科目名／Course title	特別活動（中・高）／Extracurricular Activities (Research)
担当教員（所属）／Instructor	石川　俊一郎 (文学部国語国文学科)
授業科目区分／Category	教職に関する科目
授業形態／Type of class	講義・演習
開講期／Semester	2025年度／Academic Year 　後期／AUTUMN
開講曜限／Class period	水/WED　4
対象所属／Eligible Faculty
対象学年／Eligible grade	3年 , 4年
単位数／Credits	2

授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	学校の教育活動において、「特別活動」は、「より良い人間関係形成」「集団の一員としての自己の成長」の面で、豊かな学校生活を築く、重要な役割を果たしています。本講義では、学生一人一人の、特別活動での経験を生かしながら、「特別活動の論理と実際」について学んでいきます。「各教科・道徳・総合的な学習の時間」との関係を踏まえ、「特別活動の役割」を明確にし、実際の指導に役立つ学習を行います。また、平成29年3月に改訂された「学習指導要領」に示された新しい時代の「特別活動」で取り組むべき課題や「特別活動」の学習で身に付けるべき力、「指導内容・指導方法」について学び、学校での実践的な指導に役立つ授業を行います。
授業概要 ／Course description	学校は、一人一人の生徒が楽しく充実した生活を送る場であり、人間としての生き方を考え、他者とともに、自己を形成していく「人間教育の場」です。「学級活動／生徒会活動／学校行事」等を内容とする「特別活動」を通しての学びは、「生徒の成長」にとって、重要な要素となっていることを理解します。 本講義では、「特別活動の指導」に役立つ様々な理論を学び、「学んだ知識・技能」を具体的な生徒指導に生かせる力を身に付けられるようにします。また、「学級活動の模擬授業」にも取り組んでもらいます。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第1回：オリエンテーション　特別活動の概要について 第2回：特別活動の役割と変遷 第3回：特別活動の目標と内容①　目標と内容の理解 第4回：特別活動の目標と内容②　「見方・考え方」と学習過程 第5回：学級活動①　学級や学校生活における生活づくりへの参画 第6回：学級活動②　日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全 第7回：学級活動③　一人一人のキャリア形成と自己実現 第8回：生徒会活動 第9回：特別活動の全体計画と年間指導計画①　指導案検討① 第10回：学校行事 第11回：特別活動の全体計画と年間指導計画②　評価・指導法　指導案検討② 第12回：模擬授業① 第13回：模擬授業② 第14回：模擬授業③ 第15回：学校教育における特別活動の意義と課題
準備学習・履修上の注意 ／Notices	【授業外学習の内容】 ・各授業における授業外学習時間(予習・復習)には、3時間程度を想定している。 ・毎時において、授業時に提示された課題について、考えた内容をレポートとして提出。 ・毎時において、授業後に「振り返り」を行い、自己評価を提出。 ・「模擬授業」を授業時に一人ずつ実施する。各自で「学級活動指導案」を作成。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】 ・授業時に指示をする。 【参考書】 文部科学省『中学校学習指導要領解説　特別活動編』（平成29年告示） https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387016.htm　　より 全文参照可能。 『高等学校学習指導要領　特別活動編』（平成29年告示） https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1407074.htm　より全文参照可能。
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】 ・試験＝課題論文　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（50％） ・指導案、模擬授業　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（30%） ・授業時の取組状況等、毎時のレポート、振り返りシート（20％） 【評価基準】 ・課題論文：課題に正対している。多面的・多角的に自己の考えを述べている。 ・指導案：「特別活動」の目標に即した指導案を作成できている。 　　　　　　生徒の「課題解決能力」を伸ばす指導の工夫が押さえられている。 ・取組状況：授業時に扱った内容について理解を深めている。 　　　　　　授業について、「意欲的・協働的」に取り組むことができている。 　　　　　　「レポート・振り返りシート等」を毎回、締め切りまでに提出できている。 【課題（試験やレポート）に対するフィードバックの方法】 ・レポート等は、採点後、解答の解説を通してフィードバックをする。 ※この授業は、「中学校専任教諭」としての実務経験のある教員による授業であり、実際の教育現場における「教育指導経験」を生かし、「実践的な授業」を行う。
備考 ／Notes	【討議（ディスカッション、ディベート）を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表（プレゼンテーション）を取り入れている】 ・毎時において、「特別活動」に関する考え方について、討議・発表・グループワークなどで、認識を深める。 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 ・毎時において、グループ討議で考えた内容を発表することを通して、学びを深める。 ・指導案を作成し、模擬授業を実施する。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html