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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 図書館情報資源特論/Special Study of Library/Information Resources |
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担当教員(所属)/Instructor | 中山 美由紀 (全学基盤教育部門ライフ・リテラシー教育センター) |
授業科目区分/Category | 司書に関する科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 火/TUE 3 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
―児童・青少年のためのノンフィクション絵本・資料― |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
図書館情報資源に関する出版流通、コレクション形成の理論やその方法について、児童・青少年のためのノンフィクション絵本・そのほかのノンフィクション資料を中心に、講義、調査、発表、対話、討論、レポート作成などによって、理解を深め、図書館コレクションの構築や、知的な世界を構築する児童・青少年への提供ができるようになる。 |
授業概要 /Course description |
図書館情報資源概論で学んだ図書館コレクション形成の選定および評価について、児童・青少年資料の特にノンフィクション絵本やそのほかのノンフィクション資料を題材として、コレクション構築の上での課題や必要な知識・スキルについて学ぶ。また実際のノンフィクション作品について、観点ごとに特徴をとらえて、資料理解を深めること、および出版や流通などについても取り上げる。選書した本を互いに見合い、対話する機会を設ける。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:オリエンテーション:児童青少年資料の特性とノンフィクションジャンル 第2回:コレクション形成の理論と方法:絵本の選択に関わる選択ツール,選定・評価の基準 第3回:科学技術分野,生活分野の情報資源の特性とノンフィクション絵本との異なり 第4回:コレクション選定・評価の実践(1):「がかくのとも」から 第5回:コレクション選定・評価の実践(2):「科学道」から 第6回:人文・社会科学分野の情報資源とその特性とノンフィクション絵本・新書との異なり 第7回:コレクション選定・評価の実践(3):「たくさんのふしぎ」から 第8回:コレクション選定・評価の実践(4):「岩波ジュニア新書」「ちくまプリマ―新書」等から 第9回:児童書出版・流通,主な出版者について(中間課題提出) 第10回:コレクション選定・評価の実践(5):伝記絵本と伝記読み物から 第11回:コレクション選定・評価の実践(6):「SDGs」から 第12回:障碍者のための資料:バリアフリー図書の特性と資料受け入れ,選定について 第13回:児童青少年資料に対する情報資源組織化の課題,書誌情報の作成と主題分析および形態上の難しさ 第14回:最終レポート 提出と発表 第15回:レポート総評とまとめ 電子化などを含む今後の展望 ※これに加え、以下をテーマにした以下の課題提出を別途求めます。 (1)授業内の課題本の記録と評価(毎回、記録して第13回提出) (2)ノンフィクション資料の出版者についてのレポート 1500字以上 (3)図書館の児童青少年サービスにおけるノンフィクションの位置づけ 2000字以上 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
この授業の予習には2.5時間、復習には1.5時間(計4時間)程度かかる。 【授業外学修の内容】 扱う絵本や作品には昔話や創作の物語(フィクション)は含まれないので、「ノンフィクション」の定義を確認してから履修すること。 テーマ・観点に合わせて、ほとんど【毎週】本を探し借りてくることが課題となる。居住区だけでなく大学近くの公共図書館の利用カードも作成しておくこと。公共図書館のホームページ、webサイト「絵本ナビ」、「たくさんのふしぎ」「かがくのとも」「岩波ジュニア新書」「科学道」のホームページ上の情報を読み込んでおくこと。 毎回の課題本のから選んだ資料の書誌・評価を記していく予定である。 ゲスト授業も検討するので実施の折は授業内で知らせ、シラバスの移動・変更もあることを承知されたい。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 特になし 【参考書】 鎌田和宏,中山美由紀共編著 『先生と司書が選んだ調べるための本』 少年写真新聞社,2008 健康情報棚プロジェクト・からだとこころの発見塾編『からだといのちに出会うブックガイド』読書工房, 2008 世界とつながる子どもの本棚プロジェクト編 『多文化に出会うブックガイド』 読書工房,2011 藤嶋昭,菱沼光代著 『子どもと読みたい科学の本棚 童話から新書まで』東京書籍,2013 宇野和美ほか著『明日の平和をさがす本 戦争と平和を考える絵本からYAまで300』文響社,2016 福岡淳子・金澤磨樹子編『小学校学年別知識読もの240』少年写真新聞社,2020 東京子ども図書館編『知識の海へ 児童図書館 基本蔵書目録3』東京子ども図書館,2022 絵本でSDGs推進協会編『絵本で学ぶSDGs』(別冊 太陽 日本のこころ―301)平凡社,2022 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 ①毎時のリフレクションコメントと授業への参加度 20% ②課題選書記録と資料評価 20% ➂ノンフィクション資料に関わる出版社レポート 20% ④児童サービスにおけるノンフィクションレポート 40% それらを総合して、総合評価60%以上を単位認定の最低条件とする。 ②③に提出のないものの④の提出は認めない。 【評価基準】 自らの発見や考え・意見が表現されている点を評価する。 資料を作品として深く理解し、利用者のニーズにあわせた図書館員としての適切な資料評価ができているかどうかを基準とする。 【課題に対するフィードバックの方法】 リフレクションコメントやレポートにはコメントを返すまたは授業内で総評と解説をする。 |
備考 /Notes |
・この授業は学校図書館における司書教諭・学校司書として実務経験のある教員による授業であり,実際の学校図書館現場における図書館サービス経験を生かして実践的授業を行う。 ・この授業には次の要素を取り入れる。 【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 ・出席は2/3以上していること。(規定による公欠等は除く) |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html