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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 児童文化・民俗と子ども/Children's Culture: Folklore and Children (Lecture)
担当教員(所属)/Instructor 蓼沼 康子 (人間総合学部児童文化学科)
授業科目区分/Category 発達心理学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 木/THU 4
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
授業では、子どもが社会的存在であること、子どもの多様性から子どもとは何かを考えていく。子どもが、偶然にも生まれ落ちた社会の一員として生きていくことは、その社会の様々な約束事を身につけていく過程でもある。言語をはじめとした文化を自らのものとしていく過程は、非常にその内容とともに非常に多様であることから、子育てや家族の多様性について学ぶことを目標としたい。

授業概要
/Course description
子どもをいかなる存在ととらえるかは、社会によって異なるものである。子どもは誕生の時点から自ら属する社会の中でその文化を身につけながら育っていく。社会や文化の違いは、子どもの育て方、子どもへの接し方、子どものもつ意味、子ども観の違いになる。それぞれの社会は、新たなメンバーである子どもを社会化し、文化を内面化させることにより、その存続が可能となり、その一方で子どもは、社会に適合な存在となっていくのである。子どもを社会との関係から考えていきたい。
ここでは、民俗学や文化人類学の立場から子どもとは何かを考えていく。伝統的な日本社会での子どもの扱われ方や、子どものもつ意味について検討し、子どもの成長に伴う儀礼やしつけのあり方を見ていく。子どもをとりまく存在としての家族や親子関係についても検討していく。さらに他の文化の子どもをみることにより子どもの多様性についてもふれていきたい。また、子どもを持つことの意味、女性と子どもの問題など現代社会の問題も含めて検討していきたい。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
1.子どもとは何か
2.子どもと文化
3.人の一生と子ども
4.子ども期の存在
5.日本人の一生
6.子どもの価値
7.婚姻と子ども
8.子どもと家族
9.家族とは何か
10. 親子とは何か
11 .日本社会における子ども観
12.育児担当者の必要性
13.子どもの社会化
14.家族の変容
15. 社会・家族・子ども
準備学習・履修上の注意
/Notices
授業には積極的に参加し、発言してほしい。
子どもとは何か、について図書や新聞などから情報を得て、自分の考えをもつようにしておいてほしい。
本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。
【授業外学修の内容】
毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書/Text books】
特になし。

【参考書/Reference books】
授業中に提示する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法/Evaluation】
試験あるいはレポート(80%)授業への参加態度(20%)
総合評価60%以上で合格とする。

【評価基準】
試験:授業で扱ったテーマに関する問題に解答できる
レポート:授業で扱ったテーマを理解し、自分の意見を述べることができる
授業への参加度:積極的に発言し、授業へ参加している

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
課題などにコメント等を返す
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】


科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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