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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 発達心理学基礎演習B/Introduction to Developmental Psychology B (Seminar) |
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担当教員(所属)/Instructor | 菅原 ますみ (人間総合学部発達心理学科) , 堀口 康太 (人間総合学部発達心理学科) |
授業科目区分/Category | 発達心理学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 月/MON 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,大学院文学研究科博士課程(前期)発達心理学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Developmental Psychology |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
心理学研究を理解する基礎を体験的に習得する |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
1年次前期の発達心理学基礎演習Aに続き、この授業では、心理学研究を理解する基礎を体験的に習得する。ねらいは2つあり、①心理学の文献を読むために必要な基礎用語や概念、理論について、自ら発表したり評論したりすることを通して習得することと、②心理学の実践現場における研究テーマの発見を体験的に実践し、研究における仮説構成の基礎を習得することである。2年次に開講される、さらに進んだ心理学学術論文購読へのステップであるとともに、心理学実験Ⅰ・Ⅱの入門として位置づけられる。 【達成目標】 ・心理学の専門用語や基本的概念を知る。 ・能動的な学びを通して自身の問いをたてる。 |
授業概要 /Course description |
①の文献の購読では、文献の購読を中心とする。テーマに基づき、心理学研究について多様な角度から深い理解を得ることをめざす。そのためには、文献に書かれたことを鵜呑みにせずに、批判的姿勢をもって購読するという学びを繰り返し経験する。 授業のねらいを実現するために「立ち止まって考える」「学習者自身が問をたてて検討を深めていけるようにする」という積極的な学びを重視して授業運営を行う。②の実践現場における研究テーマの発見では、実践現場から心理学的な問いを立てインタビューを実施し、結果のまとめを発表することにより、現場に役立つ心理学研究についての視点を獲得するとともに、プレゼンテーションの技能を磨く。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
履修生を2グループに分け、全体ガイダンスの後、各教員が7回ずつ順にローテーションしながら担当していく。2グループのうち、ひとつでは「心理学の基礎用語・概念・理論の体験的習得」により文献の概要を発表し討論を行う。もうひとつでは「心理学の実践現場でのテーマ発見」により実践現場として“児童相談所”をとりあげ、疑問に思ったことをまとめてインタビューを実施し、インタビュー結果について発表をおこなう。2グループの授業の流れは以下の通りである: 第1回:第1回 全体のイントロダクション <心理学の基礎的な用語・概念・理論を自ら発表をおこなうことで体験的に 身に付ける> 第2回 文献講読:初めての心理学講義(1)見ることを科学する:視覚の認知心理学 第3回 文献講読:初めての心理学講義(2)勉強に王道はないか:記憶と理解の心理学 第4回 文献講読:初めての心理学講義(3)先の手を読む:思考・問題解決・推理 第5回 文献講読:初めての心理学講義(4)喜怒哀楽を感じる心:感情心理学入門 第6回 文献講読:初めての心理学講義(5)社会における人間:社会心理学入門 第7回 文献講読:初めての心理学講義(6)精神の物質的基礎:脳と意識 第8回 文献講読:初めての心理学講義(7)人の行動や心の進化:進化心理学入門 <実践現場でのテーマの発見> 第 9回:児童相談所に関する概要を知る 第10回:児童相談所の業務について知りたいことを整理する。 第11回:疑問に思ったことを整理する(インタビュー項目をつくる) 第12回:インタビューを実施する 第13回:インタビュー結果をプレゼンテーション資料としてまとめる① 第14回:インタビュー結果をプレゼンテーション資料としてまとめる② 第15回:まとめた結果をプレゼンテーションする |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
*発表される文献については、全員必ず事前に目を通しておくこと *発表担当者は、①の文献の購読では、事前に文献を精読して概要について簡潔に レポートするためのプレゼン資料を作成する。コメント担当者は各テーマについて 文献を精読し、かつ発表者の発表を踏まえたうえでコメントを発表する。 ②の実践現場における研究テーマの発見では、インタビュー項目の作成や実施、結 果のまとめについて主体的に作業を進める。 *ゼミの場では積極的に討論に参加すること *授業の詳細については、第1回授業時にて指示する 各回の授業外学習時間(予習・復習)には 4 時間程度かかると想定される 。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 文献講読:『心理学の謎を解く-初めての心理学講義-』繁枡算男・丹野義彦(編) 医学出版2009 【参考書】 授業のなかで随時紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 課題(40%)、授業への参加(発表内容・問いに対するコメント・意見交換)(60%) 【評価基準】 課題提出があること、発表内容・コメント内容およびレポート内容が 要求されている水準に達していること 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 個別にフィードバックするか,または次回以降の授業でフィードバックをする。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html