![]() |
| 科目一覧へ戻る | 2026/03/18 現在 |
| 科目名/Course title | 児童文学・北欧/Children's Literature: Nordic (Lecture) |
|---|---|
| 担当教員(所属)/Instructor | 上倉 あゆ子 (人間総合学部児童文化学科) |
| 授業科目区分/Category | 児童文化学科専門科目 |
| 授業形態/Type of class | 講義 |
| 開講期/Semester | 2026年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
| 開講曜限/Class period | 木/THU 3 |
| 対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
| 対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
| 単位数/Credits | 2 |
| 副題 /SubTitle |
北欧の児童文学に親しみ、その果たす役割について考える |
|---|---|
| 授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
①北欧のこども・若者向け文学の大まかな流れとその特徴を知る ②北欧のこども・若者向け文学作品に親しみ、そこで扱われているテーマとその背景を理解する ③北欧のこども・若者向け文学を通して、こども・若者のための本が果たす役割と、比較対象として日本における状況についても考えることができる |
| 授業概要 /Course description |
この授業では、19世紀末から現代までの北欧(主としてスウェーデン)のこども・若者向けの文学を概観し、それぞれの国のそういった文学の歴史とその背景、主要な作家とその作品について、幅広く知識を習得することを目的とする。 授業を通して、特にスウェーデンにおいて顕著に見られる“タブーを破る”児童文学についての理解を深め、こども観の相違や変遷、そして児童文学の果たす役割について検討することを目標とする。 授業では、内容理解度確認のため、リアクションペーパーの提出を求める。学期末には、記述中心の最終テストを実施する。また、学期中に必須課題としてブックレポートの提出を求めるので、その際にこれまで触れたことのない作品とじっくり向き合ってほしい。 |
| 授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:北欧の国々と児童文学 北欧諸国、および、その児童文学・こども文化について概観する 第2回:こどもの本のめばえ 北欧の民話・伝承に親しむ(北欧の子どもの本の背景にある民話・伝承の特徴について知る)、19世紀末~20世紀初頭のこどもの本を巡る状況について(子どもの本が一般に普及する前後の状況について知る) 第3回:人気絵本作家の登場 スウェーデンを中心に、19世紀末から20世紀初頭に登場して活躍したベスコフなどの絵本作家とその作品を知り、どのような傾向が見られたのかを確認する 第4回:20世紀前半のこどもの本 『ニルスのふしぎな旅』を中心に取り上げ、20世紀前半の北欧児童文学の特徴とそこに見られる道徳観について確認する 第5回:リンドグレーンと「ピッピ」① アストリッド・リンドグレーンの生涯と作品について(『長くつ下のピッピ』などの作品に触れた上で、リンドグレーンの著作活動とその特徴について知る) 第6回:リンドグレーンと「ピッピ」② リンドグレーン作品の中でも特に、困難を抱える子どもを描くもの(『はるかな国の兄弟』『ミオよ、わたしのミオよ』など)に注目し、作家の意図や作品が果たす役割について検討する 第7回:ヤンソンと「ムーミン」① トーヴェ・ヤンソンと「ムーミン」シリーズについて(作品に触れた上で、「ムーミン」誕生の背景やシリーズにみられる特徴を知る) 第8回:ヤンソンと「ムーミン」② トーヴェ・ヤンソンと「ムーミン」絵本について(作品に触れた上で、「ムーミン」絵本それぞれの特徴を知る) 第9回:こどもの本とナンセンス レンナット・ヘルシングの作品とナンセンス(マザーグースを題材とした資料を参照しながら、こどもの本とナンセンスの関係について考える) 第10回:こどもの本とリアリズム 1960-70年代の北欧社会と児童文学の傾向を知り、こどもの本が読者(こども)にとって現実的な問題を取り上げることについて考える 第11回:多様化する児童文学 様々な作品の具体例に触れながら、1980年代以降のテーマ・技法などの多様化について知る 第12回:ヤングアダルト文学の流れ 20世紀前半からの北欧におけるヤングアダルト文学の流れを見る。ヤングアダルト文学が何をどのように描くか、北欧の児童文学・ヤングアダルト文学に見られる「おとな」と「こども」について考える 第13回:絵本を読み解く スウェーデンの絵本作家Pija Lindenbaumの作品を例に、今日の北欧の絵本が何をどう描いているのかをより具体的に知り、絵本の可能性について考える 第14回:北欧のこどもと文化 Pija Lindenbaumの絵本を原作とする映画『リトル・エッラ』視聴(第13回までの授業内容をふまえて、こども・おとなの描かれ方を見る) 第15回:最終テストと振り返り 提出されたブックレポートに関するコメント、学期の振り返りを行なった上で記述式のテストを実施する |
| 準備学習・履修上の注意 /Notices |
初回授業からの受講を原則とするため、必要があれば必ず連絡相談をすること。特別に認められる事情がない限り、授業が複数回進んでからの受講・履修は認めない。 【予習】事前に配付された資料がある場合は、必ず目を通してから授業に出席すること。北欧の児童文学作品に日頃から積極的に触れるようにし、どのような作品があるのか、どういった作家であるのか等の予備知識を得るように努めること。 【復習】配付資料について、授業内だけではなく、時間をかけて読み直す時間を確保すること。学期中に配付される資料はきちんと整理し、振り返りをしっかりとできるようにしておくこと。 以上のことから、予習・復習には4時間程度が必要と想定される。 |
| 教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 指定なし。授業内で適宜資料を配布する。 【参考書】 『新版 北欧学のすすめ』(2020)東海大学文学部北欧学科編、東海大学出版部 『英米児童文学ガイド: 作品と理論』(2001)日本イギリス児童文学会編、研究社 『児童文学の教科書 新装改訂版』(2025)川端有子著、玉川大学出版部 ※その他、授業内で随時案内する。 |
| 成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業時のリアクションペーパー40%、ブックレポート30%、最終テスト30% なお、次のいずれかに該当する場合は成績評価の対象外とする。 ・特別な理由なく3回連続欠席 ・出席が3分の2に満たない ・指定された課題(ブックレポート)を提出していない ・最終テストを受けていない 【評価基準】 リアクションペーパー、ブックレポート、最終テストの記述から①~③の達成目標について判定する。授業内容を理解し、自分の気付きや考えを自分の言葉で記述できていること。 ①北欧のこども・若者向け文学の大まかな流れとその特徴を知る ②北欧のこども・若者向け文学作品に親しみ、そこで扱われているテーマとその背景を理解する ③北欧のこども・若者向け文学を通して、こどものための本が果たす役割と、比較対象として日本における状況についても考えることができる 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 リアクションペーパーについては、次回授業にて全体に向けてコメント・質問への回答を行ない、学期末にまとめて返却する。ブックレポートについては、提出後の授業内で全体に向けてコメントをする。ブックレポート・最終テストについては時間の都合上、返却はしない。 |
| 備考 /Notes |
この授業では、受講者間での意見交換のため、グループディスカッションを行なうことがある。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diplomapolicy/