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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2022/09/16 現在

科目名/Course title 初等教育演習/Seminar for Child Care and Primary Education
担当教員(所属)/Instructor 目良 秋子 (人間総合学部初等教育学科)
授業科目区分/Category 初等教育学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2022年度/Academic Year  通年/ONE-YEAR
開講曜限/Class period 水/WED 5
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 4
副題
/SubTitle
子ども理解(対象者理解)と子育て支援
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
教育者・保育者を目指す者としての子ども理解と子育て支援についての理解を深める演習である。さまざまな領域からの研究にふれることで子どもを理解する方法を学ぶとともに、2年次までの基礎的専門学習をふまえて、各自の関心のあるテーマについて研究を深め、卒業研究につなげる力を培うことを目標とする。

この授業はディプロマ・ポリシー中の「子ども一人一人をかけがえのない存在としてとらえ、その個性を尊重しながら知性と感性をともに育んでいくことができる。」「子どもをめぐる社会や文化の状況を理解し、子どもの心身の発達を十全に保証する場と機会を創り出そうと努力することができる。」「人間の生涯発達を見通し、子どもに必要な支援を与えることができ、また保護者にも適切な情報や助言を提供することができる」に対応している。

授業概要
/Course description
前半は、子育て支援にかかわる学生それぞれの興味・関心のテーマで先行研究や研究方法について調べ学習を行う。中盤では、エスノグラフィーを中心に、子ども理解のための研究手法を参考資料の『子どもエスノグラフィー入門』(柴山 2006)をもとに学び、後半では各自の関心テーマで研究・発表をしたり、子育て支援活動の支援方法や課題について考察する。また、本学の子育て支援ルーム“りすぶらん・あんふぁん”の活動を企画・実践し、実際の子育て支援活動への参加を通して子育て支援への理解を深める。
また、卒業研究に向けて、文献探索・データ収集方法、結果のまとめ方なども学ぶ。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:イントロダクション 
第2回:親子関係からの子ども理解
第3回:社会・文化のなかの子どもたち-障害をもつ子ども・特別な配慮を必要とする子どもの理解
第4回:子ども理解の方法1:エスノグラフィー フィールドでの参与観察
第5回:子ども理解の方法2:エスノグラフィー フィールドノーツ作成と質的理解
第6回:子ども理解の方法3:インタビュー・対話
第7回:文献探索・データ収集方法および研究における倫理的留意点
第8回:研究テーマの検討
第9回:研究資料収集
第10回:子育て支援活動①:地域の子育て支援活動について知る
第11回:子育て支援活動①:「すこやか」の子育て支援活動から実践を考える
第12回:子育て支援活動①:実際の子育て支援活動の実践を知る
第13回:子育て支援活動①:振り返り
第14回:子育て支援のあり方について
第15回:研究資料整理・まとめ
第16回:個人研究の中間発表
第17回:様々な子育て支援:子ども図書館の取り組み
第18回:様々な子育て支援:地域の子育てCafe・子ども食堂の取り組み
第19回:様々な子育て支援:子ども発達センター
第20回:様々な子育て支援のまとめ
第21回:子育て家庭の現状
第22回:子育て家庭の課題
第23回:子育て支援活動②:企画
第24回:子育て支援活動②:準備①作成
第25回:子育て支援活動②:準備②作成
第26回:子育て支援活動②:振り返り
第27回:研究データ結果整理
第28回:研究結果の考察
第29回:研究発表と討論①
第30回:研究発表と討論②
※第29回・第30回は登壇者が異なる。登壇者以外は質疑応答に参加する。
準備学習・履修上の注意
/Notices
各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定される。
状況により、学外の子育て支援施設等の見学や学内の子育て支援活動を実施する場合がある。
事前学習:次回の授業内容に関する資料を収集・要約する。
事後学習:各授業の内容を整理し、課題に関するレポートを作成、提出する。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
指定なし。

【参考書】
『子どもエスノグラフィー入門』(柴山,2006)など、授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
課題(30%)と発表(20%)、授業への参加度(50%)により評価する。

【評価基準】
子ども理解の方法や子育て支援の方法と意義について理解し、持論を展開できる。また、適切なテーマ設定がなされており、論文の構成に沿ってレポートを作成している。

【課題に対するフィードバックの方法】
課題に対するコメントを次の授業で行う。
備考
/Notes
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】

・授業内容のほかに、学生個人の関心あるテーマで作業を進める部分もあり、それぞれのテーマでまとめ、発表(発信)する機会もある。
・課題については、積極的意見や参考となる意見などがあった場合には履修者同士で共有することがある。
・子育て支援ルーム“りすぶらん・あんふぁん”の企画・準備・実践は授業時間以外に行われる場合もある。

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