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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 教育課程論(中・高)/Formation of the School Curriculum |
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担当教員(所属)/Instructor | 今井 福司 (全学基盤教育部門ライフ・リテラシー教育センター) |
授業科目区分/Category | 教職に関する科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 火/TUE 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
本授業では、教育課程編成の理論ならびに制度の基本を理解するとともに、教育課程との関連をふまえながら対応する教育方法についても学ぶことによって、学生が自分でカリキュラムを編成し、適切な教育方法を用いることができるようになることを目標にする。 |
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授業概要 /Course description |
小・中・高等学校で何を教えるか、その基準を定めたものが学習指導要領である。学習指導要領はほぼ10年ごとに改訂される。時代の変化に応じて、目指す学力観もかわり、教育の方法と技術も変化する。とくにコンピュータの普及により、情報機器が発達し、教材も大きく転換してきた。教育目標の変遷や学力観の変化とのかかわりも踏まえて、教育の方法・技術に関わる部分について一部扱う。 日本における教育内容・方法の改革はアメリカの強い影響を受けてなされてきた。本授業では、戦後日本における教育内容・教育方法の変遷を、アメリカ教育の変化との関わりをもふまえて検討することを通じて、学習指導要領を中心に教育課程・方法の理論と実践の基本事項を考察する。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:イントロダクション,教育の目的・目標と教育課程 第2回:占領下における経験主義教育、生活単元学習と問題解決学習 第3回:カリキュラムの類型: ScopeとSequence、昭和20年代の学力論争および系統学習への転換 第4回:教育内容の「現代化」 第5回:学問中心カリキュラムと発見学習 第6回:カリキュラムの「人間化」と「ゆとり教育」 第7回:「追い付き型近代化」の終焉と個に応じた指導の展開 第8回:高校における選択の拡大、学校スリム化と教育内容の大幅削減 第9回:総合的な学習の時間・「生きる力」を育てる教育方法 第10回:PISAとTIMSS(国際学力調査) 第11回:「生きる力」と学力低下論および2008年版学習指導要領の特徴と内容 第12回:教育評価の方法と考え方、情報メディアの活用と学校教育 第13回:カリキュラム・マネジメントならびに教育課程の改善評価 第14回:まとめと最終試験 第15回:最終試験のフィードバック |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定される。 【授業外学修の内容】 (予習)該当する学習指導要領を事前に読み込んでおき、概要を掴んだ上で出席すること。 (復習)授業で扱った内容について各種用語辞典で定義を確認し、自分の疑問点などを整理しておく。また、授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 授業内で指示する。また、各授業回に教員がプリントを作成して配布する。 【参考書】 田中耕治、水原克敏、三石初雄、西岡加名恵『新しい時代の教育課程第5版』有斐閣、2023 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 学期末試験の成績(80%)ならびに毎授業の小テストや教員からの問いかけに対する応答を踏まえた授業の参加度(20%)により評価する。 【評価基準】 試験:授業で扱ったテーマに関する問題に解答できる。 授業への参加度:教員からの問いかけに積極的に発言し、授業に参加している。毎回の小テストで出題される問題について、授業の内容を踏まえて適切な回答ができている。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 毎授業の小テストは、次回授業内で紹介し、模範解答を共有する。第15回目もしくは別途公開する動画で最終試験のフィードバックを行う。 |
備考 /Notes |
・この授業は、オープンな教育リソースを取り入れている。:国立教育政策研究所教育図書館公開「戦後教育資料デジタルアーカイブ」URL: https://www.nier.go.jp/library/sengo/ , 東京学芸大学学校図書館運営専門委員会作成「先生のための授業に役立つ学校図書館活用データベース」 URL: https://www2.u-gakugei.ac.jp/~schoolib_v2/htdocs/ |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html