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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/14 現在

科目名/Course title 臨床心理学特講B/Clinical Psychology B (Specialized Lecture)
担当教員(所属)/Instructor 吉沢 伸一 (人間総合学部発達心理学科)
授業科目区分/Category 発達心理学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2025年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 木/THU 3
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
精神分析/精神分析的臨床の諸理論とその実践について学ぶ
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
現在数多くある心理療法やカウンセリングの諸理論は、その源流をたどればフロイトが創始した「精神分析」にいきつきます。精神分析内外において、フロイト理論は批判的に検討され新たな理論が生み出されたり、ある一部がより精緻化され発展を遂げてきました。どのような臨床的援助を実践する上でも、基礎的知識として、精神分析的な理解や思考様式に触れておくことには意義があると考えられます。
授業概要
/Course description
まずはじめに、現在の日本における臨床心理学的援助の中における、精神分析あるいは精神分析的臨床実践の位置づけを確認していきます。
次に、フロイト以前に「心の病」がいかに扱われていたのかを概観した上で、フロイトの創始した精神分析の成り立ちと発展、さらにフロイト以後に彼の考えを基盤にして(あるいは修正して)重要な発展を遂げた諸理論と、それに寄与した精神分析家の臨床姿勢を取り上げていきます。
後半では、より実践的な素材を用いて、今日の精神分析/精神分析的臨床実践が情動経験に根差した成長促進的モデルであることを検討していきます。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:オリエンテーション
第2回:精神分析/精神分析的臨床とは何か
第3回:精神分析の成立以前
第4回:精神分析の成立
第5回:フロイト中期理論①
第6回:フロイト中期理論②
第7回:フロイト後期理論
第8回:自我心理学
第9回:クライン
第10回:ポスト・クライン派
第11回:ウィニコット
第12回:現代の精神分析
第13回:精神分析的発達論および精神分析的観察
第14回:精神分析的臨床の実際(成人)
第15回:精神分析的臨床の実際(児童)
準備学習・履修上の注意
/Notices
【授業外学修の内容】
各回の授業外学習時間(予習・復習)には4 時間程度かかると想定される。
講師が提示する参考図書を積極的に活用し、理解を深めることが望ましい。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】使用しない。
【参考書】授業内で、必要に応じてお知らせします。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】レポート課題1回(60%)、毎回のリアクションペーパーの取り組み(20%)、授業への参加度(20%)

【評価基準】レポートでは、講義で扱ったテーマを理解していることを確認する。さらに、自分なりの興味関心を大事にして、より理解を深めようとする姿勢を大切にする。授業終了後のリアクションペーパーは、感想だけではなく、ご自分の考えが記述されていることを重視する
【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
レポートにはコメントをします。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】
【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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