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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 児童文学・日本B/Children's Literature: Japan (B) (Lecture) |
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担当教員(所属)/Instructor | 奥山 恵 (人間総合学部児童文化学科) |
授業科目区分/Category | 児童文化学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 火/TUE 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
日本現代児童文学の史的アプローチ |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、1960年代以降の現代児童文学から代表的な作品を取り上げ、その作品の書かれた背景や内容を具体的に読み味わうことを通して、日本児童文学の歴史的変遷を理解する。また、自分の児童文学観や子ども観をより豊かにすることができる。 |
授業概要 /Course description |
日本児童文学研究。児童文学史の時代区分として、1960年代から現在にいたる「現代児童文学」をあつかう。その代表作・問題作について、時代背景や児童文学状況と関連させながら、その歴史的意味や普遍的価値を考察することを目的とする。テーマとして、現代児童文学の出発期にあたる1960年代から、1970年代末の「タブーの崩壊」、その後に多様化する現在までの児童文学の歴史的変遷を検討する。講義が中心だが、適宜意見を述べてもらう場も設ける。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:授業の進め方、とりあげる作品、注意点などのオリエンテーション 児童文学の道徳性・教訓性について 第2回:〔戦争児童文学①〕長谷川潮「ぞうもかわいそう」 第3回:〔戦争児童文学②〕那須正幹『ねんどの神さま』など 第4回:〔現代児童文学出発前夜〕1945年~1959年の児童文学状況について 第5回:〔現代児童文学出発期①〕佐藤さとる『だれも知らない小さな国』など 第6回:〔現代児童文学出発期②〕神沢利子『くまの子ウーフ』など 第7回:中間レポート作成。レポートの書き方について。 第8回:〔70年代へ〕宮川ひろ『先生のつうしんぼ』など 第9回:〔メルヘン〕あまんきみこ『車のいろは空のいろ』など 第10回:〔ファンタジーの展開①〕角野栄子『魔女の宅急便』など 第11回:〔タブーの崩壊〕川村たかし『昼と夜のあいだ』など 第12回:〔ボーダーレス/YA〕川島誠「セカンド・ショット」など 第13回:〔ファンタジーの展開②〕上橋菜穂子『精霊の守り人』など 第14回:〔現在〕森絵都『クラスメイツ』など 第15回:最終レポート作成。まとめ。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
(予習)初回に配布する作品リストに従い、中心的にとりあげる作品は必ず読んでから、授業にのぞむこと。プリントで配布できない参考書や長編作品(半期で数冊)については、購入または図書館で借りるなどして、各自入手すること。 (復習)授業では、中心的にとりあげる作品はもちろん、適宜関連作品もふくめて、広く解説を加えるので、その中で興味をもった作品については積極的に読み味わってほしい。 各授業における予習復習の時間数の平均は4時間程度の予定。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 初回に、作品リストを配布する。 【参考書】 『多層性のレッスン』(奥山恵著 りょうゆう出版)※電子版もあり |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 毎時間内に書いてもらうリアクションペーパーの内容(15%)、授業への参加度(15%)、および2回の課題レポート提出(70%)により評価する。 【評価基準】 授業内のリアクションペーパーは、授業内容を整理した上で自分の考えを記述している点、課題は適切な作品選定と論の構成で、自分なりの考えを展開している点を評価基準とする。 【課題に対するフィードバックの方法】 リアクションペーパーは点検のうえ返却する。レポートも採点結果を提示する。いずれの場合も,必要があれば補足コメントを付す。 |
備考 /Notes |
【討議など】作品についての感想や意見を述べる機会を設ける。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html