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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 発達臨床心理学概論/Principles of Clinical Developmental Psychology |
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担当教員(所属)/Instructor | 高木 紀子 (人間総合学部発達心理学科) |
授業科目区分/Category | 発達心理学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology |
対象学年/Eligible grade | 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
生涯発達の段階と発達支援 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
人間の典型的な発達における発達段階と発達課題をおさえた上で、発達のつまずきや、何らかの心理的な困難に対して、どのような発達支援が必要であるかについて理解する。子どもの理解においては、発達心理学や臨床心理学等の知見を核としつつ、社会や文化的要因を加味した洞察ができるよう、理解を深める。また、発達に何らかの困難を抱えるある具体の事例において、どのような指導や支援が必要か見立て、それに対応する支援の手立てを一つ以上、説明することができる。これら3点を本授業の目標とする。 |
授業概要 /Course description |
臨床の現場を理解するには発達の視点が不可欠である。また、臨床の現場においてこそ発達の根本問題が見えてくる。本授業では、発達的観点に基づいて人を理解し支援することの実際について学ぶ。 本授業では、まず、生涯発達の視点から、各発達期における発達理論と発達課題について概観する。その後、知的障害、発達障害、不登校、身体障害等の障害等の特性と、対応する支援等について考える。学齢期の学習上のつまずきに対する指導・支援についても扱う。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 オリエンテーション、発達と臨床 (教科書p2-7) 第2回 発達と臨床 (教科書p8-19) 第3回 胎生期から乳児期の発達と支援 (教科書p20-35) 第4回 学齢期の発達と支援 (教科書p36-41) 第5回 学校における学習面のつまずきと指導・支援, 学校の生活と発達:不登校,いじめ,非行という問題 (教科書p41-47, 144-145) 第6回 思春期・青年期における発達と支援 (教科書p48-59, 146-159) 第7回 開発教育・予防教育―日々の目配り・児童生徒の把握 第8回 開発教育・予防教育―行動療法的アプローチ、SST、コグトレ 第9回 成人期、高齢期における発達と支援、障害とは何か (診断・治療・支援・受容) (教科書p60-71, 136-137, 160-165) 第10回 知的障害 (教科書p72-83) 第11回 発達障害①(教科書p114-127) 第12回 発達障害② (教科書p128-137) 第13回 身体障害、視覚障害、聴覚障害 (教科書p84-89, 100-113) 第14回 言語障害、失語症 (教科書p90-99),虐待 (教科書p138-141) 第15回 まとめ・フィードバックと試験 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
(事前学習) ・各回ごとに次回のトピックに対応する教科書を読み、わからない単語や関連する事項について自身で調べておく。 (事後学習) ・各回ごとのトピックについて,理解しきれなかった事項について,自身で調べておき ,「消化不良」を起こさないようにする。 各授業における事前・事後学習平均時間数は4時間程度を想定。 (その他) ★manaba courseまたはGoogle Classroomを利用することがあります。そのため、PC、スマートフォンやタブレット端末からアクセスして登録するようにしてください。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書/Text books】 ・麻生武・浜田寿美男 (編) 『よくわかる臨床発達心理学 第4版』(2005) ミネルヴァ書房 【参考書】 ・授業の中で紹介することがあります。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法/Evaluation】 授業のリアクションペーパー(40%)、テスト(60%)による。 【評価基準】リアクションペーパーの設問に正しく答えられているか、「何を学んだか」については単なる感想ではなく、授業で何を学んだかを簡潔にまとめられているか、授業内容に対する自分の考えや気づきを記述しているかを評価する。テストはA4の紙1枚にまとめたものを持ち込み可とし、知識の習得のみならず、事例の困難の見立てと対応する支援についての論述問題も含めて評価する。 【課題に対するフィードバックの方法】 2回目以降、授業において、前回のリアクションペーパーについての設問の解説、記載内容についてのコメントを返す。 |
備考 /Notes |
【反転授業を取り入れている】 【ICTを活用した双方向型授業を取り入れている】 【この授業は、公認心理師、臨床心理士の資格を有し、福祉現場での実務経験のある教員による授業であり、臨床経験を生かして実践的授業を行うものです】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html