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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | わらべうた研究/Japanese Nursery Rhymes (Research) |
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担当教員(所属)/Instructor | 髙橋 佳奈枝 (人間総合学部児童文化学科) |
授業科目区分/Category | 児童文化学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 水/WED 5 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
わらべうたと、乳児・幼児・学童との関わり |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
日本人の子育て、子ども同士の生活の中で育まれてきた知恵の一つである「わらべうた」とその有効性を探り、発達を支え伸びる「力」を引き出す方法を身に付けることを目的とする。 実際にわらべうたを唄いあそぶことから、子どもの心身の成長発達を体験的に学ぶ。 伝承文化のひとつであるわらべうたを様々な観点から分析し、理解を深める。またそのために必要な楽譜の読み書きを学ぶ。 指導できる力を身に付けるための基本的な留意点を学び、自己教育の出発点とする |
授業概要 /Course description |
少子化のすすむ現代の子育て状況は、私たちの想像を超える勢いですすんでいます。 先人たちの知恵を借り、わたしたち日本人の子育てがどのように送り伝えられてきたかを探り、現代に生きる子育て支援や保育園での取り組みなどを含めた、子どもの育ちを考え、活かせる知識をお伝えしたいと思います。 「人は人によりのみ育つもの」というのは、スマホやインターネットがどんなに発達しても成しえない大事なものだということです。誕生から大人になるまでに、特に乳児期は人間の歴史をなぞるように成長するともいいます。 「わらべうた」は日本人の生活の中で生み出され歌い継がれた伝承の音楽です。先人たちの知恵や言霊をうけとり伝えていくためにも、記録の方法を身に付けることも大切なことから、音楽としての意義も学びたいと思います。 主に4つの観点で授業をすすめます。 ●日本のわらべうたの特徴を知る。 ●日本人の子育てや、子ども同士の生活の中から生まれた知恵を理解し、共有し感情を想像・体験しながら、わらべうたの実践や文化活動に必要な知識とします。 ●乳児・幼児・学童の子どもの発達の特徴を知り、年齢集団にふさわしい「わらべうた」を選ぶ力と、子どもと一緒にあそびながら唄を聞かせることができる力を養います。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:わらべうたの特徴 第2回:わらべうたの言葉とリズム 第3回:乳児期の発達とわらべうた(0歳児) 第4回:乳児期の発達とわらべうた(1・2歳児) 第5回:幼児期の発達とわらべうた(3歳児) 第6回:課題とふりかえり・発表 第7回:幼児期の発達とわらべうた(4・5・6歳児) 第8回:学童期の発達とわらべうた(6・7歳~) 第9回:粗大運動・微細運動の発達観点から 第10回:社会性の発達観点から 第11回:言語発達・認識・思考の観点から 第12回:音楽的発達の観点から 第13回:日本人のものの見方と「生活」「自然」のわらべうた 第14回:伝統行事とわらべうた 第15回:質疑応答 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
◎動きやすい服装と履物で授業にのぞむこと。 ◎教科書・筆記用具を用意すること。 ◎実践したわらべうたを復習し、次の授業までに覚える。 ◎毎回のリアクションペーパーの提出 各回の授業外学習時間(予習・復習)には 4 時間程度かかると想定される 。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 わらべうたと子どもの育ち 木村はるみ 著 エイデル研究所(2019年発行) 必ずテキストを用意のこと 参考文献は必要に応じて紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業の参加態度と提出物・簡単な実技試験 授業時間内でのレポート提出・歌の実技発表も評価の対象とする。 【評価基準】 レポート(40%)・歌の実技演習(30%)や発表(30%)の評価をあわせ、総合評価6割以上であることを単位認定の最低評価とする。 授業の参加度:積極的に発言でき授業に参加している。 リアクションペーパー:単なる感想ではなく、あそびの分析や自らの考えを記述している。 課題:能動的・自発的な調査、および多角的な視点からの分析や持論を展開している。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 リアクションペーパーなどを使いながら議題を共有 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習・実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html