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科目一覧へ戻る | 2020/04/16 現在 |
科目名/Course title | 初等教育演習A/Seminar for Child Care and Primary Education A |
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担当教員(所属)/Instructor | 椎橋 げんき (人間総合学部初等教育学科) |
授業科目区分/Category | 初等教育学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2020年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 水/WED 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業のねらいは、以下の5つである。 ①多様化している保育施設の造形活動に柔軟に対応できる視野を持つ ②非言語によるコミュニケーションについての感性を養う ③造形活動を行う保育現場の経験を経ることで子どもの多様な感覚、表現について知見を得る。また児童コースの学生は図画工作の授業現場に行き、主に造形あそびについて理解を深める ④小学校教育で重要な理解として乳幼児の発達を知り、図画工作について幼小連携を視野に理解を深める ⑤4年次に向け自己の保育(学校教育)の課題を探る 達成目標:今現在の多様化している保育現場や図画工作科の様子を理解し、それぞれの保育方針に対応できる造形活動を行うスキルが身につく。感性においても、5感を駆使し感じたことに対する自らの思いや考えを持つことができ、そのプロセスにおける違う価値観を持つ他者を認める思考と心の許容を得ることができる。また、非言語が主となる子どもの興味関心を読みとく力を造形活動や鑑賞を行うことで習得する。 将来、教育者・保育者となる者として教科指導や教育・保育の各領域に関する理論と方法について学び、また教育・保育現場で生じる問題に対しての専門的研究と課題解決に向けた教育・保育実践に繋がる研究視点や手法を学び、卒業研究に繋げる力を培う。 この授業はディプロマポリシーの中の「子どもをめぐる社会や文化の状況を理解し、子どもの心身の発達を十全に保証する場と機会を創り出そうと努力することができる」に対応している。 |
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授業概要 /Course description |
・授業計画前半では、一斉保育における製作活動や図画工作で行う製作を実践し、その活動の意味を探り、子どもの育ちへの課題や問題点を批評的視点を持ってグループワークで抽出する。この製作活動は部分実習や責任実習、教育実習に対応できることも視野に入れている。 ・中盤では子どもに関わる映像鑑賞を行う。そこから自己の考えを柔軟に持ちつつ、学生それぞれの価値観や認識を感じ認めていくグループワークを行う。 ・後半は子どもと保育(学習)と造形活動(図画工作)を結び付けていく糸口を探りに、実際の現場に出向き、実体験を通して考えていく。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:オリエンテーション(授業毎の持ち物の確認と内容や意図の説明) 第2回:製作について考える1(テーマ決め) 第3回:製作について考える2(作成) 第4回:製作について考える3(作成) 第5回:製作について考える(ふりかえり) 第7回:映像鑑賞① 第8回:映像鑑賞② 第9回:映像鑑賞③ 第10回:映像鑑賞のふりかえり 第11回:幼稚園・保育園(福祉施設)・小学校現場・研究会等における課外活動① 第12回:幼稚園・保育園(福祉施設)・小学校現場・研究会等における課外活動② 第13回:幼稚園・保育園(福祉施設)・小学校現場・研究会等における課外活動③ 第14回:幼稚園・保育園(福祉施設)・小学校現場・研究会等における課外活動④ 第15回:実践のふりかえり |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・1年次履修科目「図画工作」を基盤とした授業になります。ふりかえられるように資料等の準備をしておいてください。また、作品は写真等(スケッチも可)で記録していきますので、それに伴うノートやファイル(スケッチブックが望ましい)を準備してください。 ・この授業は実技・実践活動がメインになります。成績評価も授業参加の「意欲・態度」に重点をおいています。積極的な活動の参加をお願いします。 ・製作の作成時は授業毎に必要な素材や用具の準備を忘れないようにしてください。 ・実践活動では日程の調整が必要になります。授業を最優先できるようにしておいてください(ただし、他の授業と重複しないように)。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【参考書】 ・平田智久.『感じて考えて行動する子どもを育てる 毎日が造形あそび0~5歳児』(第3版).株式会社学研教育みらい.2013 ・辻泰秀.『図工・美術教育へのアプローチ 造形教育の手法 えがく・つくる・みる』.(株)萌文書林.2017 ・内野務.『造形素材にくわしい本 子どもが見つける想像回路』.日本文教出版社株式会社.2016 ・村田夕紀・内本久美.『カンタン!スグできる!製作あそび』(第8版).ひかりのくに株式会社.2011 ・村田夕紀.『いっしょに楽しく!0・1・2・3歳児の季節の製作』.ひかりのくに株式会社.2015 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法評価基準】 ・ポートフォリオの提出(40%):各回の授業の様子や活動内容を自主的に自由記述で記録し、ポートフォリオとして提出。そこから「授業主旨の理解度」「資料添付」「添付資料に対する解説」、これら3点を評価基準とする。 ・授業における参加意欲、態度(60%)/実技に対し、「実技を伴う演習に積極的に参加し自ら問いを持ちそれに向けた取り組み(アクティブラーニング)を行っているか」、また、グループ学習では「積極的に意見交換を行っているか」、実践活動では「現場での積極性」の3点が評価基準(出席点はないものとするが、欠席した際には各自で手段を考え、その授業の内容は必ずおさえておき、こちらに示すこと)。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】 |