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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 児童文学・北欧/Children's Literature: Nordic (Lecture) |
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担当教員(所属)/Instructor | 白石 弘子 (人間総合学部児童文化学科) |
授業科目区分/Category | 児童文化学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 火/TUE 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
フィンランド児童文学を中心に読む |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
フィンランドを中心とした北欧の文学作品を通して、それぞれの国の世界観や文化への理解を深めると同時に、自分自身の価値観を見つめなおす。 |
授業概要 /Course description |
この授業では、フィンランドの児童文学を中心に北欧のさまざまなジャンルの作品を邦訳と未邦訳で紹介します。作品に現れる北欧の世界観や価値観をどう捉えるか、自分なりに考えることがテーマです。自分の考えを他者に伝え、他者の考えを知るために、グループワークでのディスカッションやプレゼンテーションを行います。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:フィンランドと北欧について 第2回:言葉に現れる国民性 フィンランド語の特徴に現れる国民性を、フィンランドの物語(レーナ・クルーン『明かりのもとで』など)から探る。 第3回:フィンランドの神話『カレワラ』と北欧神話の世界観について 第4回:童話 ノルウェーやフィンランドの寓話(マリア・ヴオリオ『リスとツバメ』など)を読む。 第5回:ファンタジー トーベ・ヤンソンの「ムーミン」シリーズなどから、自然観や多様性について考える。 第6回:グループワーク① レーナ・クルーンの『木々は八月に何をするのか』(末延弘子訳、新評論)の一話「いっぷう変わった人々」を読み、グループに分かれて意見交換する。 第7回:型破りな主人公たち フィンランドの低学年向けのシリーズ物(マリヤッタ・クレンニエミ『オンネリとアンネリのおうち』など)や、ノルウェー、スウェーデン(アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』など)の型にはまらない主人公たちの声を聴く。 第8回:グループワーク② ティモ・パルヴェラの『マウとバウの新しい家』(末延弘子訳、文研出版)を読み、グループに分かれて意見交換する。 第9回:「わたしとは、わたしたちである」 レーナ・クルーンの言葉「わたしとはわたしたちである」をキーワードに、リトアニア、スウェーデン、フィンランド(ティモ・パルヴェラ『月までサイクリング』など)の作品から、繋がっていることの大切さを考える。 第10回:絵本の世界 「ムーミン」シリーズやフィンランドの絵本を中心に、絵と言葉の関係性を考える。 第11回:グループワーク③ 思い出の絵本を持ってきてグループ内で読み聞かせをし、グループ内のおすすめの一冊を話し合いで決める。 第12回:グループワーク④ 各グループのおすすめの一冊をクラス内で発表する。 第13回:ヤングアダルト文学 フィンランド(サラ・シムッカ「ルミッキ」シリーズなど)とスウェーデン(マッツ・ヴォール『マイがいた夏』など)のヤングアダルト小説を読む。 第14回:死生観 フィンランド(レーナ・クルーン『太陽の子どもたち』など)とスウェーデン(アストリッド・リンドグレーン『はるかな国の兄弟』など)の作品から、死を通した生の見方を考える。 第15回:学期末レポートとまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
毎授業のリアクションペーパーも重視する。自分がどう受け止めたか、考えを書くこと。グループワークでは事前に課題を配布もしくは指示するので、それを読み、自分なりの考えをまとめておくこと。各回の授業外学習時間(予習・復習)は4時間程度。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 指定なし。授業で適宜配布する。 【参考書】 指定なし。第一回目の授業で、授業で取り上げる作品と作家一覧を配布する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 学期末レポート(40%)、毎授業のリアクションペーパー(30%)、授業への参加度(30%) 【評価基準】 毎授業のリアクションペーパー:感想ではなく自らの考えを記述している。 授業への参加度:リアクションペーパー、グループワークへ積極的に参加している。 学期末レポート:授業で取り上げた作品を完読したうえでテーマを理解し、持論を展開している。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 毎授業のリアクションペーパーへのコメントは2回目以降の授業内で返し、学期末レポートはmanaba courseで回収し、manaba courseでコメントを返す。 |
備考 /Notes |
この授業は、ディスカッション、グループワークを取り入れている。授業内で扱う作品だけではなく、関心のある本を積極的に読んで、自分の考えを豊かにしてほしい。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html