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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 図書・図書館史/History of Books/Libraries |
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担当教員(所属)/Instructor | 藤原 秀之 (全学基盤教育部門ライフ・リテラシー教育センター) |
授業科目区分/Category | 司書に関する科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 火/TUE 4 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
主として日本における図書・図書館の歴史を通観し、図書館の社会的な役割の歴史的変遷について理解を深めることで、現在の図書館、図書館員に求められていることを自分なりに表現できるようにする。 |
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授業概要 /Course description |
図書館では今日、さまざまな媒体の資料を収集し、公開している。しかしなおその中心にあるのは、主として紙に書かれた文字によって構成される、いわゆる「図書」であり、図書館はその収集と保存、公開の場としての機能を失っていない。そうした図書、図書館の、主として日本における歴史を、講義を通じて学んでゆく。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:図書・図書館史について-オリエンテーション・概論- 第2回:「本」の始まり-紙の発明と「本」の誕生- 第3回:印刷の歴史-東洋と西洋- 第4回:本の形-装訂・造本- 第5回:本の生産と流通-印刷文化の発展と読者層の広まり- 第6回:本の将来-多様化するメディアと「本」の役割- 第7回:西洋図書館史-図書館の源流~中世の図書館- 第8回:西洋図書館史-近代国家の図書館- 第9回:東洋図書館史-中国を中心に- 第10回:日本図書館史-中世以前:公家、武家の文庫- 第11回:日本図書館史-近世:幕府、大名の蔵書、市井の蔵書家たち- 第12回:日本図書館史-近代図書館の展開 第13回:日本の大学図書館の現状 第14回:図書館の課題と将来-図書館員の役割- 第15回:試験とまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
これまでに日本史(通史、文化史)を学んだ人や、文学、歴史に関心がある人には親しみが持ちやすいかもしれない。ただ、歴史に苦手意識のある受講生でも、毎回配布するレジュメや解説を聞き、復習することで理解を深めることができるだろう。また、毎回、講義冒頭で前回授業のフィードバックを行うので、授業の感想や質問はリアクションペーパー(出席カード)に具体的に記入してくれれば、対応してゆきたい。 予習復習の時間数は4時間程度想定している。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 特に指定しない。講義時に授業内容をまとめたプリントを配布する。 【参考書】 参考文献等は、各回の講義の中で適宜紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 講義内容に関する試験:60% =第15回に実施する試験による評価。 平常点評価:40% =授業参加度など、授業への取り組み方を総合的に判断。 【評価基準】 試験:講義内容を把握し、関連する論述問題に答えられる。 授業への参加度:授業内容に関心を持ち、リアクションペーパーに自身の考えがしっかりと記述できている。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 各回のリアクションペーパーに寄せられたコメントや質問については、次回の講義内で回答するようにしたい。 |
備考 /Notes |
大学図書館で司書の実務経験のある教員による授業である。和書、古典籍にかかわる業務や、図書館運営全般にかかわってきた経験に加え自身の研究活動の中で得られた具体的な事例や古典籍の現物などを紹介しながら講義を進めてゆく。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html