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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 現代社会と生涯発達/Life Span Development in Contemporary Society
担当教員(所属)/Instructor 堀口 康太 (人間総合学部発達心理学科)
授業科目区分/Category 学部共通科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 水/WED 4
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
現代社会を生きる人の生涯発達の様相
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 複雑化、多様化した現代社会を生きる人の生涯発達を理解し、それぞれの発達段階で自らがどのように生活していけばいいか、そして、学生が社会に出てから出会う人々の発達を支援していけばいいかを考えられるようになることをねらいとする。
授業概要
/Course description
 人が産まれてから死ぬまでの生涯発達のプロセスについて、胎児期から老年期までの、それぞれの発達段階で直面する発達課題について、エピソードと研究成果を交えて、育つこと、学ぶこと、働くこと、そして老いていくことといった人の生涯発達の特徴を理解していく。
 各授業で提示する話題を受けて、受講者が架空の人物を1人設定し、「その発達段階でどのような経験をしながら発達するのか」に関する架空のエピソードを作成する。最終の期末レポートでは、そのエピソードを統合して、1人の人間の一生(生涯発達)のあり方を描いてみる。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:人が発達していくという意味
第2回:胎児の成長過程と乳児の能力
第3回:タドラー期における基本的生活習慣の獲得
第4回:幼児期の認知機能と養育者との関係性の発達
第5回:幼児期の対人関係と社会性の発達と不適応
第6回:児童期の認知機能と社会性の発達
第7回:児童期の学習動機づけと学校適応
第8回:思春期の対人関係と特有の問題
第9回:青年期におけるアイデンティティと時間的展望
第10回:成人期におけるキャリア発達
第11回:成人期の子育てと子育て支援
第12回:中年期におけるアイデンティティの危機
第13回:中年期から老年期にかけての人間関係
第14回:老年期のwell-being
第15回:人の生涯発達をまとめる(人生の物語を統合する)
準備学習・履修上の注意
/Notices
(予習)
参考書を読んで、各回の授業で取り上げる予定の発達段階の特徴を大まかにつかんでおいてください。
(復習)理解を深めるために、重要語句の意味を改めて自分で調べるなど、復習をすることを勧めます。
 授業実施後、リアクションペーパーあるいはmanabaを用いたリアクションの提出を求めます。
各回の授業外学習時間(予習・復習)には 4 時間程度かかると想定されます 。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
本授業では特に指定しません。

【参考書】
『エピソードでつかむ生涯発達心理学』岡本祐子・深瀬裕子編著(ミネルヴァ書房)
『対人援助職のための発達心理学』(渡辺弥生監修・藤枝静暁・藤原健志編著) 
『ヒューマン・ディベロップメント』青柳肇・野田満 編著(ナカニシヤ出版)
『図でわかる発達心理学』新井邦二郎 編著(福村出版)
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
 授業後のリアクションペーパーの記述内容(40点満点)
 期末レポート(60点満点)
 合計100点で評価する。

【評価基準】
(1)リアクションペーパーの記載
 その日の授業の内容を適切に理解したうえで、架空の人物が授業で紹介した発達段階で経験をしうるエピソードを作成できているかを基準とする。

(2)期末レポートの内容
 全15回の授業から作成してきた架空の人物が経験するエピソードを統合して、1人の人間の生涯発達が描けているかを基準とする。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
 リアクションに記載された感想や質問についてのコメントは、次回以降の授業スライドの中に含めたり、必要に応じて履修者に対して、個別のフィードバックを行う。
備考
/Notes
この授業は、主に福祉領域において、新生児期から高齢期までの生涯発達の支援を提供してきた教員がその実務経験を活かして、人の生涯発達のあり方について実践的な授業を行うものです。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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