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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 情報資源組織演習(目録)/Organization of Library/Information Resources:Cataloging |
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担当教員(所属)/Instructor | 今井 福司 (全学基盤教育部門ライフ・リテラシー教育センター) |
授業科目区分/Category | 司書に関する科目 |
授業形態/Type of class | 講義・演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
本授業の目的は、様々な形態・内容の情報資源に関する書誌データおよびメタデータの作成の練習を行うことによって、多様な情報資源の書誌事項を、検索可能な書誌データの形式に変換する実践的な技術を身に付けることである。このために、受講者は所定のスキルを身につけると共に、これらのスキルを活用するために必要な基礎的な知識についても身につけていることが求められる。 |
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授業概要 /Course description |
本授業では、実際の情報資源を用いて、目録規則に基づき、書誌事項の識別と書誌記述の作成を行う。記述目録法として、日本目録規則2018年版を用いて作成演習を行う。また、現状のコンピュータ上の書誌データの形式と作成法の基礎的知識についても学ぶ。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 書誌データと標準規格:目録、メタデータ、ISBN、ISSN、目録の意義 第2回 目録と目録記入(1):日本目録規則(NCR2018)、FRBRの概要とメリットについて 第3回 目録と目録記入(2):実体、属性、関連、情報源 第4回 目録と目録記入(3):エレメント、サブエレメント、エレメント・サブタイプの理解と演習 第5回 目録作業(1):冊子体の記述(1)体現形(タイトル、責任表示、出版表示)の記述 第6回 目録作業(2):冊子体の記述(2)体現形(シリーズ表示、刊行形式等)の記述 第7回 目録作業(3):冊子体の記述(3)表現形、著作の記述 第8回 目録作業(4):冊子体の記述(4)個人・団体の記述 第9回 目録作業(5):冊子体の記述(5)関連、典拠形アクセスポイントの記述 第10回 目録作業(6):冊子体の記述に関する総合演習(実際の資料を用いた記述) 第11回 目録作業(7):総合演習の振り返り、定期刊行物、マイクロ資料の特性と目録作業上の注意点について 第12回 目録作業(8):CD・DVDの記述(1)録音資料、映像資料の特性と目録作業上の注意点について 第13回 目録作業(9):CD・DVDの記述(2)受講生の手持ち資料を用いた体現形の記述 第14回 情報資源の管理における抄録の作成(報知的抄録、指示的抄録の違いと付与)、共同分担総合目録データベースについて 第15回 授業のまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定される。 【授業外学修の内容】 (予習)テキストの該当する箇所を事前に読んでおき、概要を掴んだ上で出席すること。 (復習)授業で扱った内容について各種用語辞典で定義を確認し、自分の疑問点などを整理しておく。また、授業において指示した課題を行うこと。 【その他の注意事項】 ・本授業は「情報資源組織論」で学習する内容を理解していることを前提としているので,「情報資源組織論」を前年度までに履修しているか,この科目と同年度に履修していることが望ましい。 ・多くの内容を扱う演習科目であるので,可能な限り欠席はしないこと。欠席した場合は、授業用Webサイトに演習資料を掲示しているので、そちらを参考にし、出席者か教員へ早めに不明な点を確認するようにすること。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 小西和信, 田窪直規. 『三訂 情報資源組織演習』(高山正也, 植松貞夫監修. 現代図書館情報学シリーズ : 10), 樹村房, 2021. 【参考書】 日本図書館協会目録委員会編. 『日本目録規則』(2018年版), 日本図書館協会,2018. 和中幹雄, 山中秀夫, 横谷弘美共著. 『情報資源組織演習 新訂版』(JLA図書館情報学テキストシリーズIII-10), 日本図書館協会, 2016. |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業の参加(20%)ならびに毎回課す小課題の成果(80%)によって評価を行う。期末試験や期末レポートは課さない。 【評価基準】 授業への参加は授業中の発言やリアクションペーパーの提出状況によって評価する。小課題は毎回授業中に提示する課題に取り組み,適切にこちらの問題に解答できているかを評価基準とする。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 授業への参加のうち、授業中の発言についてはその場で対応を行う。リアクションペーパーならびに小課題については2回目以降、毎授業の冒頭に全員に対して画面で作業結果を提示しながら解説、フィードバックを行う。 |
備考 /Notes |
・この授業は、オープンな教育リソースを取り入れている: 国立国会図書館遠隔研修教材「日本目録規則2018年版のポイント」 URL: https://www.ndl.go.jp/jp/library/training/remote/NCR2018.html ・本授業は情報教室以外の教室で授業を行うが、可能であればExcelやmanaba courseへの書き込みができる情報端末を持参するとより効率的な学習が可能となるので、用意できる受講生は対応を推奨する。なお、仮に用意ができなかった場合でも、授業の参加ならびに成績評価には影響しない。また、印刷体でのワークシートなども用意する予定なので、用意できない場合は無理をしないこと。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html