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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 児童文化・子ども論/Children's Culture: Perspectives on Children (Lecture)
担当教員(所属)/Instructor 田澤 薫 (人間総合学部児童文化学科)
授業科目区分/Category 児童文化学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 火/TUE 4
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
受講生がそれぞれに興味関心や専門の学修のなかで認識している「子ども」とは、異なる視点から子どもを捉えてみようとすることで、対象理解の視野を広げることをねらいとする。子どもそのものから物理的にも時間的にも距離をとることで気付かされることがあり、かえって、子どもの理解が深まったり広がったりする実感を得ることで、子ども理解の新たな方法論を身につけることも目標である。
授業概要
/Course description
子どもは社会や文化のなかでどのような存在として認識されてきたのか、すなわち「概念としての子ども」を探ることにより、子ども観の多様性や可変性を知り、子どもを「再発見」していく。
毎回の授業では、子どもをめぐる時事的なトピックスや実践場面の事例を取り上げ、子どもの同時代(史)を子どものイメージから捉え、真の子どもの姿に迫りたい。
子どもをめぐる言語、文化、歴史、法制度と子どもの権利の観点等を取り込んで多角的に分析し、「現代における子どもの育ち」、「子ども期と大人期の境界」、「子どもが大人になる意味」を考える。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:イメージとしての子どもー「子どもらしさ」の定義をめぐって
第2回:法制度からみる子ども
第3回:「子ども学」が捉える子ども期
第4回:子どもが「じぶん」を生きるために
第5回:子どもの本当の気持ちを探る
第6回:子どもの主体性を育むーある保育現場の事例から①(歴史研究の事例分析)
第7回:子どもの主体性を育むーある保育現場の事例から②(今日の保育映像)
第8回:子どもの主体性を育むーある保育現場の事例から③(幼年童話作品)
第9回:子どもと学校
第10回:子どもの目、大人の目
第11回:子どもの育ちを支える「もの」
第12回:子どもの意思の根っこを探る
第13回:絵本やおはなしと子ども
第14回:子どもの論理と大人の都合
第15回:まとめ(試験と振り返り授業)~子育てと子育ち~ 
準備学習・履修上の注意
/Notices
準備学習:ご自分の子どもへの関心や学びに、別の視点からの子ども理解を加えることへの関心・期待をもって参加してください。毎回の授業の内容は、各回で完結すると共に、ほかの回の内容と関連しています。授業内で紹介する文献(絵本を含む)を、読み味わって自分なりの感じ方や考えを意識化しておくことで、次の話への連関が実感できるようになります。
履修上の注意:授業中に感じたり考えたりしたことは、ノートに言語化しておくと忘れません。別の回の授業内容につながっていくことが実感できると、子ども理解が複層的に多角的になって、子ども論の面白さが感じられると思います。
本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。
  【授業外学修の内容】
[予習] 授業内で予告・提示した資料の読み込み等
[復習]授業ノートのまとめ/リアクションペーパーに対する教員コメントを踏まえた授業の振り返り
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
特になし。
講義レジュメを配付します。各自でダウンロードしてご準備ください。

【参考書】
授業内で紹介します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
授業参加(50%):毎回のリアクションペーパー
試験:(50%)

【評価基準】
毎回の授業リアクションペーパー:授業内容が理解されていることと、興味関心を向けて感じたり考えたりしたかを確認します。
試験:授業内容をふまえた出題です。知識を問う問題ではなく、授業を受けての考えの変化を自己洞察する問題です。授業の配布資料・ノート等、持込み可。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
受講生には毎回の授業時にリアクションペーパーの記入を求めます。教員にはリアクションペーパーは次回授業までに読み、次回授業に必要に応じて補足説明を行うと共に、授業形態に応じた可能な方法で受講生の学修が深まることをねらいとした講評を毎回行います。
備考
/Notes
特になし

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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