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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 精神疾患とその治療/Psychiatric Disorders and Treatments |
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担当教員(所属)/Instructor | 木部 則雄 (人間総合学部発達心理学科) |
授業科目区分/Category | 発達心理学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 月/MON 1 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
精神疾患の理解と援助 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
本授業では、心理専門職として臨床現場に望む際に、必要な精神疾患の概要を学ぶものである。精神医学は旧来は狂気として、疾患というより神憑りや社会から排除されるものとして存在していた。また、精神医学には絶対的な指標がなく、これは他の疾患ではありえないことである。つまり、感染症であれば異常な血液所見、糖尿病であっても同じことである。昨今の画像診断の進歩で、多くの疾患は可視的にもなっている。しかし、精神医学には、こうした診断技法がなく、経験的力量に任されている。こうした現状を踏まえながら、アナログな精神医学の概論を学ぶことをしてほしい。この授業はディプロマ・ポリシィの「臨床的な問題とそれらへの対応に関する専門知識」に対応するものである。 |
授業概要 /Course description |
本授業では、精神医学の概論、各疾患論に関して講じる。殆どの人は実際の精神疾患を患っている人との出会いはないために、DVDなどを多用することで、できるだけリアルに体験してもらうように配慮する。一方的な講義にならないように、時にはグループでのディスカッションなど中心にして、其々の精神疾患への理解を深める。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
授業計画は概ね以下の通りである。 第1回:精神疾患の概論① 第2回:精神疾患の概論② 第3回:統合失調症① 第4回:統合失調症② 第5回:双極性感情障害 第6回:鬱病 第7回:パニック障害 第8回:強迫性障害 第9回:依存症 第10回:摂食障害 第11回:パーソナリティ障害 第12回:発達障害 第13回:精神科法律など司法関連 第14回:精神科治療 薬物療法 第15回:精神科治療 心理療法など |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
精神科疾患に関する出版物、映像などは数多くあり、こうしたものに触れることで、予め人のこころや精神疾患、発達障害などに関心を持ってほしい。 各回の授業外学習時間(予習・復習)には 4 時間程度かかると想定される 。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 特になく、適時必要時にはPPTの資料などを配布する。 【参考書】 『標準精神医学』尾崎紀夫他編 医学書院 『看護のための精神医学』中井久夫+山口直彦 医学書院 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業への出席と毎授業ごとの小レポート(40%)、課題レポート(40%)、発表(20%)などによって、評価する。 【評価基準】 小レポート:適切に授業内容が理解していることが必須であり、これを簡潔にまとめることができるかどうか。 課題レポート:授業で扱ったテーマを理解し、精神疾患に関する十分な知識の習得を基にして持論を展開できる。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 小レポートに関しては、次の授業の時に口頭で復習的意味を含めて伝える。課題レポートについても、授業中に詳細に伝える。 |
備考 /Notes |
本講義においては、講義中の質問は自由であり、いつでも質問を受け入れる。また、DVD視聴後に、討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている。この際、グループでのワークを取り入れている。 本授業は、精神科医として医療現場での実務経験のある教員による授業であり、それらの臨床経験を生かして実践的授業を行うものです。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html