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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 編集研究/Compilation (Research) |
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担当教員(所属)/Instructor | 細江 幸世 (人間総合学部児童文化学科) |
授業科目区分/Category | 児童文化学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 木/THU 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
読む・考える・伝える |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業は、編集者としての実務経験のある教員による授業であり、編集の基本的考え方や手法等を学ぶことのできる実践的授業です。 一冊の本が読者に届くまでには、多くの人々が関わります。すなわち、作者、画家、装丁家、印刷・製本会社、取次、書店員…、そして編集者です。それぞれの場面で、編集者はどのように関わっているのでしょうか。本づくりの現場の全体的な流れを掴み、理解することを第一の目標とします。 編集とは何か。編集者とは? 単なる技術としてだけではない「編集」という仕事の意味を、ともに考えていく場にもしたいと思います。 様々な課題やグループワークをして、最終的には各自が1テーマ(8〜16P)のZINEを制作します。 |
授業概要 /Course description |
本という媒体は、さまざまな情報をまとめ、わかりやすく提示するという意義を持っています。そのために編集作業というものが必要になるのですが、その内容は、本の編集だけにとどまらず、さまざまな媒体(ウェブ、音声、映像など)においても、必要とされるスキルを内包しています。また、実際に物を作るということは、予算の制約を受けるという意味において、商品としての側面をもちます。作り手と販売者の間にいる編集者には、その両面をカバーする知識・技術とこころがまえが必要とされます。 昨今のテクノロジーの進歩によって大きく変化してきている編集実務の実際を紹介しつつ、情報を整理し、わかりやすく伝えるための、テキストやグラフィックの仕組みを、実際に刊行されている本や雑誌を紐解きながら考察し、それぞれ課題を制作することを通して、編集の基本を学んでいただきます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 基礎知識(1):本ができるまで、流通システム、 第2回 基礎知識(2):本の部分や名称、表紙デザイン、文字について 第3回 基礎知識(3):印刷の仕組み、製本、紙 第4回 基礎発展(1):装丁、デザイン、レイアウト、気になる本を取り上げて考察(発表) 第5回 基礎発展(2):帯、袖、popを書く(課題) 第6回 編集手法(1):伝えるということ(文章作成)(課題) 第7回 編集手法(2):しっかり読む(文章を読んで何を説明しているか考える)(グループワーク) 第8回 編集手法(3):原稿整理、校正(課題) 第9回 編集手法(4):企画書を書く、依頼の基本、インタビューの手法など 第10回 ZINEを作る(1):テーマ設定、切り口:企画書を書く 第11回 ZINEを作る(2):目次、読者対象 第12回 ZINEを作る(3):構成、台割の決定 第13回 ZINEを作る(4):制作① 第14回 ZINEを作る(5):制作② 第15回 発表 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
本を、編集という視点から見ていくので、日頃よりさまざまな書籍、雑誌、冊子などを見ておくことが大切です。とくに自分が好きな本やデザインには注目しておいてください。 次回の課題を授業の終わりに提示するので、その準備が必要です。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 授業内で適宜指示する 【参考書/Reference books】 「本はこうしてつくられる」アリキ作 日本エディタースクール出版部 「標準 校正必携」日本エディタースクール出版部 「DTP印刷デザインの基本」柳田寛之 玄光社 「なるほどデザイン」筒井美希 MDM 「野中モモの『ZINE』小さなわたしのメディアを作る」野中モモ 晶文社 授業中に適宜、提示 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法/Evaluation】 作品提出(50%)、レポート課題(20%)、授業の参加度(30%) 【評価基準】 授業への参加、課題の提出状況が、おもな評価の対象となります。 課題の提出だけではなく、毎回のコメントシートへの記述内容も評価に関わります。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 授業などにて、適宜行う。 |
備考 /Notes |
【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 ・この授業は、編集者としての実務経験のある教員による授業であり、雑誌や書籍制作における企画の立て方や校正などの経験を生かして実践的授業を行うものです。ZINEの制作においては、講師と1対1の面談を通して、テーマの掘り下げや表現について各自の制作手法に合わせた指導を行います。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html