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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 教育の制度と経営(中・高)/Educational Administration and Management
担当教員(所属)/Instructor 萩原 真美 (文学部国語国文学科)
授業科目区分/Category 教職に関する科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 水/WED 4
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
教育制度の理論と構造について、成立の歴史的経緯、教育関連法規、教育行財政のしくみを関連させながら扱う。その具体的事象として、学校経営・学級経営を取り上げ、教員として主体的な教育活動を行うための知識を獲得する。達成目標は以下の四点である。
①日本の教育制度の理論と構造を理解する。
②日本の教育関係法規についての知識を得る。
③日本の教育行財政のしくみを理解する。
④学校経営・学級経営のしくみを理解し、「チーム学校」のあり方、学校と地域の連携、学校安全への対応を踏まえながら教員として主体的な見解を提示できるようにする。
授業概要
/Course description
主として日本の教育制度について、成立に至る歴史的経緯、法体系、行財政の面から概説する。その上で、具体的な教育活動である学校経営・学級経営について、「チーム学校」のあり方、学校と地域の連携、学校案全への対応を踏まえながら、現在の学校現場が抱える諸課題に対して主体的に関わる方策を考える。講義に加え、グループワーク、ペアワークなどを取り入れ、受講生間で意見を交わしながら、教員として主体的に行動するためのあり方を検討する。可能な限り教育現場の現状を具体的に紹介しながら進める。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:オリエンテーション―教育制度の概要―
第2回:近代日本における公教育の始まりと学校制度(1870年代~1900年代)
第3回:近代日本の教育制度の展開と戦時下体制における教育制度(1900年代~1940年代)
第4回:戦後教育改革と教育制度の整備
第5回:諸外国の教育制度―グループワーク①
第6回:教育法体系(1)教育法規の種別、日本国憲法の教育条規
第7回:教育法体系(2)教育基本法
第8回:教育法体系(3)学校教育法
第9回:近年の教育改革と教育事情―グループワーク②
第10回:教育行政のしくみ
第11回:教育財政のしくみ
第12回:学校の役割と学校経営
第13回:学級経営―グループワーク③
第14回:「チーム学校」のあり方―教職員と専門スタッフ、地域との連携を中心に―/学期末レポート
第15回: 講義全体のまとめとレポート内容の講評
準備学習・履修上の注意
/Notices
毎回授業の最後に小レポートを配布するので、その日の授業に関する問い(こちらで提示)について論じること。そのためには、自分なりに疑問を持ち、それについて考えながら授業に臨む必要がある。小レポートは、単なる授業の内容の要約や感想を書くものではない。授業を通じてどのようなことを自分なりに考えたかを書いてほしい。もちろん、その課題に答えた後に、感想、意見等を述べることは構わない。
 本講義では、授業の内容に関わるグループワーク(3回程度)を行う。グループワークを行うために事前に課題(分担をして調べてくるような課題)を課すが、指示に従って準備をしてくること。
本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。
【授業外学修の内容】
毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
土屋基規編著『現代教育制度論』ミネルヴァ書房、2011年

【参考書】
授業担当者が用意した資料を配布する。授業内において適宜指示する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
毎授業の小レポート(30%)、授業への参加度(15%)、学期末試験(55%)

【評価基準】
・毎授業の小レポート(30%)…問われたことに対して的確に答えていることと、自分なりの考えを論じているか。
・授業への参加度(15%)…グループワーク等に積極的に参加し、発言等を行っているか。事前準備を十分に行っているか。
・学期末レポート(55%)…一般論ではなく、具体例等を交えながら論を展開し、その問題に対していかに主体的に考えられているか。

【課題(試験やレポート)に関するフィードバック方法】
2 回目以降、毎授業の冒頭に小レポートについてコメントを返す。学期末レポートは採点後返却し、講評を行う
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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