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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 心理学研究法Ⅱ/Psychological Research Methods Ⅱ |
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担当教員(所属)/Instructor | 堀口 康太 (人間総合学部発達心理学科) |
授業科目区分/Category | 発達心理学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 2 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
本授業では、「①地域参画と課題解決の実践」と「②卒業論文の構想の検討」の2本柱で授業を展開する。「①地域参画と課題解決の実践」においては、特に福祉分野の支援機関の課題を学び、受講生が課題の解決方法を考え、支援機関の職員に提案すること、「②卒業論文の構想の検討」では、4年生の卒論執筆に向けて、卒論のテーマと方法を検討し、学期末に構想を発表できるようになることを目指す。 |
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授業概要 /Course description |
① 地域参画と課題解決の実践 児童福祉施設の協力を得て、「福祉施設の地域支援における課題」を施設の職員から提示してもらう。そのうえで、受講生なりの解決策を考え、施設の職員に提案しフィードバックをもらう。 ② 卒業論文の構想の検討(研究法Ⅱの範囲の到達目標) 教員と共に受講生が自分自身でテーマを設定する。自分自身のやりたいことを明らかにするために教員および受講生同士で議論したり、文献を読んだりすることを通して、卒論の構想を描き、4年次からのアンケートやインタビューガイドの作成に備える。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 オリエンテーションとゼミ開き 授業の内容の紹介、ゼミ生同士の交流のためのワークを行う 【①地域参画と課題解決の実践】 第2回 施設の概要についての学習 教員の研究成果をもとに施設についての基礎知識をつけ、自らも文献を読む。 第3回 施設からの話題提供 福祉施設から課題を提供してもらい、その課題について理解を深める。 第4回 課題解決に向けた議論① 課題の内容を整理し、グループでの議論を開始する。 第5回 課題解決に向けた議論② グループ討議を通して、課題に関する理解を深め、解決策を考え始める。 第6回 課題解決に向けた議論③ 理解を深めた課題について議論し、真に解決が必要な課題を洗い出し、対策を立てる。 第7回 課題解決に向けたプレゼンテーションの準備① 解決が必要な課題と解決策をまとめ、提案可能な具体的な解決策を立案する 第8回 課題解決に向けたプレゼンテーションの準備② 提案可能な具体的な解決策を紹介するスライド、チラシ、動画等を作成し、プレゼンテーションに備える。 【②卒論作成のための構想】 第9回 リサーチクエスチョンの検討 教員や受講生同士で議論しながら、卒論で検証したい自分なりのリサーチクエスチョンを複数検討する。 第10回 リサーチクエスチョンを深める 教員や受講生同士で議論しながら、検討したリサーチクエスチョンからもっとも自分が調べたいと思うものを選択する。 第11回 仮説の検討、面接ガイドの検討 教員や受講生同士で議論しながら、質問紙調査の場合は研究仮説を検討する。インタビュー調査の場合は面接ガイドの内容を検討する。 第12回 研究に使用する項目や測定尺度の検討 教員や受講生同士で議論しながら、自身のリサーチクエスチョンや仮説に合致する質問項目、測定尺度を探索し、自身の考えと合致するものを選択していく。 第13回 卒論構想プレゼンテーションの準備① 教員や受講生同士で議論しながら、リサーチクエスチョン、研究仮説、質問項目、面接ガイドなど、自身の研究に関する構想をスライド資料にまとめる。 第14回 卒論構想プレゼンテーションの準備② 教員や受講生同士で議論しながら、リサーチクエスチョン、研究仮説、質問項目、面接ガイドなど、自身の研究に関する構想をスライド資料にまとめる。 第15回 地域参画の解決策と卒論の構想発表会 現場の課題解決に関する発表(前半45分)と卒論構想プレゼンテーション(後半45分)を行う。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
① 地域参画と課題解決の実践 ・グループ作業が中心となるため、遅刻や欠席に注意してください。特に欠席した場合は、他のメンバーにその日の進捗状況等を確認するようにしてください。 ・施設の話題提供については、実際の福祉施設の見学等、フィールドワークを実施する予定です。 ② 卒業論文の構想の検討 ・受講生が知りたいこと、調べたいことを尊重して進めます。 ・授業以外でも個別の面談(1on1ミーティング)を設けて、受講生の方が調べたいことをかたちにできるように進めていく予定です。 ・授業時間外の予習復習もお願いすることがあります。 以上の2つに共通して、受講生同士の交流も大切にして進めていきます。授業では適宜、グループワークを用いて交流を深めていく予定です。 本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
教科書、参考書は授業内で適宜提示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 ① 地域参画と課題解決の実践、② 卒業論文の構想の検討の2つへの取り組みを総合して評価する(平常点評価) 【評価基準】 1.グループワークでの発言、役割等積極的に担っているかどうか。 2.教員とやりとりをしながら主体的に卒論作成に取り組めているかどうか。 3.地域参画の解決策の発表、構想発表に主体的に取り組めているかどうか。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 ① 地域参画と課題解決の実践、② 卒業論文の構想の検討、いずれにおいても受講生との個別のやりとりを大切にして、適宜、個別にフィードバックを行っていく。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 【この授業は、公認心理師の資格を有し、主に福祉領域での実務経験があり、専門社会調査士として調査研究経験を有する教員による授業であり、それらの経験を活かした実践的授業を行うものです】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html