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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | ストーリーテリング研究Ⅱ/Storytelling Ⅱ (Research) |
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担当教員(所属)/Instructor | 伊藤 明美 (人間総合学部児童文化学科) |
授業科目区分/Category | 児童文化学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
現代の子どもたちは、視覚からの刺激が多い環境に生きています。しかし、お話を耳から聞くことで、頭の中に絵を想像してその世界を楽しみ、想像力が豊かに育まれます。ストーリーテリングは語り手と聞き手の距離を縮め、成長しても語り手とお話のことを覚えている子どもは少なくありません。この授業では選び方・語り方の理論とスキルを学び、テキストを見ながら語れるようになることを目指します。全国で唯一、大学の正規授業として、ストーリーテリングを学べる授業です。 達成目標 1.語るお話の選び方を理解する。2.ストーリーテリングの基本的なスキルを身につける。 |
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授業概要 /Course description |
この授業では,どんなお話を選び、どのように覚え,どのように語るかを考え,ストーリーテリングに取り組みます。お話を覚えることは、暗記ではありません。イメージトレーニングや身体から楽に声を出す練習をして、自然に少しずつ語れるようになりましょう。日本語の語りには、落語や狂言など日本の伝統芸能等の映像が参考になります。良い語り手となるには、たくさんのお話を聞くことも大切ですので、講師による語りを聞いてください。講師が一人ひとり丁寧に指導しますので、誰でも声が出るようになり、テキストを見ながらイメージを伝える語りができるようになります。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:オリエンテーション いろいろなお話を聞く 第2回:ストーリーテラーの歴史① グリム童話の語り手 第3回:ストーリーテラーの歴史② 日本の語り手 第4回:お話を選ぶ① 語るテキストを探す(図書館での授業を予定) 第5回:お話を選ぶ② お話をイメージする 第6回:お話を覚える① お話の構造 第7回:お話を覚える② イメージと声 第8回:発声と身体① 楽に声を出す 第9回:発声と身体② 自分の声を取り戻す 第10回:お話を語る③ 日本語をよく語るために 第11回:お話を語る④ 日本の伝統芸能に学ぶ 狂言・落語 第12回:お話を語る⑤(グループワークと個別指導) 第13回:お話を語る⑥(グループワークと個別指導) 第14回:実技テスト(テキストを見て良い) 第15回:実技テスト(テキストを見て良い) まとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
授業外学習は、教科書・参考書の他、昔話やお話の本を読んでおくこと。実技テストの練習をすること。各回の授業外学習時間は、平均4時間程度と想定されます。 「ストーリーテリング研究Ⅰ」を履修していること 「ストーリーテリング研究Ⅲ」の受講には,この講義の履修が必須となります。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 伊藤明美著.『先生が本(おはなし)なんだね』語りの入門と実践.小澤昔ばなし研究所, 2016. ISBN 978-4-902875-78-2 【参考書】 松岡享子著.『選ぶこと』レクチャーブックス お話入門2.東京子ども図書館,2018 . ISBN 978-4-88569-188-1 松岡享子著.『よい語りー話すことⅠ』レクチャーブックス お話入門 4.東京子ども図書館,2008 . ISBN 978-88569-190-4 シャルロッテ・ルジュモン著,高野享子訳.『“グリムおばさん”とよばれて メルヒェンを語りつづけた日々(改訂版)』こぐま社,2021. ISBN 978-4-7721-9076-3 その他授業中に随時紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 実技(50%)、レポート(30%)、リアクションペーパー(20%) 【評価基準】 実技:①“語るお話の選び方”について理解できているか ②ストーリーテリングの基本的なスキルを身につけているか(テキストを見て良い) レポート:授業で扱ったテーマを理解し、持論を展開できる リアクションペーパー:自分なりの気づきや考えを記述している。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 実技、レポート、リアクションペーパーについてコメントを返す。 |
備考 /Notes |
この授業は、図書館司書・語りの講師の実務経験のある教員による授業であり、それらの経験を生かして実践的な理論と実技を習得するものです。 ・この授業には、次の要素を取り入れています。 【グループワーク】 【実技】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html