![]() ![]() |
科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | ネオ・ファンタジーB/Neo Fantasy (B) (Lecture) |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 井辻 朱美 (人間総合学部児童文化学科) |
授業科目区分/Category | 児童文化学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
『ハリー・ポッター』以前と以後 |
---|---|
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
児童文学ファンタジーの流れは、1997年の「ハリー・ポッター」シリーズ登場以降大きく変化した。映像およびネットのテクノロジーを背景にした、新しい世界観、新しい表現方法である。この講義では、それらの視点から新しい作品群を見直し、またそのルーツにある20世紀前半作品からの流れを概括することを目的とする。 この授業は、カリキュラムにおいて「専門的な知識の習得」を学ぶもので、人間社会の基盤となる子ども・大人・社会の関係について、子どもにかかわる文化や文学についての理解と知識を持つこと」を目指している。 |
授業概要 /Course description |
「Ⅰ」に引き続いて、「ネオ」と呼ばれる作品群が、「ハリー・ポッター」シリーズと並機を一にするごとく、日本においても誕生し、小野不由美、上橋菜穂子、荻原規子、梨木香歩らの女流が欧米のファンタジーの影響を受けつつも、アジア特有の神話や素材を大胆に展開しはじめた流れを見てゆく。冒頭では「ネオ・ファンタジー」の特質をよく示す『エラゴン』(パオリーニ)、そののち日本のネオ・ファンタジー作品群に目を移してゆく。 なおメインの一冊として『ファンタジーを読む』(井辻朱美、青土社、2019)を用いる。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:現代ファンタジーへのイントロダクション① 第2回:現代ファンタジーへのイントロダクション② 第3回:現代ファンタジーへのイントロダクション③ 第4回:動物イメージの変遷(ドラゴン) 第5回:映像と児童文学(ロアルド・ダール) 第6回:日本のネオ・ファンタジーの歴史 第7回:小野不由美『十二国記』① 第8回:小野不由美『十二国記』② 第9回:上橋菜穗子の世界 第10回:荻原規子の『RDG』 第11回:『RDG』② 第12回:翻案と児童文学 第13回:つくも神 第14回:特撮について 第15回:まとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
歴史的な視野をつねに持ちながら、そこに作品、現象を配置して理解するようにしてほしい。 教科書ではなくプリントを使用するので、予習は必要ないが、授業後にそのプリントに記載されている参考図書を読む、また授業で一部だけ紹介された映像の全編を見るなど、1時間から2時間の復習時間を取ってほしい。 今期は特に授業で見てもらえない映像部分を個人でアクセスしてじっくり見てほしい。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 そのつどの資料・PDFなど 【参考書】 『ファンタジー万華鏡』(井辻朱美、研究社、2005) 『ファンタジーを読む 『指輪物語』から『ハリー・ポッター』へ、そしてネオファンタジーへ』」(井辻朱美、青土社、2019 ) |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 レポートの独創性・丁寧さ(85%)平常の参加度など(15%)をもとにし、総合点60%以上を合格とする。 【評価基準】 レポート2000字程度による。自分で選んだ課題に意欲的に取り組んだかどうかに注目する。また毎回の課題へのリアペを評価対象にする。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 課題などにコメント等を返す。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html