているディズニーとジブリも取りあげ、文学作品がどのように映像化され、日本に紹介されていくのかを眺めつつ、翻訳との兼ね合いも紹介します。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:ガイダンス「児童文学の翻訳とはなにか」、授業内容と注意点について
第2回:児童文学の文体作り キャラクター、人称体、漢字、ですます・である
第3回:絵本
第4回:小学校低学年
第5回:小学校中学年
第6回:小学校高学年
第7回:ヤングアダルト
第8回:名作の翻訳 『不思議の国のアリス』『クマのプーさん』と『くまのプーさん』
第9回:ベストセラーの翻訳 「ハリー・ポッター」シリーズ、『指輪物語』
第10回: 翻訳とディズニー1 『白雪姫』『シンデレラ』『眠れる森の美女』『メリー・ポピンズ』『ピーター・パン』
第11回:翻訳とディズニー2 『リトル・マーメイド』『アラジン』『ポカホンタス』『ヘラクレス』
第12回:翻訳とジブリ 『ゲド戦記』『ハウルの動く城』『借りぐらしのアリエッティ』
第13回:翻訳とディズニー3 『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『プリンセスと魔法のキス』『リロ・アンド・スティッチ』『レミーのおいしいレストラン』
第14回:旧訳と新訳『赤毛のアン』『宝島』『星の王子さま』「ナルニア国」シリーズ
第15回:レポート提出とまとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
・(予習)次回に取り扱うテーマについて、あらかじめ調べておきましょう。具体的な作品がある回は、その作品を読んでおいてください。
・(復習)講義内容をふまえたうえで、作品を読み直す、もしくは映像を見て、気づいた点や問いをまとめてください。
各回の授業外学習時間には4時間程度かかると想定されます。
毎回ではありませんが、ごく少量の翻訳などの宿題を出すことがあります。自分で翻訳してみないと実感できない事柄が多いので、必ずやってくるようにしましょう。
また、皆さんの意見を聞きながら授業を進めていきますので、恥ずかしがらずに、積極的に発言してください。
辞書は必ず持参してください。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
特になし。

【参考書】
適宜紹介・配布します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
宿題(20%)、授業への参加度(40%)、期末レポート(40%)で評価します。総合評価60%以上で合格とします。
【評価基準】
宿題および授業内での課題は、提出することが基本的に評価基準です。期末レポートは、単なるあらすじや事実ではなく、自らの分析・考察が記述できていることを評価基準とします。
【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
授業内で解説をする。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】

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