科目名／Course title	創作演習ＡⅡ／Creative Writing (A) Ⅱ (Seminar)
担当教員（所属）／Instructor	野坂　悦子 (人間総合学部児童文化学科)
授業科目区分／Category	児童文化学科専門科目
授業形態／Type of class	演習
開講期／Semester	2024年度／Academic Year 　前期／SPRING
開講曜限／Class period	火/TUE　3
対象所属／Eligible Faculty	人間総合学部児童文化学科／Faculty of Human Studies Department of Children's Culture
対象学年／Eligible grade	1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数／Credits	2

副題 ／SubTitle	言葉を深め、表現力をさらに磨く
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	創作演習Iに引き続き、子どもの文化を形作る様々な種類の文章の価値を認めつつ、言葉への理解をいっそう深めます。絵本の文章や紙芝居の脚本を書くための応用力を修得することを目指します。また日本の伝統的な表現形式、俳句を通して、省略の仕方を学び、行間の読み方を深めます。それぞれの形式の特徴と違いを理解したうえで、試作を発表することができます。
授業概要 ／Course description	毎回、順番に簡単な発表をおこなってもらいながら、授業を進めていきます。発表内容と関連させながら、さまざまなテーマと形式で文章を書いてもらいます。表現やテーマに迷う人には、個人的にアドバイスを行います。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第1回：絵本を考える－文章の違いを考える 第2回：童話から絵本へ－構成を考えたうえで文章を書く 第3回：むかしばなしと紙芝居（入門） 第4回：むかしばなしと紙芝居（応用） 第5回：俳句を作る（入門） 第6回：俳句を考える（応用） 第7回：童話と紙芝居　―　表現の違いを考える 第8回：詩と絵本（入門）　 第9回：詩と絵本（応用） 第10回：翻訳を深める（入門） 第11回：翻訳を深める（応用） 第12回：ノンフィクションの絵本（入門） 第13回：ノンフィクションの絵本（応用） 第14回：作品発表 第15回：創作と子どもたちの未来
準備学習・履修上の注意 ／Notices	日常生活のなかで心に残る表現、出来事と出会ったら、書き留めておいてください。なぜそれが気になったか、考える習慣をつけてください。それが自分自身の言葉と出会い、創作世界を作るうえで役立つはずです。この演習では創作の完成のため、自宅作業が必要になる場合もあります。日本語と発想の違う英語表現も意識するようにしてください。 本授業の予習・復習にはおおむね４時間を想定しています。   【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】 　指定なし 【参考書】 『紙芝居百科』（企画制作　紙芝居文化の会）童心社、2017年 『絵本の力』（河合隼雄、長田弘、松居正、岩波書店)2001年 『フランダースの犬』（ウィーダ作、野坂悦子訳、岩波書店）2003年
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】 様々な表現に取り組む姿勢、提出作品や発表内容が評価の対象となります。 授業への取り組み・参加態度４０％、提出作品、レポート内容３０％、試験３０％ 【評価基準】 授業への取り組み・参加態度や、提出作品、レポート内容、試験結果を評価の基準とします。 授業への参加度：積極的に発言し、授業へ参加している レポート：授業で扱ったテーマを理解し、持論を述べることができる 試験：授業で扱ったテーマに関する問題に解答できる 【課題（試験やレポート）に対するフィードバックの方法】 レポート、リアクションペーパーにコメントを返します。理解度確認テストのあと、解答の解説を行います。
備考 ／Notes	この授業は翻訳家、絵本・紙芝居作家として実務経験のある授業による授業であり、執筆から出版に至るまでの経験を生かして、実践的授業を行うものです。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html