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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 司法・犯罪心理学/Forensic and Criminal Psychology
担当教員(所属)/Instructor 渡邉 泰洋 (基礎教育センター)
授業科目区分/Category 発達心理学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 木/THU 3
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
・司法・犯罪分野に関係のある法令及び制度について概説できること。
・犯罪、非行、犯罪被害及び家事事件についての基本的事項を概説できること。
・司法・犯罪分野における問題に対して必要な心理に関する支援について説明できること。
授業概要
/Course description
 上記目標を達成するために、本講義は以下の3部構成とする。第1に、司法制度の諸問題に関連して、犯罪・非行・家庭内紛争の処理に関連する制度、法令、関連機関、心理職の種類と役割について説明する。第2に、心理学的犯罪原因論として、国内外の代表的な犯罪学理論に触れる。第3に、刑事司法機関に対する心理学的支援として、具体的な心理技法を概説し、それらに関わる現代的な課題について検討する。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:司法・犯罪心理学の意義
第2回:司法制度(1):刑事事件の処理
第3回:司法制度(2):少年保護事件の処理
第4回:司法制度(3):家事事件の処理
第5回:司法制度(4):矯正(犯罪者・非行少年の施設内処遇)、保護(犯罪者・非行少年の社会内処遇)
第6回:心理学的犯罪原因論(1):人格と犯罪
第7回:心理学的犯罪原因論(2):知能と犯罪
第8回:心理学的犯罪原因論(3):環境犯罪学における犯行者心理
第9回:小テストと解説
第10回:司法機関に対する心理学的支援(1):プロファイリング、ポリグラフ検査
第11回:司法機関に対する心理学的支援(2):供述の心理学、刑事責任能力、精神鑑定
第12回:司法機関に対する心理学的支援(3):類型別犯罪者の処遇(性犯罪者、薬物犯罪者など)
第13回:司法機関に対する心理学的支援(4):被害者支援
第14回:まとめ
第15回:試験と解説
準備学習・履修上の注意
/Notices
 各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定される。
 「憲法」、「法とは何か」、とくに「犯罪学概論」の科目と併せて履修することで、法制度、法的思考方法、犯罪・非行問題についての全体的理解が可能となり、相乗的学修効果が期待できる。
【授業外学修の内容】
毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
守山正、安部哲夫(編著),『ビギナーズ刑事政策』(第3版補訂版),成文堂,2023年.
ISBN:978-4-7923-5391-9
守山正、小林寿一(編著),『ビギナーズ犯罪学』(第3版),成文堂,2024年(公刊予定).
その他、適宜、授業中に参考文献を紹介する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
学期末試験(60%)、小テスト及びレポート(20%)、毎授業のリアクションペーパー(20%)

【評価基準】
試験及び小テスト:授業で扱ったテーマに関する問題に解答できる。
レポート:授業で扱ったテーマを理解し、持論を展開できる。
リアクションペーパー:毎授業のリアクションペーパーは単なる感想ではなく自らの考えを記述できる。

【課題(試験やレポートなど)に対するフィードバックの方法】
試験及び小テスト:採点後返却し、解答の解説を行う。
リアクションペーパー:適宜、授業でコメントする。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】
【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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