科目名／Course title	伝承文学／Traditional Literature (Lecture)
担当教員（所属）／Instructor	間宮　史子 (人間総合学部児童文化学科)
授業科目区分／Category	児童文化学科専門科目
授業形態／Type of class	講義
開講期／Semester	2025年度／Academic Year 　前期／SPRING
開講曜限／Class period	火/TUE　3
対象所属／Eligible Faculty	人間総合学部児童文化学科／Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科／Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科／Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年／Eligible grade	2年 , 3年 , 4年
単位数／Credits	2

授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	「児童文学入門Ｂ」の内容を踏まえ、さらに昔話についての理解を深めることを目標とする。世界の様々な地域に類似の構成やテーマをもつ昔話が存在するが、いくつかのテーマに沿って昔話を比較し、昔話の比較研究の方法とその意味について理解することをめざす。
授業概要 ／Course description	口伝え昔話の文法をおさえたうえで、昔話の比較について学ぶ。同じ話型に属する昔話、人間が異界を訪問した話、人間と異類との婚姻を語る話、といったテーマに沿って、主に日本とヨーロッパの昔話を具体的に比較する。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第1回：導入：昔話の文法（1） 第2回：昔話の文法（2）日本の昔話 第3回：昔話の文法（3）ヨーロッパの昔話 第4回：昔話の比較研究（1）シンデレラ 第5回：昔話の比較研究（2）アジアのシンデレラ 第6回：昔話の比較研究（3）赤ずきん 第7回：異類婚姻譚（1）異類婿　日本① 第8回：異類婚姻譚（2）異類婿　ヨーロッパ① 第9回：異類婚姻譚（3）異類婿　日本② 第10回：異類婚姻譚（4）異類婿　ヨーロッパ② 第11回：異類婚姻譚（5）異類嫁　日本① 第12回：異類婚姻譚（6）異類嫁　ヨーロッパ① 第13回：異類婚姻譚（7）異類嫁　日本② 第14回：異類婚姻譚（8）異類嫁　ヨーロッパ② 第15回：試験とまとめ
準備学習・履修上の注意 ／Notices	授業で扱った昔話のテキストをよく読み直して授業内容をおさえること。不明点・疑問点がある場合は次回たずねること。また、授業で指示した課題がある場合はそれを行うこと。それ以外にも、様々な昔話を読んだり、紹介した参考書を読んだりすること。 各回の授業外学習時間は、平均４時間程度と想定される。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】 プリントを配布する。 【参考書】 小澤俊夫.『昔話のコスモロジー　ひとと動物との婚姻譚』．講談社学術文庫, 1994.  小澤俊夫編著．『昔話入門』．ぎょうせい, 1997（第5版, 2001）. 小澤俊夫．『グリム童話集200歳　日本昔話との比較』．小澤昔ばなし研究所, 2012. 間宮史子．「昔話における人間と動物―日本とドイツ語圏の動物婿譚の比較」．朝日由紀子責任編集．『人間と動物をめぐるメタファー』（アウリオン叢書06）．弘学社, 2008. その他、授業で随時紹介する。
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】 学期末試験（60％）、複数回のリアクションペーパー（40％） 【評価基準】 学期末試験：授業で扱った内容をきちんと把握して解答できている。 リアクションペーパー：自分なりの気づきや考えを記述している。 【課題（試験やレポート）に対するフィードバックの方法】 学期末試験は採点後に返却する。リアクションペーパーに書かれた質問や意見については、次回授業内で紹介し、回答やコメントを共有する。
備考 ／Notes	この授業は講義形式で行う。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html